気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

#Kenshi ZA-47:決戦編③

虐待の塔を攻略し、世界各地のスケルトンに向けて指令を出していた設備を破壊。
これで第二帝国の組織的行動に大きく制限が掛かる事となっただろう。
戦勝の後、クロト達はレットの待つモウンの町に戻らずに南下。
最寄りの都市……

テックハンターの本拠地、「フラットラグーン」へと向かった。
 
 
 

第五部:決戦編③ 本拠点

 
 
 
帰路、ボーンウルフ、ランドバットとの遭遇戦で傷つき……

 
フラットラグーンに辿り着く頃にはすっかり夜になってしまっていた。
かつては水上都市であったというフラットラグーン。
その周囲には水位が変化した後も湖が広く浅く残っている。

流石はテックハンターの本拠地。
決して広くはないその土地に、高度な設備を揃えた様々な施設が密集している。

宿で休みつつ次の旅支度をする分には不自由しなさそうだ。
と……
「おおーい! やっと来たかぁ!」
その正門に向かう一行の眼前に、一人の男が立っていた。

その懐かしい声は……
「まさか、貴方まで駆けつけてくれるなんて!!」
「大変な話になっておるようじゃからのぅ。おちおち引退もしておれんでな」

「いいのか? 身体の方は」
「なに、前線で暴れる気はないでな、これからは後方でお主らを支える仕事に回ると決めておる」

「それでも…… また会えて嬉しいです! ホッブズさん!!」
フラットラグーンの宿で、一行は再会を祝して盃を交わす。

「しかし、ワールズエンドからここまで、随分と遠出をしてきたんですね。
 道中大変だったのでは?」
「浮浪忍者の姉ちゃん達が何かと手を回してくれての、実は、一人で来たワケではないんじゃよ」
「おお、まさか、パスクリ殿とカイネン殿もこちらに?」

「フォフォ! そこから先が本題での!
 ささ、ついて来るがええ!」

我が意を得たりとばかりに、満面のドヤ顔を決めるホッブズ
彼に先導され、一行はフラットラグーンの南へと向かった。

「ムム? 吾輩の記憶では、確かあのような所に塔など建っていなかったと……」

夜闇に紛れてよく見えないが、南方に建造物群が見える。
ホッブズが見せたいというのは、あれか?
クロト達は怪訝な顔でホッブズの後について走った。
「お、おぉぉ…… おぉぉぉ! なんだコレは!!」
「町!? こんな所に、町が存在していたのか!?」

その防壁と門構えは大都市には及ばないものの、土地の広さはかなりのもの……
これはもう、立派に町と呼んで差し支え無い規模だ。
「あれは……!」
「流石はクロト殿。目の付け所が良いのぅ!」

「ハープーン砲台?! それに、砲座にいるのは……」
「全人類のクライシス…… 盛り上がりますなぁ!」
「驚いタナ。まだ死んでいなカッタノカ」
「オヒサシぶりです! ゴブジデ何より!」

特務隊スクイン支部で活動を続けていた、コスチュニンの仲間達。
エレマイア、ベッカム、バーン、三人のスケルトンがクロト達を出迎えた。
「ここは一体……」
呆気に取られるクロト達を手招きし、ホッブズ達が屋内へと案内する。
「まさか、ここは……特務隊の施設なんですか?
 これも、もしかしてビッグ・ボスが……?」
「いやいや、ここはの……
 あぁ、イカンな。こう暗くなっては案内も出来んか」
「ダメージモ深刻なようです」「話は明日にシテ、先に休んだらドウダ」
「それもそうじゃの」

既に、倒れ込むようにしてハムートがベッドに転がり込んでいる。
ボーンヤードウルフと、ランドバットとの連戦。
決して楽に勝てる相手では無かった。
一行のダメージは浅いものではない。
「お言葉に甘えて、休ませてもらいますね……」

