誰も喜ばないし希望もしていないであろうけれども
まだまだウェブダイバーについて熱く語っていく予定なので
そこんトコヨロシク!
第三話
ウェブダイバーをゲットした事が力に繋がっていると気付く洗脳ウェブナイト一行。
だがしかし一番手の悲しき宿命から、ジャガオンは「ははは!大騒ぎしやがって、このオイラが(略」とか豪語して突貫してやられるお話。
しかし、今回の見所はジャガオンとの対決ではない。有栖川博士達の奮闘ぶりこそが見所。老齢にも関わらず徹夜で回線の復旧作業を指揮している博士なのだが、なんと新たに敷設している回線はアナログ回線!というか電話線! アナログ回線ならデリトロスも入ってこれないようです。データ量多くてウイルスも転送できないのだろう(笑
アナログ回線で復旧したワールドリンクを使ってTV電話するケントとジャン。マジカルゲートは自動翻訳機能があったとここで判明。いいなぁ、2100年。画面に入るノイズがアナログ回線らしさを出しててグッド。でも、そんな滑らかに動いちゃだめだろ!電話回線の動画は!(笑
疲労が祟ってか、ジャガオンの起こす突風で事故る有栖川博士。アオイちゃん、ゆすってる暇があったらじいちゃんを連れて車から逃げなさい。で、ジャガオンの攻撃によって現実世界にも竜巻等の影響がでているのですが、ここは流石にファンタジーな部分として見なくてはいけないでしょう。ワールドリンクのサーバーを乗っ取って、何らかの機械によって異常気象を起こしている可能性もありますが。
ジャガオンを倒すと、ウインドエリアに囚われていた八千人の子供達が解放される。意識を失っていた子供達が普通に固まったままで元いた場所に放置?されているようなのが謎ですが、さすがに病院で点滴受けてたりといった映像は子供番組的にアウトかな、とも思うので、これはこれで。
グラディオンの必殺技には、デリトロスの洗脳プログラム「ジャギ」から解き放つ効果があると明らかに。仲間をぶった切って一度初期化し、再インストールする事によって洗脳が解ける模様。いいねいいねー電脳戦士っぽくていいね~
第四話
二番手、ホバークラフト鮫のシャークオンさんの話です。というか水着。アオイちゃんの水着。巨大なエイに襲い掛かられて悲鳴と共に倒れるアオイちゃん。……GJ!!
さて、今回は前回と違い、シャークオンの出す音波によって海の生物が凶暴化するというアプローチで、より電脳色が強くでています。その原因を突き止めたのは、コンピューター嫌いの海洋学者と、コンピューター慣れしたケント&アオイ、という組み合わせ。前回のテレビ電話や第一話のコントローラー自作シーンでも分かるように、ケントはただの熱血馬鹿ではなく、コンピューターもバッチリ使いこなせる様子。というか、この時代の子供はコンピューターが使えるのはあたりまえのよう。海洋学者の桜庭博士も、そんなケント達の優秀さを見て、もっと子供と過ごす時間を持つべきだったと、しみじみ語る。で、博士の息子が今回のシャークオンのウェブダイバーな訳ですな。博士の旧式パソコンを操り海水の成分調査をこなしてしまうアオイちゃんの優秀さが際立ってました。
「全てをコンピューター任せにするからこうなる」
「人がコンピュータに使われてはいけない」
「君達はコンピューターを使いこなしているのだね」
桜庭博士のセリフに作り手のメッセージが読み取れます。
海底に凶暴化音波を打ち消すための音波発生装置を設置すべく潜水艇で作業に向かうケントパパと桜庭博士。息子を奪われた者同志の奮闘が良い。しめっぽくなりがちな所だけれどもパパ同士の友情パワー演出がいい感じ。
桜庭息子をウェブダイバーとして取り込んだものの、シャークオンは割とアッサリと敗退。スパロボで言う所のSPタンクみたいなものか? 多分「集中」くらいしか使えなかったのだろう(笑
第五話
羽パニック!とかいうサブタイトルからして脱力ですが、初期ナイトの中でも最もいいとこなしのグリフィオンさんの話です。
朝食をモリモリ喰うパパの明るいそぶりに無理を感じているママ。そして食卓には手付かずのカイトの分の朝食。隣室のカーテンの向こうには固まったままの植物人間のカイト。ケントが出かけてから一人で凹むママさんがやるせない……
そんなシリアスなケント一家のシーンの後からは急転直下、町中のモノに羽が生えて飛び回るという怪現象が発生(笑。洗濯機にストーキングされるアオイちゃんが見所です。カイトのペンが命を救ってくれる展開は熱く、コメディとシリアスのバランスが子供番組として適度なバランスに。
街が大混乱のため回線が使用できず、プラグイットできないケント。自宅だけはマジカルステーションと直通のため防衛システムで守られている、という設定も上手い。
羽パニックを起こしていたグリフィオンのウェブダイバーはカイトの親友、マモル。グラディオン曰く「恐ろしい必殺技」であるホーミングショットもお約束のホーミング破り「敵にぶつける」でアッサリ撃破。ナイト・ダイバー共に地味なまま敗退。
マモル君が解放されたのを見て、我が子にも希望は残されていると表情を明るくするママさんで締め。脱力サブタイなのに、いい構成の脚本でした。
aisbn:4063441768電脳冒険記ウェブダイバーロボットずかん