気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

ウェブダイバー 12話&OPチェック

今回はOPについても少し。

本編と違ってカコイイニ次元アニメ映像と熱い歌とで滅茶苦茶燃えるOPに仕上がっているというのはウェブダイバーを見た事がある人なら誰もが知っているところ。

なので、良さについては今更語らず、気になってる点を少々。

冒頭、幾つかの文字が次々現れては消えるのですが、なんかパラメータのようなものも出ています。

power:10(MAX)

memory:9

speed:8

techinic:10(MAX)

stamina:10(MAX)

career:8

total:55

6つのパラメータ、合計55ポイント、といった所ですか。

ってこれ、トランスフォーマーで言うテックスペックか!

ウェブダイバーにもあったのかぁぁっ!

careerは『地位』ってトコですかね。

ちなみにテクニックの綴りが違うのだけれど、画面上でどうもiが一個多いように見えるのであえて違うままに。

下の方には

ビークルモード/アタックモード

フィールドアウト/ウェブアウト プラグアウト

と英語で。

こっちは今ひとつ何の表示だか分かり辛い。

特に意味無く書いてあるのかな?

他にも背後に赤い字で長文が書いてあるのですが、さすがに字が小さく、色も暗いためビデオの映像では判読不可能!

DVD持ってる奇特な方、もし調べる事が可能でしたらご一報よしなに!

なーんか、どうでもいい事なんだけど、こういう文字情報が入ってると気になるよね?

ね?

ちなみに、アオイ、ジャン、ナオキ、ショウ、の四人の背景にもこの赤字は存在。

そして、短いカットながら、本編ではついぞ見られなかった、キョウイチ、コウジ、マモル、ツバサ、の四人のダイバースーツ姿が挿入される。

しかもマジカルステーション基地内。

やっぱり、当初は彼らがフェニクオン、グリフィオン、シャークオン、ジャガオン、のダイバーになる予定だったんだろうなぁ……

右から順に、劇中出撃順になってるもののツバサがスルーなのは脚本の都合なのだろう。

敵側が徐々にダイバーの重要性に気付いていく、という展開上、ジャガオン+ツバサは削られたのではないかと予想。

取りやめになった分、ライガオンのダイバーとして登場が遅れたと見るとして、製作サイドは各ナイトのダイバーをどうするつもりだったのだろうか?と疑問も湧いてくる。

クラスの男子は合計10人。ウェブナイトの合計は13人。学校外のジャンを合わせても二人分枠が余る。

ショウが一人でダイタリオン組三体を操る予定だったのだろうか。

だとすると、ストーリーも山場だと言うのにツバサが如き小物がショウと組んで最強クラスのロボに乗るという事態も納得できる。予定外のオマケという訳で。

はっきり言ってツバサ、顔も常に小悪党っぽい嫌味な笑顔だし、特にこれといった特技も見当たらないし、ショウの相棒にするには格が足りない気がする。公式サイトの設定を見ても「彼とショウ、ナオキ、ケントはいつも一緒に遊ぶ間柄である。」の一文だけで、扱いの低さが伺える。しかもそんな設定劇中に殆ど活きてないし……

http://www.radixzero.co.jp/WebDiver/chara/tsubasa.htm

なんか、劇中と顔違うし……

劇中はもっと悪そうな顔してるんだよな……

そして、カイトがデリトロスに吸い込まれ、ドラグオンとダイタリオンが影だけで登場するカット。

このカットに最大の謎がある。

カイトが吸い込まれていくのは劇中冒頭からして納得行くのだけれど、なぜ……

なぜ、吸い込まれた後、アオイちゃんの顔がデリトロスと重なって浮かぶ、なんてシーンがあるのだろうか!?

しかも超一瞬。

エンジェ関係の伏線かな? とも思ったのだけど、一時停止してよく見るといつもの赤ダイバースーツ。

しかもエンジェがデリトロスの一部、なんて事も無いし、デリトロスにアオイちゃんが吸収されて……みたいな展開も、確か無かったはず。

なぜこんなカットが挟まれるのか、さっぱり分かりません。

企画当初ではリュウトは登場せず、アオイちゃんがデリトロスのウェブダイバーになる予定だったとか?

……ケントの気を引こうとするあまり闇に付け込まれるアオイちゃんとか見てみたかったかもしれない。

ま、実はアオイちゃんの腹黒さを表現しているだけだったりするのかもしれないけどな!

そんな原黒アオイとは裏腹に、天使のように羽を舞い散らせながら女神のように微笑むアオイちゃんと、涙を散らしながら落ちていくアオイちゃんの姿も、ドドーンと描かれる。

最終盤辺りまでオマケキャラに過ぎないアオイちゃんにあるまじきデカイ扱われ方。やはりもっと物語の根幹に関わるようなキャラだったのではないだろうか。EDのアオイ母らしき姿の件もあるし、当初はもっとストーリーの核になるような存在だったんじゃないかな~という気が、強くする。

後、OPでグラディオンをアンカーショット(仮)で苦しめる敵ウェブソルジャー、こいつって、本編にこのまま出でてこないのだろうか?

