気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

ウェブダイバー 17話 18話

第17話「戦士の決意!打倒デリトロス」

総集編です。

12話も使いまわしが多く、総集編的な側面がありましたが、本当の意味での総集編はこれが初めて。

とは言え、このタイミングで総集編が入るのはちょっと腑に落ちない感じもあり、ライガオン以降の敵CGモデルを揃えるための時間を稼ぐ目的ではないだろうか、という穿った見方も。

内容的にはジャンを基地に招いて、今までの事を振り返って分析する、というもの。

ジャンのウェブダイブがバンクシーンとして登場するが、この後中々使われないシーンで、貴重かもしれない。

ここで全13体のウェブナイトの一覧が登場。

が、その内四つは未だ絵が添えられておらず、シルエットでさえ無い。

言わずもがな、未登場のワイバリオン、ライガオン、ペガシオン、ダイタリオンの四体。

やはりまだCGが間に合ってないのだろうか。

そして、ウェブダイバーの世界、マジカルゲートが全部で三つの階層に分かれている事実が初登場。

マジカルゲートの世界は逆円錐状の形になつており、上の階層は広く、下の階層は狭い。

その三階層は以下の通り。

第一階層、『グラディオンサイト』

マスターウェブナイト:グラディオン

  所属ウェブナイト:ジャガオン、シャークオン、グリフィオン、フェニクオン

第二階層、『ドラグオンサイト』

マスターウェブナイト:ドラグオン

  所属ウェブナイト:なし

第三階層、『ダイタリオンサイト』

マスターウェブナイト:ダイタリオン

  所属ウェブナイト:ライガオン、ペガシオン

※第三階層はこの時点では全く謎に包まれていますが、光点の数と大きさからして、これで間違い在りません。

これに、どこにも所属しない漂泊のウェブナイトガリューンを加え、全13体……って、一体足りませんが、おそらく説明は無いものの、ドラグオンサイトに見える謎の光点=ワイバリオンを足して、全13体です。

確かワイバリオンは彗星の形で封印されていたはず。

とすれば、ワイバリオンはおそらくドラグオンサイトのどこかを漂流しているのでしょう。

と、言ってもワイバリオンはグラディオンと一体である分身のような存在。

決してドラグオンのサポートをする訳でもなく、第二階層ドラグオンサイトはたった一人で管理運営している事に……

博士、酷なことするなぁ……そんな事だから洗脳時にあれだけ凶悪な正確に……

また、サイトを管理するマスターウェブナイトという概念もここで初登場。

ジャガオン達との力量差を見れば一目瞭然ですが、やはり名実ともに格が違った、という事ですねぇ。

総集編は前回のガリューンとの合体技で締め。

密かに前回と微妙に掛け合いセリフが違ってるのに気付いたり。

ひょっとしたら総集編でもセリフは全部録り直してるのかな? とか、意外な所で律儀な仕事ぶりを発見した気分。

第18話「怒りの復活!ドラグオン」

今回はいよいよアオイ参戦編。

前期の中でも最も再視聴したかった回と言っても過言ではなく、視聴メモを取るのにも気合が入りました。

冒頭、いきなりアオイちゃんだだっこモード。

「ずるいわ!ジャンくんも行けるようになったのに私だけー!」

今まで置いてけぼりにされてても文句は言わなかったのに、アオイ曰く「恋人みたい」なジャンと二人きりで会うのは許せないと言ったところか。

スタッフの乙女心描写力に敬礼。

けんもほろろなケントに、一緒にマジカルゲートに行ってお手伝いがしたいだけなのに!とアオイちゃんおかんむり。

だがしかし、ここで過去の布石が奏功。なんとグラディオンからマジカルゲートへ招待される。

ぬいぐるみプレゼント作戦が先手となっていたとは! 恐るべし有栖川アオイ!

