デッドランド…… 酸の雨が降り、人を焼き溶かす川が流れる死の世界。
昼尚暗闇に包まれた異常な環境。
その入口付近に避難小屋を建て、ユキ達はいよいよその奥地へと足を踏み入れて行く。
崖上から広大な薄暗い盆地へと降りて行くと……
いるわいるわ、その下り口を塞ぐようにアイアンスパイダーの群れが……
いや…… 前訪れた時もそうだったが……
ここにいるクモロボ達は全て機能停止している。
見えてきた…… あれが目的地の遺跡か。
いつものボロ屋根+生産施設タイプだな。
目的の遺跡の隣には、屋根だけが残った謎の遺跡が残されている。
浮いてる……? 謎技術とも思えないし、オブジェクト配置ミスだろうか?
遠くには活動中のクモロボもまだいるようだ。
慎重に周囲を警戒しながら遺跡にアプローチを開始していくと……
「ブラックデザートシティ」を発見したとの報告が表示される。
えーと、なんだっけ……どこかの動画で見た覚えはあるけど……
正義の盗賊の町だっけ? スケルトンの町だっけ? 立地的に、後者か。
そんなに遠くないな。 手荷物に余裕があれば、後で寄ってみるか……
まずはここのお宝を頂こう。
いつもの双胴型生産設備に、スケルトンが配備されたタイプか。
今回は警備は一体だけ……
これなら見つからずにやり過ごせそうだ。
むむっ この距離でもう警戒されている!
スパイダーより感知高いな、スケルトン!
戦闘が始まってしまった!
相手はフラグメントアックス。一発が重いぞ、こりゃ!
あっ、上段受けの構えに横振りが……
一発49のダメージ。
傑作忍者服のお陰か、そこまででもない、か? 痛いけど……
おっ、横振りに横受け、これは防いだな!
あうち!!
正しい構えで受けたとしても、必ず防げるワケでもないんだな……
囲んで殴って倒したが、二人と一匹それぞれ、それなりにダメージを受けてしまった。
幸い、(画像上では雨が降っているが…)ここには屋根がある。
寝袋を置いて休ませつつ、ユキでトレジャーハント。
ここでの収穫は、前回の遺跡の分(刀と服)と合わせてこんな感じ。
青本4、赤本2が美味しい。素材不足なので鋼鉄地金や銅板なんかも持っていこう。
砲台と一体化して、拡大するまで気付かなかったスケルトン砲手にドッキリしたりしつつ、無事脱出。
正面しか監視していない壊れたスケルトンのお膝元で、ゆっくりとダメージを回復するのであった。
体力の回復後、いよいよ更に東に進み、謎の町へと進行開始。
酸性雨、暗闇、落雷、活動中のスパイダー……
恐ろしい環境の中、必死にカーソルを走らせ、接敵しないようにコースを選び……
おや……?
これは……知ってるぞ!
wikiのFAQか何かで見覚えがある!
「世界で唯一、AIコアを店売りしている場所」だ!!
うっほほーーーーい!!
所在は町(仮)の更に奥か。 是が非でもあそこまで進まなければ!
噂の「ボロ小屋」があるという事は、ここはスケルトンの国って事だな。
さあ、見えてきたぞ、ブラックデザートシティ。
うむ。こりゃ確かにブラックだ。暗くて何が何やら……
おっ、ここのスケルトン達は敵対判定が無いんだな。
「壊れたスケルトン」ではなく、一体一体に固有名詞までついてるじゃないか。
これなら店舗も利用させてもらえそうだ。
最初に見つけたのは義肢屋。
ここならキハク用のいい義足もありそうだ!
「一番いい右足をくれ」ってな感じで、27367catの傑作等級の右足を購入。
うーんすごい…… 耐久が人間の手足の三倍近くもある!
誰もいない倉庫があったんで、盗らないまでも、ちょいと箱の中身も確認させてもらいましょ。
中身は当たり前のようにスケルトンの部品。
軽く家探ししてみるが、他に出てくるのは……
「腐った食料」程度。
人間がいなくなったスケルトンの都市で、人間用の食料だけ朽ちていったか……
何も盗らずにそのまま出ていく事にする。
って、あれれ??
ボクナニモシテナイヨ!?
外に出た直後に出会ったスケルトンになぜか警報を鳴らされてしまう。
侵入禁止だったのか、箱を触るだけでも犯罪扱いになるのか……
今後は気をつけよう……
とは言え、賞金を掛けられるような罪は犯していない。
少し離れたら犯罪状態が消えたので、再び町に戻る。
おや、こんな人跡未踏の地にまで酒場が。
これは是非立ち寄らねば!
独り言か、飲み仲間との会話なのか、さらっと重要そうな事を話すスケルトンが。
ティンフィストは奴隷解放の英雄だったか?
キャットロンは、確か第二帝国関係の超大物の名前だった覚えが。
で、その背後で静かに飲んで(?)いるのは……
おお、こいつがあの有名ユニークNPC、サッドニール君か!
あちこちのKenshi動画で大体仲間になっている人気者だ!
よし、ここはまだ二人しかいない男子班を増員してやるとしよう!
