第15話
『黒い子守唄!ウェブモンスターの罠』
「グラディオンを倒すには一体では駄目だ」とドラグオン、黒フェニクオン&グリフィオンを同時に派遣。
……どうせなら四人同時に出せばよかったのに。
今回の作戦では催眠音波で島中の人間を眠らせるクラゲ型のウェブモンスターを投入。
ウェブソルジャーとはまた別種のカテゴリのようですね、ウェブモンスター。
こいつの催眠音波でケントを眠らせて出撃不能にしようという作戦。
ケントを直接攻撃して来た敵の手の変化に対応できるように、グラディオンも開発中の新商品を紹介。
その名もグランモバイラー。異変が起きた時妨害されることなくに通信できるという腕時計TV電話のようなもの。
ウルトラセブンの時代から連綿と続くSFアイテムの定番ですが、コレ何気にまだ実現してませんね、現実で。
アオイちゃんと映画を見に行くケント。実は前回の作戦の妨害で、映画を見に行く予定が台無しになっていたんですが、その埋め合わせのデートな訳ですな。
しかし、前回は一緒に出かけていたマモル君が今回はいない。これはもうアオイちゃんが後者裏にマモルを呼び出し、穏便かつ強圧的に「お願い」したに違いあるまい!
待ち合わせに遅れて慌てて走るケント。イヤホンで音楽を聴いていたアオイちゃんは無事だったが、町中の人間は催眠音波で次々倒れ、交通事故なども起き大パニック。
眠りに落ちた人間は洗脳され、ゾンビのようにケント達を追いまわす。敵の手を逃れ、ビルに逃げ込み、二人で防犯カメラの映像をチェックし、街中の人が倒れる瞬間を調査。ビルの壁面モニターにクラゲモンスターが映し出されている事を発見する。
一連の危機対処能力には冴えわたるものを感じる。天才キャラのアオイよりも、こういう時の機転はケントの方が効いていて、熱血馬鹿ではなく、コンピューター社会に順応している未来の少年像を上手く描けていると思いますねぇ。
デリトロスの仕業と踏んで出撃しようとするケントだが、あと一歩の所で洗脳されてしまったアオイちゃんにプラグコントローラーを破壊されてしまう。
……チョップ一発で破壊するアオイの怪力! これもデリトロスの洗脳による影響と見るべきか……それとも……
しかし、こんな怪事件、どうせデリトロスの仕業に決まっているんだから、異変が発生した時点でさっさとマジカルゲートへプラグイットしていれば、こんな苦労はせずに済んだのに、と思うと、南光太郎のような先走りヒーローも、それはそれで優秀なタイプなのかもしれないな~とか思ってしまった。
やむを得ずダイバー無しのまま出撃するグラデイオンとジャガオン、グリフィオン、フェニクオン。
あれ、シャークオンがいないな、と思ったら格納庫で居眠り中。鼻提灯ふくらませるCGロボは和む映像です。
出撃したはいいが、相手の位置が分からないため、各自散らばって調査に。
コスモエリアにやって来たグラディオンは早速ブラックグリフィオン&フェニクオンの奇襲を受け、追い詰められる。
どうせコスモエリアの可能性が高い訳で、危険な場所に単機で出向いたグラディオン……これはいてもロクに役に立たないウェブナイトへの配慮という事でしょうか?
一方、ケントは洗脳されたアオイちゃんを緊縛し、洗脳人間が群がるビルから脱出。縛る時色々とあちこち触ったんだろうなぁ……ウェヒヘヘヘヘ
森へ逃げ込んだケントは、普段乗り回しているジャイロボード(バクトゥザフュチャーのアレみたいな物)を解体し、その電子部品を使ってプラグコントローラーの修理を始める。電子工学の腕がいいという特技を久々に披露。
グラディオンがピンチに陥っているにも関わらず、救援に向かわず、ケントを助けるためにクラゲを探しつづけるウェブナイト三体。
彼らの判断は正しいと断言できよう……どうせ出向いた所で(r
マジカルステーション基地で一人探査を続けるシャークオン、まだ見つからないのかと仲間にせっつかれ、「俺に聞くな!」と逆ギレ。どうやら彼は熱血バカ系のキャラのようだ。水属性では珍しい設定だなぁ。
森の中で修理作業を続けるケントの頭上に、敵の操る飛行船が出現。空の上から催眠音波を浴びせられ、眠気と戦いながらの作業に。
カロンにほっぺたをつねってもらい、なんとか作業を続行。
しかし、気が付くと周囲は洗脳人間の群れに包囲されていた。
ケント「俺を狙っているみたいだ…(性的な意味で)」
カロン「ケント、服を脱ぐピョコ!(性的な意味で)」
カロン、ケントの服を着てわざと走り回り、敵の注意をそらす作戦に。どう見てもケントと見間違えようなんか無いのだけれど、どうやら洗脳人間は相当頭がバカになっているようで、作戦は効を奏する。
一方、シャークオンは未だクラゲを発見できずイラついていたが、マジカルステーションに異常を発見。
クラゲはステーションのすぐ目の前に潜んでいたのだった。ジャギを持たない弱い存在なので、警報装置にも引っ掛からなかったのだ。
相手がそんな雑魚ならば、いくらなんでも負けはしない。初披露の手持ち水鉄砲で難なく退治。
インナーウェアだけで森を走り回るケント。洗脳されたおっさん達に追い詰められ絶体絶命。
なんか絵的に(性的な意味で)危険なシチュエーションですが、薄着のケントがあまり大きく描かれていないカットばかりでガッカリだ!
しかもそこで洗脳が解け寸止めに終わる。デリトロスめ! 詰めが甘いぞ!
早速プラグイットし、基地へ到着するケント。シャークオンにウェブダイブして出撃する。
ケント、グラディオン以外にもウェブダイブ可能だったんだねぇ。
延々と嬲られ続けるグラディオンを救うべく、シャークオンからグラディオンにダイブ切り替え。逆転パターンの開幕だ!
ケントが加わると、まるで歯が立たなくなるブラックフェニクオン&グリフィオン。ダイバーがいる状態では二対一でも勝てないのか……どれだけ弱いのかと。
しかし、その二体が合体し、巨大な火の鳥になって超高熱体当たりを仕掛ける。これを喰らってはヤバイ!と今回はシャークオンアタックモードと合体。グラディオンアクアモードとなり、必殺アクアトルネードの一撃で敵の火の鳥融合を解除。すかさずブレイクシュートでトドメ。
やはりブレイクシュートは範囲攻撃兵器という性質が強いようだ。オルトリオンケルベリオンの時も二人まとめて始末するための技だったし。
完成したグランモバイラーを見せ、これで生身の危機にも対処可能だ!と新製品の宣伝をバッチリ決めつつ、ジャンと通信で会話するケント。どうやら日々彼らの遠距離交際は続いているようです。
「僕も見せたいものがあるんだ」と言うジャンの机の上には、ガリューン型のプラグコントローラーの姿が。
しかし、見せようとした瞬間、画面をノイズが多い、通信が途絶えてしまう。そのジャンのパソコンの画面に現れたのはやはりガリューン。
「ようやく見つけたぞ、俺のウェブダイバーを」シャルルでは満足できなかった彼も、ようやく自分の最高の伴侶を見つけました。なんとなくいやらしい手付きのガリューンで今回は終了。