気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

ウェブダイバー全巻購入

全巻購入っつっても、ビデオなんですけどねー

電脳冒険記ウェブダイバー』 公式サイト
http://www.radixzero.co.jp/WebDiver/top.htm

まだ公式サイト残ってたのがまず驚きですが。 設定画なんかがあらかた揃ってる辺りも素晴らしい公式サイトです。
ウェブダイバー、ダイガンダー、マイクロン伝説・・・・・・と、 この辺りのTAKARAアニメはなんか激しく魂に焼きついて離れないのですよ。
葦プロ国際映画社的な楽しさというか……いい意味でB級な番組が 大好きですから。

ビデオテープが真っ黄色なのはグラディオンのイメージカラーに合わせてあるんでしょうか。芸が細かい。
とりあえず第一話、第二話を視聴。


第一話。
バーチャルパークで遊んでるとデータが侵食されて、弟のカイトが電脳空間に取り残されて廃人に・・・・・・というヘビーな第一話。

放送当時は熱血単純明るい少年というイメージしか持っていなかったケントが、本気で落ち込んでたり、優しくて頼りになる勇者さんというイメージだったグラディオンが淡々としていて、子供を巻き込む事に対して引け目らしいものを持っていなかったり、久々に見るウェブダイは凄く新鮮な印象でした。

なぜケントのプラグコントローラーがグラディオンの形になったんだろう?という当時感じた疑問はここでも再び。
てっきりケントのクラスが遭難するという話だとばかり思ってましたが、全世界30万人の子供達が電脳空間に取り残され監禁されるという規模のでかい話だったことにもビックリ。

デリトロスの野郎、ロリショタハーレム建設が目的だな!

例のヘンテコCG空間のショボ戦闘はやはりショボいんですが、今見ると、CGなのにセルシェーディングでもなければ、メカ質感表現もない、というシンプルなテクスチャの無いCGモデルは逆に新鮮。

「あれ?結構がんばってるじゃないか」とか思ってしまいました。

逆にスパリン初期の黒縁CGの方が好かんかもしれん。私ゃ。

で、第一話冒頭のクラスのシーンで、最後まで出番のなかった女子の一人、皆本アヤノさんの裏設定「ショウくんが好き」がしっかりここでこっそり描写されてる点に感心。

何気なく、ショウの後ろにぴったりくっついてるんですねぇ、アヤノさん。

ケントに惚れてる年下の女の子という勿体無い未使用キャラもクラスにいるようなので、今後モブであれ、クラスの女子の登場シーンには要注意だこりゃ!

そして、EDの映像を見ていて気付いた点が一つ。

楽しそうに公園?で遊んでいる一同を見つめている、喫茶店の中の女性は誰だろう?という点。

……これはもう、アオイママンしかないだろう。

マジカルゲートの中で楽しそうにしている、自分の父と娘の姿を静かに見守る、エンジェの中に残る母の人格……と言ったところでしょうか。

 

 

第二話。

公式サイトにも書いてますが、事故の被害者の名前をニュースで読み上げてるシーンの悲壮感はガチ。

いなくなった子供の分まで茶碗を洗っている演出の芸の細かさに感動。ママさんいい人です。

パパさんとケントの語る兄弟の絆話が、そのままグラディオンとの絆を強める話になっていく展開も◎。

引いては後のVグラ合体にも繋がる話で、スタッフの上手さが垣間見える。

自分を責め、真っ直ぐに真剣にカイトを助けたいと必死なケントのその必死さが空回りして、グラディオンとシンクロできないという、(多分)珍しくヒステリックなケントも見所でしょう。

グラデイオンと連絡が取れなくて焦り、アオイちゃんにまで当り散らすケントの精神はもうボロボロ。

グラディオンに残された最後の力で、やっとの思いで一瞬だけカイトと会話に成功するシーンなんかも、後々効いてくる大事な場面なんだろう。

グラディオンと連絡が取れない、というそれだけのシーンを僅かに挟む事で、苛立ちから空回る展開が活きて来る……作り上手いっすよ、マジで。

でも、アオイちゃんがいつの間にかケントの話を聞いてグラディオンの事を知っていた、というハショり方は×。まだまだ脇役ですね、アオイちゃん。

シンクロする相手次第で無限の力も引き出せると言うグラディオンの話から、多分シンクロできる相手を探して電波飛ばしてたんだろうなぁ、という辺りが類推されます。

・・・という事は、きっとケントの電子工作がグラディオンと同じ形に出来上がった、というのも、きっとシンクロの成せる業だったのだろうなぁ、とか。

ギリギリのところで踏ん張って、影ながらマジカルステーション基地を守る事に成功している大人たちの奮闘も素敵。

最後の1%の領域を守り抜いたケントと、その領域を保護する防御プログラムを再展開するのに成功した父タケト達。親子共に戦っていたんですねぇ。

父は息子との、兄は弟との誓いを守っている。カコイイ。

そして、次回からは玩具宣伝展開が延々続く。

今までがプロローグで、人間ドラマメインの展開だとしたら、こっから先が本編。 ちょっと怖いぜ!

 

 

 

電脳冒険記ウェブダイバー(1)