気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

#Kenshi 139:彼女の旅が終わる時

クロコは1人、奴隷制の終わった世界を歩き始める。

ブリンクの町では、1人の逃げ遅れた敵を檻から解放し、別れた。

ブリンクで見かけた、奴隷商の調停者のセリフも印象的だった。

自ら作物を育て、町を造るくらいなら、世界が崩壊した方がマシという、狂い果てた価値観。
そんな価値観を誰が育て、定着させてしまったのだろう……
最初から廃墟だった、都市連合の「自由保有住居」。

ロンゲンが姿を消してしまったため、この地もまた廃墟のまま……

復興フラグが立たないまま終わってしまう事となった。
本来ならティンフィスト達「反奴隷主義者」がこの地に町を造るはずなのだが……
その南、スプリングに立ち寄り、戦勝報告を行う。

ええ~~ 本当か~~~
うーん、でも、確かに射撃援護無しで戦うと、ティンフィストでも危ないかもしれないな、あれは。
ティンフィストがその栄誉を讃え、部下達も喝采を送る。

いつもの通りの鍛錬を続ける中での、静かな祝勝会だった。
今後は、我らが「打倒すべき巨悪」とならないよう、気を引き締めて行かなければならないだろう。
不安なのは、これだ。

皇帝テングは所詮お飾り。
結局、散々検索を掛けてみても、トレーダーズギルドのボス、ロード・ロンゲンの失踪はイベントではなく不具合にしか思えない。
この問題は本プレイでは未解決のまま終わってしまう事となる。
都市連合は辛うじてその存在を維持したままとなってしまう。
スプリング以南は……

もう平和を取り戻した後だし、パスしておこうか。
いずれ邪悪なスケルトン&魚人どもの殲滅はやらねばならんが。
南からの帰り際、慣れ親しんだご近所さん、「漁村」に立ち寄り、

ケジメを付けておく。

あのアイゴア率いる大軍の出発地点となったのはここだ。
共に海賊と戦い、和気あいあいと治療したスケルトン侍とも斬り結び、勝利を刻んで去っていく。
この地もまた、都市連合の支配域から変更される気配は無い。

買い物は出来ないし、ベッドも利用できない。
今後は、出来るだけ訪れないようにしよう。
イベント予定表に、貴族最後の抵抗が出現。

ステータス80台の侍四名による襲撃は、それなりに強敵ではあったが、放置して勝てる程度の物でしかなかった。
一応、クロコを急いで戻らせてはいたが、杞憂に終わった。
エッジ3の武器を持参してきてくれただけの事だったな…… ご苦労さん。
ヘングに向かって出発。

都市連合の巡回部隊も、今となってはダスト盗賊感覚で倒せるようになってしまったか。
ここで、衝撃の告知がイベント表に現れる。

噂に聞く、「アイゴアは増える」と言う噂は本当だった。
クローンのように複数存在する仕様なのか、ただの不具合か……
前回と同規模の敵が再び来たとして、勝てない相手では無いだろうと見て旅を続けていると、このレイド告知はいつの間にか自然消滅していた。
なんだかなぁ。 結局不具合かねぇ
獄中の彼が…… あるいは、何かのフラグの妨げになっているのだろうか?

ヘングに到着。

貴族の屋敷を再襲撃。

やはり、どこを探してもロンゲンの姿は無い。
本当なら、立ち上がった農民が独立を果たしているはずだが、ロンゲンを殺せなかったため状況は変わらず。
これからもこの町は飢えたまま、悲惨な状況が続く事になるのか……
スロートの町へ。

廃屋混じりではあるが、ここは平和だなぁ 行き交う人も多く、穏やかに歩いている。

テックハンターの所有する90人規模の町、か。
ここはKenshi達の憩いの場として発展が期待出来そうだ。
まぁここの住民の種類の豊富なこと!

顔を合わせれば喧嘩になる連中もいるだろうな……
しばらくの間、混乱が続くのは仕方あるまい。
次の目的地、ヘフトへの移動中、剣士の一団と会話。

感謝された後、同道を依頼する事が出来る事に気付く。
このゲームのタイトルはKenshi。折角だから着いてきてもらうとしようか。
まだ侍との戦いもあるかもしれないし。

ヘフトの町へ。

おお、ここも市民の勝利か! 門番の派閥は剣士!