サッドニール、仲間いり!
そろそろスケルトン関係の技術開発にも手が届く頃で丁度いい。
各部位の耐久が人間とは比較にならないし、刃物も効きにくいし、育つと強そうなんですよねー
とは言え…… うーん、こりゃ当分使い物にならないな。
帰ったらまず棒振りとキントレだわ。
酒場の売り物をチェックすると……
スケルトン用のサプライと、「燃料」、「グロッグ」か……
ロボも燃料だけでなく、アルコールなら飲むんだな。
酒蔵と一体化した男子棟に住ませてやれば喜びそうだ。
ウチはグロッグたっぷりあるからな!
酸性雨のダメージを酒場の二階のベッドで回復しようとすると……
おお、ハイブにしては逞しいな!
どっかの手配書で名前を見た覚えがある、賞金首の「レイザー」がいた。
そっか、酸の効かないハイブならここまで旅も出来るか。
敵対する理由は皆無だし、手出しせず休んでいく。
宿賃は50猫。 安い。
武器屋もあった。こいつはイイモン売ってそうだ。
が……
営業はしていないのか…… 残念。
さあ、次はいよいよ、「ボロ小屋」を探そう。
どこがボロ小屋やねん!!
でけぇ!! でけぇよ!!
なんだこれは…… ドックっぽい形してるが……
レールがあるな。 電車の整備…… 違うか。
大型の船…… いや、もしや宇宙船の建造を……?
しかし、誰もいないな……
場所はここで合ってるようだし、どこかに店があるはずなのだが……
ハッ! この壁面にある斜路、登れるじゃないか!
ここかっ!
大当たり! ここが噂の「ボロ小屋」ショップだ!
敵対されないかとビクビクしながら接近するが、意外とフレンドリー。
中央の黒服のスケルトンが店主をしていて、快く商売をしてくれている。
うおおおぉぉぉぉぉ 噂の最強ボウガン! しかも傑作等級!
自作できないエッジ3等級の武器もみんなの土産に買って行こう!
見たこと無い設計図もたくさんあるぞぉぉぉ~~~
ウヒョヒョ~~~~~
しあわせ~~~~~散財じゃ散財じゃ~~~~
で、これが… こうなる。
し、しまった…… AIコア買う金が……
まさか42万も散財してしまうとは……
青本、赤本は買い切れたが、AIコア3つのうち2つまでしか買うことが出来ず……
また来ないといけないな、こりゃ。
どっさり買い込んだ武器を(筋力の足りない)サッドニール以外の面々で分け、鈍足化しないようにしつつ、ホクホク気分でボロ小屋を後にする。
酸性雨の降る中、鈍足のサッドニールを連れて帰る必要がある。
慎重にアイアンスパイダーを避けて進まなければ……
絶対に戦ってはいけない……
闇の砂漠を抜ける頃、みんな大好き「サッドニール君の昔話」が始まる。
遥か昔の時代から生き続けている彼らの語る昔話は、世界観を知るための大きなヒントに満ちている。
人気が出るのも分かろうと言うもの……
いやぁ、酸性雨に加え、奴隷商と忍者衛兵が何かと戦ってるログが流れ、折角の昔話が台無しですなぁ~
とにかく、「キャットロン」は現代の支配者達とは比較にならない程の大物だと言いたかったらしい。
貨幣の名前になるくらいの大物。 第二帝国の皇帝だっけ……?
ハッ キャット爺さんが金持ちと勘違いされてダストタワーに監禁されてたのって、名前のせい??
デッドランド入り口の避難小屋で酸性雨にやられた身体を休め、拠点への帰路に着く。
ステータスが1どころか、マイナスまで抱えたサッドニールを連れての長旅、心配していたが……
景色を楽しむ余裕のあるくらい何事も起きず、幸運にも敵と出くわす事なく拠点近くまで戻る事が出来た。
で、あと拠点まで僅かという所で自動移動に任せていると……
あっ! サッドニールが一人でダストに絡まれてる!
あと少し、あと少しだ! 応援を今走らせてるから、頑張れ!
カト、ズー、スペイド、の軽装剣士が駆けつけ、反撃開始。
サッドニールも鉈を持って戦線に加わる。
うーん弱い…… しかも、スケキットが無いから止血もできない!
彼の新たな仲間達が盗賊を蹴散らし、無事拠点到着。
さあ、サッドニールの修行開始だ。
今まであちこちから集めていたスケキットを詰め込んだバックパックで筋トレを始めるがよいぞ。
スケルトンの治療に必要なのは「ロボット工学」スキルか……
誰も習得してないから、自分で学んでもらうしかなさそうだ。
もしもの時のために、もう一人くらい学ばせておいた方がよさそうだが、さて、誰にしたものやら。
持ち帰った素材で、待望のダブルハープーンも開発。
スケルトン修理設備も開発しておく。
キハクさんの義足も格安レッグから大進化!
持ち帰ったエッジ3武器の数々を皆に装備させ、沸き返る我が拠点であった。
さあ、この新たな力で次なる襲撃をしのぎ切る事は出来るのか?!