一方その頃シャークオンはパトロール中。

ドラグオンとナオキはそんなシャークオンに怪しい視線を注ぐ。

そこでケントにジャンから緊急通信。「マジカルゲートが大変なんだ!」

慌てて駆けつけた基地の中には、大はしゃぎするアオイちゃんの姿が。

すっかり観光気分のアオイちゃんにゲンナリのケント。

早く帰ろうと急かすものの、グラディオンのお墨付きのアオイちゃんはシカトで堂々と居座り&シカト。

カロンが使っていたと思われる『分析システム』なるものを目ざとく発見し、興味津々。

「俺様の管理している竜宮エリアはどのエリアより美しい……」

イカすセリフを吐きつつパトロール中のシャークオン、ドラグオンの胸から放たれた光線「スターダストレーザー」で石化させられてしまう。

哀れ鮫さんはドラグオン釣りの餌として捕獲されてしまうのだった。

ケントに追い立てられるようにアオイは格納庫へ。各ウェブナイトに挨拶。

将を射んとすれば……ってヤツですね。さすが博士をも唸らせる天才。

いかにケントが反対しようとも、周囲全てを味方にしてしまえば、と!

「君、私達が恐くないのかい」

「全然! みんな可愛いわ!」

アォーとか奇声を発し、もうウェブナイト達はアオイの虜。女王様の本領発揮だ!

「皆アオイちゃんマジックにやられちゃったよ……いいのかこれで?いやよくない!」

このままでは飲み込まれれてしまう!と強引にアオイの手を取り引っ張るケント。

しかし表面上ケンカしているように見えても、ケントは「危険な戦いに巻き込みたくない」という思いが第一であり、アオイは「ケントの役に立ちたい」という思いが第一。

この辺りの描写の上手さは、本当にこの番組の醍醐味と言っても良く、見てて感心してしまうポイント。

いかに危険か、いかに心配しているかを懇々と説くケントとジャン。

しかし、「ありがとう、でも何が起こっても平気だから!」と根拠の無い笑顔でのれんに腕押し。思わず二人ともズッコケ。

献身度の高さと見るべきか、天然ボケなのか、何か計算があっての強気なのか、微妙な所です。

何を言ってももう駄目だ……とケントに敗色濃厚ムードが出てきた所で、いい感じにナオキとドラグオンの挑戦。

ナオキ、ケントとの勝負に邪魔な女が存在した事にキレたのか、暴言連発。

「うるせぇ!役立たずがデカイ顔すんな!」

「ここは戦場だ! 遊び場じゃねぇんだ!」

「役立たずは家に帰って大人しく昼寝でもしてやがれ!!」

しかし、これってケントが内心思ってた事を極めて単刀直入に言い表してくれたのではないだろうか?

表向きは「危険に巻き込みたくない」とは言っても、こういった気持ちが全く無かったか、と言われれば、そうでもないだろう。

マジカルゲートに閉じ込められた子供達を救う、という使命に対して実直であるケントだからこそ、足手まといが押しかけてくる事には、内心ナオキのセリフのように苛立ちを感じていたのではないか?

「信じられない、ナオキ君があんな事言うなんて……」

「あれがデリトロスのやり方だ。これが俺達の戦いなんだ!」

やはり、ケントの中にもアオイに対して実戦のシビアさを知れ、という含みが感じられる言い回し。

ケントとナオキ、グラディオンとドラグオンの決闘が始まる。

基地モードに変形したドラグオンの隕石攻撃プラネットストライクでたちまち圧倒されるグラディオン。

しかも、反撃の一撃を繰り出した所で石化したシャークオンを盾として使われ、手が出せないグラディオン。

ガリューンの時とは違い、最早ナオキには卑怯な手段も気にならなくなっているようだ。

一方的に攻撃されるばかりで毎度ながら絶体絶命のグラディオン。

助けに出撃しようにもシャークオンが盾に取られていてはやられるだけ。打つ手が無く、パニックに陥るウェブナイト達。

しかし、何か手はあるはず、と一人諦めないアオイ。

はたと、分析システムの事を思い出す。

と、操作パネルをすいすいと操作し始めるアオイ。

「使い方が分かるピョコか?!」

「大丈夫、私に任せて!」

なぜか操作方法が分かるようだ。

これは……なぜかGコンをケントが完成させる事ができた、のと同じ「なぜか」か?