一行は、何が何やら分からないまま、ホッブス達の拠点の寝床に潜り込み、そのままぐっすりと眠った。
そして……

翌朝。
「クロトくぅ~~~~ん!!」「元気そうだな、クロト!」

ホッブズ、カイネン、パスクリ。
ワールズ・エンドで別れた三人が、揃ってクロト達に手を振り、手招きしている。
「第二帝国と戦う事になるって聞いてから、私達、特務隊独自の拠点が必要だって思ったの!」
「それで、特務隊のツテを当たってだな……」
「ま、百聞は一見にしかず。見た方が早いじゃろ!」
「フフフフ……」「どやぁっ!!」

「拙者らも、大人数が駐屯可能な拠点が必要とホッブズ殿から聞いたのでな」
「それなら、ウチら2人の特技が必要になるやろ?って事でやな……」

「どやあぁぁぁ~~~~~~~」「フフフフ……」
 
建築に長けたソマン、農業の天才グリーンフィンガー。
大砂漠の南東の農村、ガルグ村で別れた2人が、拠点作りの基礎を支えてくれていたようだ。
 
「荒れ地で食料生産を安定させるってぇのは、流石にウチらもちょぃと手間取ったけどな~」
「こういった土地であれ、サボテンさえ育てられればとりあえず生きて行く事は可能だからな。
 植えれば育つガルグ村よりこちらの方がやり甲斐があって、拙者も張り切ってしまったよ」
 
広大な畑に麻とサボテンが植えられており、その生育には地下水道を汲み上げる井戸が役立っている。

畑の収穫物は生活棟で調理され、また、荒野の収穫物…… 
 
ゾンビから穫れる素材は、隣りの棟でZ鋼へと変換処理が成されている。

 

グリフィンが中心となって作物を収穫し、ソマンが調理する……

曰く、「噛み棒ランド」の構築こそがこの拠点の第一目標なのだとか。
その野望は、既に半ば達成されているようだ。
 
「ささ、お次はこちらじゃ!」
 
育てた麻から布地を織り、徘徊する獣の皮をなめし、この2棟で皮防具や医薬品を製造。

 
また、野獣と戦いながら、近隣の鉱床から鉱石を集め、この2棟で重装防具や機械部品を製造する。
その仕事を請け負っているのは……
「全隊・整列ッ!!」
「「「オウッ!!」」」

カン&ルカの率いる、特務隊スクイン支部の面々。
物品の生産面では、彼らが中心となって拠点を回しているようだ。
その後新規加入した者もいるらしく、クロトが初めて見る顔も混じっている。
「及ばずながら、私達も協力させて頂いています、クロト様!」

スクインと協力体勢を取っていた特務隊ハブ支部の四人……
ホワイト、ベーツ、バトラー、マルムボリも、スクイン隊と共に駆けつけていた。
いつの間にそこまで…… と、クロトは感嘆の吐息を漏らす。
ひと目で分かる。
明らかに「熟練」「傑作」と言える防具の数々。
スクイン隊の努力の結晶との事だが、なんと見事なあつらえか。
それもこれも、スクイン時代と変わらず、この危険なフラットラグーン周辺域にあっても鉱夫業を続けてくれた、スクイン隊所属のスケルトンチームの尽力あったればこそ、だった。
と、デーリアは、銅鉱石を収蔵するコンテナの傍らに見知った顔を見つけ、思わず叫んでしまう。
 
「お前は……!!」

「浮浪忍者にスカウトされてな。
 ま、一匹狼を気取って鬱々としているよりは、決着をつけに行くのも悪くはなかろう……」
「フッ、お前もまた主を捨てられぬ女、か」
 
デーリアは笑顔で握手を求めるが、リドリィは苦笑いして背を向けてしまう。
(群れるのが苦手なのは変わっていないか……)
彼女は一人、拠点から遠く離れた銅鉱床へと、つるはしを担いで出て行った。
それがこの拠点での彼女の受け持ちのようだ。
 