都市の所有は「帝国農民」へと移行していた。

やったぜ! 三桁規模の平民の町の誕生だ!
これで飢えた農民の生活拠点が砂漠にも確立される事だろう。
おや、足枷を外されていない奴隷がフラフラとやって来た。

これは解錠してやらねば。

ところがどっこい、時代は変わっても、ゲームの仕様的にはまだ奴隷解放は犯罪行為……

こりゃいかん。町の人達と戦闘になる前にさっさと出発!
続いて、ショーバタイへ。

おや? 門は閉じ、門前には侍衛兵…… ここはまだ奴らのテリトリーなのか。

慌てて砲座へと駆け上がる侍達を切り捨てて行くが…… 何やら後方では大規模戦闘が起きている。

「漂流者」と「剣士」の激戦があったようだ。可能な限り治療をして行ったが……

何人かの命は救う事が出来なかった。
で、すっかり勘違いしていたけど、この町の貴族は前回不在だったため、倒していない。

ロード・ナガタとその配下を倒し……

まったく…… こいつらは、本当に……

ロード・ナガタ、死亡。 これでショーバタイの町も解放フラグが立った。
後に訪れた際、所属は帝国農民、衛兵も剣士に変わっていて、市民の独立が果たされていた。

続いて、バークの町へ。

ここも平和そうだ。
この町も、門番は剣士。 所属は帝国農民。

良かった…… グレートデザートはもう、大丈夫だ。
これでブリンクとヘングも解放出来たらすっきりするのになぁ…… 厄介な不具合だ。

南方の赤都市は、魚人と第二帝国だから仕方ないし……
これで、やれる事は全てやってしまったか。
いや、まだ南東の食べ残し以外にも、1つだけ攻略していない敵拠点があったな。
何かのフラグになる可能性だってある。
出来る事は全部やってしまおう。
やってきました、「テングの大金庫」。

都市連合が重犯罪人をブチ込むという巨大刑務所だ。
おお、ここは満腹の侍達がゾロゾロと群れをなして番をしているじゃないか。

相手にとって不足なし!!
斬って、

囲まれて、

逃げて、

また斬りに戻る。

ここでの戦いは、実にKenshiらしい醍醐味のある最後の戦いとなった。
傑作の鎧を身に付けた「軍曹」や、メイトウの十手を装備した「大金庫の管理人」等、手強い敵が多く、三度目の襲撃でようやく攻略する事が出来た。

ありがとう、侍達。 いい戦いだったよ。
善人では無いのかもしれないが、囚人は全て解放。

うーん、ここにいるというユニークキャラとは会えなかったな。
条件次第でいなくなると聞いたような気がする。しゃーなし。
そうそう、休ませてもらおうと、「オクランの盾」を訪れたのだけれど……

ここは開発者側のフラグ管理のミスにより、ホーリーネーション領の廃墟になってしまっていた。

これじゃもう店もベッドも使えないじゃないか…… アイコン赤だし……
こういう世界情勢の変化はかなり後になってから追加された要素との事で、色々詰めの甘い部分が残っているらしい。
Kenshi2が完成したら、この辺りも公式で修正して欲しいなぁ
旅を続けていると、ティンフィストの仲間達とすれ違い、陽気に同道を申し出てくる。

強烈な戦闘力に反し、この気さくさ、これが不気味でもあるんだよなぁ
強者の余裕ってヤツか。
彼らはまた(元)反乱農民や放浪者に喧嘩を売って暴れだし、危うさは相変わらず……
北上し、チェックを忘れていたポートノースにも訪れる。

ここも無事解放されたようだ。

剣士達の力にも頼らず自分達の力で生きている農民達。 逞しい。
続いて、シミオン砦を訪れる。

シミオンのおっちゃんに挨拶をしようと思ったのだが……

おや…… もう、引き払った後? それとも……
資材や食料もそのまま、拠点内は荒れている。

引っ越しをした、と言うより…… どうもこれは、もう…… 彼らは……
その後……
「バスティオン砦」でカニバルハンターのリーダー、ロブンに挨拶し、

「世界の果て」でマシニストのリーダー、イヨとフィンチに挨拶し、

「不老忍者の村」でモールに、

「モングレル」でアークに、

「アドマグ」でエサタに、

それぞれ挨拶を済ませた。
彼らの反応は以前と同じ。
どうやら、「世界の変化」は…… これで終わったようだ。
アドマグの城では、牢から出して念入りにバグマスターを斬り、片足の切断には成功したが……

いくら斬っても死なず、あまりにも時間が掛かりすぎたため、そのままシェクに預け、去る事にする。
旅を終え、ガットに帰還する。

そこに待っているのは、穏やかな日常の風景。

さあ、最後の別れを済ませよう。

「高速で撤退」状態で走り出すアイゴア。
しかし、例え素手であろうとも、立ちふさがる敵を前に逃げ出す彼ではなかった。

163ダメージ。

一撃で老齢クラブを昏倒させ、戦いを続けるアイゴア。
これにはルミちゃんも激おこ。
強い。 そして硬い。

ルミ、無理をするな。もげる前に後退し、愛ちゃんを治療するんだ。
それでも、やはり武器受けの出来ない素手では長持ちはしない。
間もなく倒れ……

おっと、装備を頂こうかと思ったら、起きてきてしまったか。
最後まで付き合うよ、アイゴア。

逃げる気は、無いんだな…… じゃあ、これでお別れだ。
何度でも付き合ってやる。

そうだ。流石だ。貴族の連中とは違う。
片足は折れ、胸部など既に-74だと言うのに、すぐに立ち上がって戦い続けるその姿、尊敬に値する。
ああ……

ああ…… これで、終わりか……
グリム、セタ、ヴァルテナ、フェニックス、バグマスター、第二帝国軍、そしてアイゴア……

お前達の時代に別れを告げよう。

死んでいった者達のためにも、この世界の行く末が平安である事を、切に願う。

この先、「2」で過去が描かれる事はあっても、「この世界」の未来が描かれる事はない。

ここから先の、彼女達の未来…… それは、思い描く事しか出来ない世界。

プレイヤーも見ることが出来ない遥かな世界で、これからも彼女の戦いは続いていくのだろう。

それでも、今日、荒野の世界の片隅で……

1人の剣士の旅が、終わった。
続く。