モニターにはアナライズシステム・ブート・OKの文字が。

シートが床下からせり出し、コンソールとモニターがニョキニョキと展開していく。

ついに、ウェブダイバー有栖川アオイ、マジカルステーションにウェブダイブ!です。

これが中々気合の入ったバンクシーンで、見ごたえが。

そして、そのモニターに映し出される文字を一時停止でじっくり見ていくと……面白い事実が判明。

以下、映し出された文字を解読したもの。

字体が特殊なんで、読み取るのに苦労しました……

ウェブダイバー アリスガワアオイ ~ミッション COMPLETE

(~ の部分はカットの都合で読み取れませんでした)

WEBメモリー 1098376ZETA BYTS・・・・・・・・OK

オプティカル コネクション システム・・・・・・・・OK

ORGANIC INPUT DEVICE ALL GREEN

マジカルステーションのコンピューターのメモリーは……

1098376ゼータバイト!!!!

ギガに換算していくらになるかとか計算する気も失せる程の超絶容量ですか!

すごいぜ2100年!!

(1ギガは10の9乗。1ゼータは10の21乗)

「私役立たずじゃないもん!」

決めゼリフ出すトコでコレってのが可愛いなあ、と……(笑)

で、分析システムの画面上には火木土金水の五行相克図が。

実は五行世界だったのか、マジカルゲート……

そして、ドラグオンのスターダストレーザー、属性は土、ならばその属性を破るのは火!

「出撃するのは貴方よ! フェニクオン!」

ヒートウェイブを浴びせると、シャークオンの石化が解ける!

自由を取り戻したシャークオン、すかさずアクアトルネード。

援護攻撃で体勢を立て直したグラディオン、起死回生のブレイクシュート。

しかし、ドラグオン、根性でブレイクシュートを受け止める。

深い傷を負いながらもまだまだ戦う意思を崩さないナオキとドラグオン。

が、デリトロスがそれを止め、撤退を促す。

まだ戦えると抗議するナオキを無視し、ドラグオン撤退。

「次会う時こそお前の最期だ!」

ドラグオン、それ言ったキャラが勝ったトコなんて見たことないよ!

戦いが終わり、皆から戦場オペレーターアオイの誕生を祝福され、ご満悦のアオイちゃん。

ジャンもケントもこうなっては諦めるしかない。

「まてよ、ひょっとしてグラディオンはこうなる事が分かっていて……」

子供達の可能性を信じ、過酷な戦場に立たせ、力を発揮させていく……

グラディオンという存在は優しいのか、シビアなのか、微妙な線ですが、結局は彼の一人勝ちな感じのオチでしたとさ。

一方、強制撤退させられたナオキは怒り心頭。

「デリトロスの腰抜けめ!」の発言に怒ったドラグオン、ナオキとの絆は決定的に断裂。

ナオキはパートナーを捨て、「一人でも倒す!」と去ろうとする。

が、デリトロスがそれを許すはずもなく、捕縛。

「命令に背く事は許さん。始末は他の者につけさせる」

「なぜだ! なぜ俺じゃだめなんだぁぁぁ!」

そんなナオキの失脚を嘲笑う影が二つ。

「フッ、相変わらず熱いな」

「あそこまでいくと暑苦しいよねー」

ショウとツバサの登場。

デリトロスの洗脳マークである額の第三の目は、なぜかショウにだけ付いている。

ツバサはそこまでする程もない小物と判断されたのか? 哀れな……

という訳で、いよいよ最後のライバルショウが登場した所で次回へ続く。