「ささ、まだまだおるぞい~~」
 
ホッブズの嬉しそうな声。
先程から、懐かしい顔が畑と建物の間を慌ただしく往復しているのには気付いている。
彼女達までもがここまで駆けつけてくれるとは……

「ったく、アンタみたいな甘ちゃんともう一度組むなんてのは勘弁して欲しかったんだけどねぇ~
 ケケッ! ま、ボスの命令じゃ仕方ねぇさ」
グリーム率いるハウンズ特務部隊の面々。
長旅の間に犠牲者を出しつつ、ここまで来てくれたと言う。
クロトは涙目になって再会を喜んだ。
スワンパーは農作業に長けている。彼女らがソマン達に加わり……
「当然、アタシ達もいるよ!」「無事で何よりだ、クロト!」

ピカリング率いる、隠れ里の浮浪忍者達……
アイメルト、トゼッリの忍者兄弟。
ナイフ、ディグナ、ピア、レッパ…… スヴェア隊の面々。
それに、ワールズエンドから里へと移った、グラニエとオードラン。
残念ながら、レヴァとヘルザーはゾンビとの戦いの中で命を落としてしまったそうだ……
シェク王国と浮浪忍者が中心となり、広大な畑を維持し、様々な日常業務をこなし続けている。
グリーンフィンガーのように、ここまでの戦いの中、四肢の一部を失った者も少なくない。
拠点をこの規模に育てるまで、どれだけの苦労があったのだろうか。
冒険家としての経歴の長いホッブズが、まず最初に小屋を立て、この場所に居を構える決断を下した。

パスクリもカイネンも仲間の招集に出向き、人が集まりだすまで、ホッブズはかなりの苦労をしたようだ。
当初はソマンもグリフィンもおらず、畑を広げるまでにはかなりの苦労があった。

人材が集まり、壁を張り巡らせるようになる頃には、立派に一つの村と呼べる規模にまで成長していた。

野党の襲撃。 猛獣の撃退。 食料の不足。
いかにフラットラグーンが近いとは言え、苦労は耐えなかった。

スクイン隊が合流し、ハウンズが合流し……
次第に規模は大きくなって行き、研究開発の成果は直ちに町の成長にも活かされていった。
塔が立ち、砲座が増え、壁が厚くなり……
「本当に、凄い…… みんな…… ありがとうございます!!」

数年前、故郷の村でレットが見事にアップグレードしてみせた、改良型の風力発電機。
今では、誰に頼ることもなく、特務隊の力のみで同じ物を組み立てる事が可能になっている。
 
「なに、これはクロト殿のおかげでもあるでな」
 
クロトは、旅の傍ら、各地に設置した研究台を使い、ずっと技術研究を続けてきていた。
それらは、主としてゾンビ問題の解決策を求めての事だった。
スクイン隊と連携しつつ、藁をもすがる思いであらゆる分野に答えを求め、冒険の旅には必要のない、生活に根ざしたものも「ついで」で研究し続けて来た。
ドクター・チュン曰く、この世界に無駄な学問など存在せず、全てが世界の真理に至る手掛かりとなる、との事だったが……
事実、こうして全ての研究が役立つ日が来てくれた。
いずれ、決戦の地が南東となる事は分かっていた。
記憶を取り戻した彼だけは、分かっていた。
姿を消す前、ドクターは引退したいと言いだしたホッブズにだけこの計画を明かし……

ドクターに呼びかけられ、特務隊スクイン支部は、遥か南東へ向けて出発。

決死のスワンプ越えを辛くも凌ぎきり……

道中で新たにJRPG種族のグエリと言う女性を仲間に加えつつ、南東への踏破を成功させている。
ドクターとエリーコは浮浪忍者の仲介により、エリスと合流。
グリーム達を仲間に加え、流れ者のリドリィも加わり……

