果たして「貴族の怒り」の実態とはいかなる物なのか……！！
事に……
ええ、はい、ならないんですねぇ
結論から言いますと、今回も襲撃は不発……
なんというか、今回の不発レイドで、どこかの地形に引っかかってるとかではなく、システム的な問題なのかなぁ、となんとなく分かったような気がしなくもない。
何の裏付けもなく、適当にそう考えているだけだけど、
・都市連合の報復発動
・しかし、プレイヤー拠点「メッメ堂座」は都市連合の範囲外
・都市連合領内のプレイヤー拠点(休憩小屋等)は全て留守
・発動したレイドの行く先が無く、発生しない
こんな感じになってるんじゃないかなぁ……
残念なような、ホッとしたような……
そこを行くと、ハウンズなんかは結構遠征して襲ってくれてたんだよなぁ
もう気にしない事にして、探検を続けよう。
いよいよ目的の遺跡は目の前……
世界の東端に辿り着こうとしているというのに、出てくる敵は「反乱農民」。
食い詰めて已む無く食料目当ての襲撃を仕掛けてくる、哀れな都市連合帝国の犠牲者……
負けるはずもなく、あっさりと蹴散らせてしまう。
だが……
流石は世界の端……
いやぁ、いっぺんにアイアンスパイダー11機とか死ぬわー
おまけに酸性雨！ こりゃ慎重に進まなきゃヤベェぞぉ
あの丘の上まで進めば、ようやく……
見えた！ 「工場」だ！
期待通り！ あの「ボロ小屋」と同じタイプの遺跡という事は、AIコアも眠ってそうじゃあないかっ！
建物端の坂道の上には……
ズラリ……
ひえっ…… 殆どは機能停止しているとは言え、軽く10体以上はいるぞ、ここのスパイダー……
二人と一匹で勝てる場所じゃなさそうだ。
それに、この地形……どこかの動画で見覚えがあるぞ。
どこかにボスが混じっているはず……
いた。
やつの名は「スパイダー工場長」！
まさか、スパイダーロボシリーズは、ここで生産されているのか……！？
工場長のステータスはかなーーーり高い。
しかも、確かこいつはメイトウ持ちだったはず……
無策でこのまま突っ込めば敗北は必至。
しからば、一匹ずつ釣りだして叩く！
いや、まぁ、結果から言うと、この作戦は完璧に上手く行ったんですがね……
この坂道地形、実に曲者ッ……！！
まず、地形を突き抜けて落ちたりめり込んだりは当たり前。
雑にするとこんな感じなのだけれど……
実際の所は……
この赤い部分。スロープ側面に見えない壁が存在している。
この仕様のせいで、まあ変な挙動しまくることこの上なし。
敵スパイダーは必ずこのスロープ下を経由して来るし、狭い所でギチギチ戦う事になって判定が取れず、攻撃不発も多くなる。
仲間同士の治療もやりにくいったらありゃしない。
そんなスロープ下に寝袋を敷き、一発が重いスパイダーからのダメージを一戦毎にゆっくりと治療し、完治したらまた一戦、という実に気の長い戦い……
増えていく敵の残骸さえ、時間経過で消滅していく長期戦……
到着時 485日目 時刻16時
↓
ボス戦開始 488日目 時刻04時
いやぁ、長かった……
この遠征の間、ずっと筋力パックを持たされたままで、セトやホクトの筋力なんかバリバリ上がっちゃってもう……
流石に武器の相性が悪く、この程度のダメージしか出ない！
やはり火力不足ッ！ 頼みの綱のブングルは何をやっているのか……
やっと来た！ この狭い地形に上手く入る事が出来ず、大きく回り込んで方向転換しなければならなかった模様。
にしても、階下に続いてこの周辺も相当地形の当たり判定がおかしいぞ……
↑の画像でもユキが敵を見失って棒立ちになってるし……
工場長も強かったけど、真の強敵は地形だった……
どうにも、図にした以上に見えない壁に阻まれて移動経路が絞られ、敵を見失っている感じがする。
すぐにユキとクロウが画像右下の梱包パックみたいな狭い狭い壁際の部分に入り込んで詰まってしまうので、逐一呼び戻して戦わせなければならず、そうしてモタモタしている間に一方的に殴られたり……
スクショでは一見なんでも無さそうな感じなのに、見た目以上に厄介な戦いを強いられるが……
ブルの突進が決まり始めれば、後は早かった。
三日間掛かった工場攻略戦も、ようやく決着！
メイトウの「杖」、ゲットだぜ！
これは金属バット担当のミウさん行きだなぁ
そして…… 読みどおり、この場所のお宝は並では無かった。
AIコア3、赤本2、青本4、の大収穫！ やったぜ！
スパイダーから剥ぎ取ったスケルトンパーツなんかも、持って帰れば義肢作りに役立つだろう。
これだけお強い工場長をこのまま死なせてしまうのは惜しい。
特訓相手としてはイマイチなボンク＆スクリーマーの代わりに、連れ帰ってスパーリングパートナーになってもらおう。
丁度、到着から丸三日が経過する夕刻、「工場」を後にした。
工場から更に北東、世界の端の端に位置するもう一つの遺跡も気になるけど……
工場長を担いだままでは何かと不便。一度帰る事にする。
さて、この帰路もまた、すんなりとは進まなかったのだが……
事の顛末は、次回に続く。