普通OPの敵と言えば最序盤に出てくるもの、と相場が決まっているのに……

ザコモンスターのCGなんて作ってる暇ねぇよ!! ってトコですかね。

で、レビュー本編

第12話

 ケントという存在に興味を持ったデリトロス様の罠話。

 拉致されたカイトを探し求めてパトロールをしているケント。疲れて戻ってくる。有事で無い時迂闊に来るのは危険だ、と言っていた設定は忘れられたのかな? しかし、その危険性を今回証明してしまう訳で、グラディオンの親馬鹿が招いた危機、という話なのかもしれない。パトロールを終えて現実世界へダイブアウトする際、デリトロスのジャギがケントを包む。

 帰宅したケントは何事もなく疲れて眠る。が、朝目覚めると、世界は一変していた。デリトロスの侵略が始まる前の状態に戻っており、誰一人としてグラディオンやデリトロスの存在を知らない。しかも、この世界にはマジカルゲートが存在していない。パパなんて「人間の意識をネット世界に送り込むなんてできるわけないだろ」とまで断言(意識接続という設定だったと、ここで初めてちゃんと確認できたかも)。学校で図工の宿題明日提出、とか言っているので、第一話の前日という設定なのだろう。第一話の映像の使いまわしも多く、一瞬総集編かと思ったくらい。

 学校が終わると遊びに行くのだが、行った先が「ゲームセンター・マジカルゲート」。メンツはナオキ、ショウ、カイト、アヤノ、ミナモ、ケント、アオイ。ショウLOVEのアヤノはここでもやはり健在。しかし、ミナモさんがモブでなく単体で出てくるのは初めて。以前ニセケントがいたずらして回るシーンで驚かされる役で出た時はシラベとミナモのセットだったし、「シラベと仲良し」という設定しか存在しない彼女の生態が伺える貴重なシーンです。多分、アヤノかアオイちゃんと友達なのだろう。アヤノとは学年も同じだし。

 ゲーセンのゲームの2100年とは思えないショボさに和みつつ、対戦ゲームの選択キャラに注目。ケントがグラディオンを使うのはいいのだが、ナオキが選んだのはジャガオン。ここでもやられ役として筆頭候補に挙げられるジャガオンに乾杯! というかナオキ、ジャガオン選んだら勝てる試合も勝てないだろ!

 幸せな世界の中、ひょっとして自分が今までいた戦いの世界が夢で、こっちが現実ではないかと心を揺らすケント。しかし、ケントはそれを確かめるべく、もう一度グラディオン型のプラグコントローラーを作り始める。夜更かしして工作を続けるケントの机の足元にデリトロスの目玉が浮かび上がるのだが、これ素で怖いって! というか、今回ホラー演出が多く、小さい子見たら泣き出しそうなシーンが後にも続く。物言わぬ機械に戻ってしまったカロンも薄ら寒いものがある。

 デリトロスの目玉とカロンを見間違えたと知ってホッとするケント。しかし、どうしても拭えない違和感に、ケントは「ここは俺の世界じゃない」と確信する。必死に作業を続けるが、第一話同様繋がらないプラグコントローラーに悪戦苦闘。「いや、ダメじゃない。あの時もそうだった」「俺を呼ぶ誰かの声を聞いた」「そしたら心の中に機関車に変形する騎士の姿が浮かんだんだ」「声と向き合った時、気が付いたら君の姿をしたコントローラーを作っていた」グラディオン型コントローラー誕生の謎が明かされます。どうやらケントの電子工作の腕前が凄かったのではなく、設計図をシンクロして受信していただけだった模様。組み立てられるだけの腕前は必要だったろうけどね。

 プラグコントローラー完成間近、デリトロスは次々住人を送り込みケントの精神に揺さぶりを掛けるが、舞台設定無視して人物動かしたら逆効果ではないかと。周囲には無数の目玉がケントを囲み、誘惑の声をケントが振り払う度、ニセ世界の住人達はドロドロしたスライム人間に姿を変えていく。……滅茶苦茶怖いんですけど……このシーン!!

 自力と、グラディオンの導きとで、ケントは無事デリトロスの世界から脱出。怒ったデリトロス様、前回に続き自ら登場。ウェブダイバーというものの本質を見極めるべくとった作戦だったとの事。それをマジカルソナーで見ていたパパ達、「こんな大きなデータが存在できるなんて!明らかに容量を越えている!」初めて見るデリトロスのデジタルデータのレベルを越えた怪異っぷりに驚愕。

 デリトロス、「よくぞクリアした、ほめてやろう」「だが貴様には失望した。いくら調べてもただの細胞の塊」「所詮ただの人間、プログラムを越える力など無い」などと、たった今自分の作戦が破られた事をまるで認めない俺様っぷりを披露。ウェブナイト全員で立ち向かうものの、眼力だけで吹っ飛ばされる一行。グラディオン以外のナイトは即戦闘不能に。やっぱり役に立たねぇ……この子達……

 グラディオンもダメージが限界に達し、ソナーで観測している博士達にも動揺が走る。

 「成長するのだグラディオン」「思い出せ なぜナイトが一体ではないのか」「なぜ同じタイプが一体としてないのか」有栖川博士、カコイイセリフを並べますが、そもそもロボットの姿になったのは自己進化じゃなかったっけか、博士! この辺り辻褄合わせが終盤で行われる事を期待するよ!

 そして博士の熱いセリフによってフラグを設置完了し、グラディオン、ついに初合体。フェニクオンと合体する事で合体必殺技発射。熱線ではなくただの赤い玉になつてるあたり、強化技なのかどうか微妙な見た目のヒートウェーブが発射され、デリトロスの目玉は消滅。まあ、目玉はデリトロスのデータのほんの一部でしかないというお約束なんですけどね。

 「お前の目的は何だ!」「いずれ分かる事だ。その時まで貴様らが生きていればな!」素敵な捨てゼリフとともにデリトロス様撤退。で、次回へ続く。……デリトロス様、全てを消滅させる破壊神とかって第一話辺りで既に開示されていた気がしますよ!