南東を目指し、走った。
ホッブズもまた、世界を駆け巡り……

かつての仲間達に声を掛け……

様々な苦難を乗り越え、砂漠を横断し……
発展途上の町を守るため、必死に戦い続けた。

度重なる敵勢力の襲撃を、総力を持って乗り切り……
町を守り、育てた。
彼らには彼らの戦いがあり、時に犠牲を払いつつ、彼らはその戦いに勝ち続けて来た。

そして……
レットとクロトの再会の時が来た。
ドクター・チュンとホッブズの作り上げた一大拠点は、ついに不在の主を迎える事となった。

コスチュニンに親書を持たせて大砂漠へ送り出すまでもなく、クロトの願い通りに、とっくに特務隊は結集へ向けて動いていたのだ。
離れていても、彼らの思いは一つ。
この滅びゆく世界を、破滅から救う。
その一念が、世界中に散っていった仲間達を、無意識のうちに連携させていた。
各々がその能力を活かし、得意とする作業に邁進した結果が、この拠点だった。
今や全世界規模で設立されている、対ゾンビ特務部隊。
その総力を結集して攻勢に転じるための最終拠点。
それが、この町だった。

「この町に、名前は無いんですか?」

クロトは、この町の顔役を務めていたらしいピカリングに尋ねた。
「お前がいないのに、勝手に名付けるのも気が咎めてな」
僕なんか……と言いかけて、クロトはそれを口にするのを止めた。
麻薬王、邪悪なビッグ・ボスに全てを委ねる訳にも行かない。
彼女を抑えに回るためにも、担ぎ上げられる神輿は必要だろう。
それは、僕にしか出来ない役割だ。
黙って頷くクロトに、ピカリングが微笑む。
「さあ、ここはあんたの町だよ、隊長!
 スパッと名前を決めて、力強く命令を下してくれ!」
特務隊が開拓した、新たな町……
『ニュースケイル』
いや、ダメだ。
僕だけの因縁から故郷の名を借りるのは良くない。
いや、例の光を浴びていない隊員もいる。
これも相応しくない。
『特務隊前哨基地』
ダメだ。
ただでさえ狙われている拠点に攻撃を呼び寄せ兼ねない。
 
もっと、今まで助けられて来た仲間達に感謝の気持ちを伝えられるような名が……
ここまでの旅路で、助けられて来た、仲間へ……
 

「ガルトナー……
 この町の名は、ガルトナーです」
「了解」
今となってはその意味を理解出来る者の方が少ない。
ダルパンやデーリアですら知らない、その名をあえて選ぶ、か。
ピカリングは、そっとクロトの頭を肩に抱き寄せ、一言だけ……

「いい名だ」
そう呟き、招集を掛けるため、去っていった。

「虐待の塔を攻略して、敵の司令中枢は破壊されました。
 猶予は半年あるかないか……
 この拠点で、特務隊の戦力をギリギリまで強化して……
 あとは、総力戦……」
流石に全員が一箇所に集まるには手狭に過ぎる。
各隊から代表を集め、作戦会議が始まっていた。

エレマイア達スケルトンにも同席を促したが、彼らは人類の決戦を娯楽としてしか見ておらず、意思決定に介入する気は無いと断言し、出席を拒んだ。
「眠れる狂王、キャットロンに戦いを挑む訳ではありません。
 テックハンターの命がけの調査で、ヤツらが休眠している第二帝国本体と連携を取っていない事が判明しています。
 敵は「エルダー」ただ一人。
 最終決戦は、その一戦のみとなるでしょう」
「で、その敵さんの本拠地は分かってんのかい?」

