#MARVEL_HEROES 元ネタ解説:チャプター6
チャプター6はVSピュリファイアーズ編の後編になります。
ストライカーの基地に突入する展開ですが、
戦うボスは彼らの敵であるミュータントばかりという……
・ウィリアム・ストライカー
教団の教祖ではあるものの、普通の人間なので、戦闘はナシ。
とは言え、アイテムデザインコンテストから採用された「Hand of Nimrod」を
装備していたのは彼なので、戦闘参加できないワケでもないですが、
まあ、コイツと戦うよりマグニートーと戦えた方がみんなハッピーですよね、と。
80年代の名作「X-Men: God Loves, Man Kills」で初登場。
逮捕された後、彼の信奉者であるレディ・デスストライクが救出。
「M-Day」でミュータントが激減し、絶好の機会と見て「聖戦」を始め、
ミュータント絶滅を目論む。
その他、教団に関しては前回記事を参照されたし。
・リクター
ピュリファイアーズに潜入捜査、と言えば、
コミック中ではX-FACTOR探偵社のメンバー「リクター」ですが、
モデルを作るのを省略したのか、名無しのNPCになってしまってます。残念。
リクターはミュータントパワーを失っており、ミュータント抹殺教団である
ピュリファイアーズに探知されずに潜入するには打ってつけの人材でした。
・ブロブ
初登場はX-MEN第三話という、60年代からの古参。
マグニートーに協力する機会は多々あり、
ミスティークがブラザーフッド・オブ・イビルミュータンツを再結成した際に、
チームメンバーとして招集され、イビルミュータンツ、および、政府雇われチーム
フリーダムフォースのメンバーとして定着する。
無敵の肉体を活かしてサーカスで働いていたところ、プロフェッサーXに見出され
X-MENにスカウトされるが、当然組織理念に合わず、破談。
その戦闘力は高く、サーカス団の仲間と共に戦い、若き日の5人のX-MENに勝利している。
(当然、その後プロフェッサーにやられた)
紆余曲折あり、世界を救ったり、パワーを失ったりと色々あったが、
現在はパワーを取り戻し、マドリプールに潜伏中。
・トード
マグニートーが結成した
ブラザーフッド・オブ・イビルミュータンツ初代メンバー。
一応肉体的にも強化されたミュータントではあるはずだが、戦闘力は低い。
「M-Day」で全地球の殆どのミュータントがパワーを失った後も運良くパワーを維持。
絶滅の危機の中、X-MENに合流。
オズボーンによる弾圧が始まると、若手ミュータントに混じって無謀な決起に参加。
当然、オズボーン陣営に簡単に負けてしまった。
オズボーンが失脚し、平和が戻った後、ウルヴァリンが学園を設立した際にそちらで用務員としての職に就く。
学園で教師をしている女性ミュータント、ハスクといい雰囲気になったりして、90年代読者の度肝を抜いた。
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アベンジャーズvsX-MEN展開中には、アベンジャーズの執事ジャービスと戦い、敗北。
基本的にギャグキャラである。
・パイロ
実は、原作コミック中では、かなり前に死んでいて、復活もしていない。
ミュータントだけを殺す致死性のウイルスに感染して末期状態となり、死を待つばかりの状態で、
かつての仲間ブラザーフッドの襲撃から反ミュータント主義者のケリー上院議員を庇って死亡する。
ミュータントを差別する法案を阻止できるのはケリー議員しかいないと思っての決断だった。
泣ける死に方をすると中々復活できないのか……
ケリー議員はこの事件で改心するが、結局、自分の支持者である差別主義者に撃たれて死亡。
MARVEL世界は無情である。
ゲーム内ではそんな末期の彼ではなく、好き放題に暴れる無法者だった頃の元気な姿で登場。
アニメでのお馬鹿っぷりからして、やはりこういう扱いの方がよく似合う。
・マグニートー
ご存知、X-MENの宿敵、磁界王マグニートー……というのも過去の話。
今ではすっかり頼れるX-MENの重鎮として活動中……というのも最近までの話。
今現在はサイクロップスを支える片腕のポジションから離れ、一人暗躍を開始している。
ごく簡単に略歴を纏めると、
・ナチスのホロコーストの中、生き延びる
・パワーに覚醒し、妻と離別 この妻が後に双子を産む
・エグゼビアと出会い意気投合するが、思想の違いから別れる
・X-MENの宿敵としてコミック初登場 ブラザーフッドのリーダーに
・赤ん坊の姿に変えられるが、モイラに保護された後、異星人の力で大人に戻る
・世界に核兵器を放棄するよう宣言 ソビエトの撃った核を止め、潜水艦を沈める
・世界が彼を糾弾 X-MENはアベンジャーズと戦ってまで彼を守るが、本人は投降
・国際法廷で無罪を勝ち取り、心を入れ替えた後はエグゼビア不在のX-MENの指導者となる
・若手ミュータントチームから死者が出た事で傷心のままチーム離脱
・自分が善人化したのはモイラの遺伝子操作によるものと知り、激怒 ヴィランに戻る
・衛星軌道上にミュータントの理想郷を作ろうとするが、X-MEN洗脳に失敗 基地と共に死す
・部下の力で基地が墜落する中生き延び、復活 再びX-MENと戦い教授に廃人にされる
・復活 若返る X-MEN入りする 実はクローンだった
・本物復活 ジェノーシャの大統領になる クローン死ぬ 本物も死ぬ
・復活 偽物だった 死ぬ
・復活 これも偽物だった 死ぬ
・偽物復活 死ぬ
・実はジェノーシャで本物が生き延びていたが、全土がセンチネルに焼かれる大虐殺事件発生
・教授と共に、センチネルが大虐殺した国を復興しようと頑張る
・錯乱したスカーレットウィッチが「マグニートー王家が地球を支配した世界」に地球を現実改変する
・世界を元に戻す際、「M-Day」が発生 パワーを失う
・超科学者ハイエボリューショナリーの手でパワー復活
・ミュータント絶滅の危機に際し、X-MEN入り 自ら進んでサイクの部下となる
・サイクの建造した独立国家「ユートピア」の重鎮として活躍
・クローンが悪堕ちして復活 本物に負けて逮捕される
・サイクロップスがダークフェニックス化し暴走>逮捕 ユートピア解散 マグニートーは逮捕を免れる
・サイクロップスを脱獄させ、お尋ね者となった彼を支え続け、新たな学園の設立に協力
・突然姿を消し、独自行動を開始 ブロブやミスティーク達、かつての仲間の隠れ家を襲撃
え? 真ん中辺りがえらくぞんざいだって?
面倒くさ…… 説明すると長くなるよ! 読んでない時期だから理解が難しいし!
偽物が復活したのは時系列が違うけど面倒だからソコに並べた!
あと、クローンと戦って死んで、ジェノーシャで復活するくだりは間違ってるかも
色々とごめん……
「クローン」:ジョセフ
http://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_%28comics%29
若返り記憶を失ったマグニートーがX-MENの仲間となるが、本物を倒すために作られたクローンだった。
「偽物」:ゾーン
http://en.wikipedia.org/wiki/Xorn
学園の新たな仲間として親しまれて来た辺りで、仮面の下がマグニートーだったと判明するも、
偽物だったと後に判明。
2000年前後の時期は、アメコミ冬の時代で、翻訳本も出てないんですよね。
偽物の話は完結編だけ翻訳されていて、この本の解説ペーパーを読めばある程度把握可能です。