未だ判明していないと分かった上で、小馬鹿にするようにグリームが尋ねて来る。
「敵本拠地の所在は未だ分かっていません。
 その調査もまた、残る半年で進めて行かなければなりません。
 そこで……」
と、エリスが挙手してクロトの発言を遮る。
「それなら、ウチのボスが手掛かりを持ってるハズだぜ」
「ティンフィストが!?」
ピカリングが驚きの声を上げる。
「確証はねえが……
 一度スプリングに戻ってボスを問い詰めて来なきゃいけねぇかな……
 ったく、気が重いぜ」
「お願いします! エリスさん!
 僕達の戦力では、アテもなく魔境南東を探り歩く訳には行きません。
 なんとしても敵拠点の所在は掴んで置かなければ……」
「おう。ちっと時間が掛かるかもしれねぇが、俺達スプリング隊で行ってくるとしようか」
「時間…… 時間、か……」
コスチュニンに持たせた親書により、皇帝派貴族の領内からステイヤー達をかき集め、兵力を増強させる。
数は力だ。
あの非力なゾンビ達でさえ、群れ集えば、数の猛威によって町一つを陥落させ兼ねない脅威となる。
ここまでの旅で、クロトにはそれが痛い程分かっている。
都市連合所属・クロト隊
反奴隷主義者所属・エリス隊
シェク王国所属・カン隊
ハブ所属・ホワイト隊
浮浪忍者所属・ピカリング隊
ハウンズ所属・グリーム隊
ケルトン所属・エレマイア隊
これに独自行動を取っているリドリィ、別行動中のコスチュニン、密偵として任務に出ている新人のグエリを加え……
総勢60名。
果たして、この戦力でエルダーの本拠点を陥落せしめる事が可能なのか否か……
まだ、しばらくの間は時間敵余裕があるはず。
焦る気持ちを抑え、ここからは拠点、及び軍団の構築に集中する必要があるだろう。
コスチュニンだけに任せてもおけない。
可能な限り、戦力を結集させなければ。
例えそれが、決死の突撃において弾除け代わりとする犠牲者を集めるだけの行為であろうと……
人類の世界を守るため、クロトは決意を固めていた。

あの時……
ストーンラットを襲撃し、ビッグ・アルを抹殺した時から、覚悟は決まっていた。
ホーリーネーションとゾンビを同時に相手する苦境、そして、国内で第二帝国と通じている者達の策謀により、都市連合正規軍の協力を望むのは難しいと思われます。
 ですから……
 僕達だけの力で決着を付けなければなりません。
 これは、あまりに無謀に過ぎる戦いです……
 可能な限り、作戦決行の日まで兵力を集め、装備を充実させ……」
言い淀み、クロトの声が震える。
「我が主よ、悩む事はない。
 皆、とうに覚悟は出来ている」

励ますようにしてデーリアが声を掛けると、グリームを除く全員が強く頷いた。
「最弱の存在に落ちた私達を守り、育てて来たのは、この日のためだって事だろう?
 あの日、緑の光を浴びて、とっくに終わってたかもしれないアタシ達だ。
 命の捨て所としちゃ、悪くない戦いさ!」

ピカリングが誇らしげな声で微笑みかけて来る。
クロト自身もそう考えているように、皆もそう信じている。
命を掛けるだけの、価値有る戦い。
最終決戦の時が迫っているのだ、と。
(そうか……)
レットが言った、「この戦いが終わったら」の意味。
それは、こういう事だ。
前哨戦に過ぎない虐待の塔でもギリギリの戦いだった。
敵の主戦力であるスラル兵団と戦う事は回避出来たのに、だ。
エルダーとの戦いが終わった時、一体何人が生き残っているのか……
「これより三ヶ月を目処として、戦力の拡充を図ります!
 その間、敵本拠地の所在を割り出し……
 三ヶ月後、ガルトナー軍の総力を上げ、これを叩きます!!」

「装備の製造は、パスクリ、カイネン、カン、ルカの四名。
 密使として送り出したコスチュニンの帰りを待ちつつ……
 主戦力でこの拠点の防衛を固め、少数部隊で各地から義勇兵を募りましょう。
 まずは、スヴェア隊から……」
ようやく「さん」付けをやめたか、と、ホッブズや馬達は目を細めた。
クロトはようやく、本当の意味での侍隊長となったのだ。
その結末が勝利の栄光で終わるのかどうか……
未だ、その先の未来は決していない。
<続く>


設定:ダメージ2倍
縛り:展開にそぐわない行動は取らない(犯罪行為等)
注意:当ブログの記事内の設定はKenshiの公式設定とは異なります