クラブレイダー領を南下し、ザ・ピットを踏破。ついにアッシュランドを眼前に捕らえたチームA。
狙撃塔のハープーンの眼下で、今まさにアッシュランド攻略戦が始まろうとしていた。
「各自全速力! 一瞬たりとも止まるんじゃねーぞ!」
「途中倒れた者はスケルトンが回収する。振り向かずに前進せよ!」
「僕では辿り着けなかった、真の敵…… 勝てば、今度こそ!!」
4-8-56「決戦、アッシュランド」
泳がなければ辿り着けないが、泳いでいる間は撃たれ放題。
何度来てもここは緊張する……
ズラリと並んだ砲台に、酸の海。
ラストバトルに相応しい凶悪さである。
ワザニィが勇ましいセリフを喋っていると、最初の一発が着弾する。
うぐぐ、3桁か……
うまい事タゲがバラけてくれるといいのだが。
と、そう上手くはいかず、特定キャラに被弾が集中。
硬いムカイが狙われているのは幸いだが、ソマンはマズいぞ……
一刻も早く沈黙させなければ……
と、真っ先に塔に辿り着いたのは、イニゴとアイゴアがほぼ同時。
イニゴは義肢装備だけど、傑作スカウトレッグのお陰でほぼペナルティは無い状態。
耐久性よりスピードを重視して全員スカウト装備を選んでいたけれど、その効果が発揮されたか。
攻め込んでしまえば、後は一気。
たちまち塔の攻略は終了する。
ここのウォッチボットはトドメを刺せるタイプではないので、装備を剥いだ後で、過去のプレイのように屋上からポイ捨てして放置しておく。
2庄しか塔のベッドは使えないけれど、ここで重傷者の回復をしてから出発。
寝ている間、階下に落とした敵が再起動してくるが、これはNPC友軍が処理してくれる。
塔から傑作古代ボウMk2が出てきたので、これを第3の射手イッシジに装備。
イーグルクロスも一応持っていく事にする。
おっと、気付かないうちに一部のNPCが北の対岸に取り残されていた……
戦っているのは、シェク軍と第二帝国。
誰かを単身で走らせて、追い付いてこれるように誘導しようか……
と、酸の海の中からザバーッとスケルトン盗賊が出現。
NPCチームと共にこれを処理するのだが……
ほぼ同時に酸の海から救援部隊が出現する。
なんと…… 都市連合の遠征軍?!
スプリング方面ではぐれた部隊とは別チームのようだ。
フルメンバーで再度ランダム生成されたのかな?
ありがたい。即座に同行を依頼。
共に進軍する事に。
再び酸の海を渡り、チームはアッシュランドに上陸。
一方で、酸ダメージを受けないアグヌとバーンを北の岸まで走らせ……
(こんな時でもビープ喪失の悲しみで暴走するイベントは発生する……)
無事、シェク軍との合流に成功。
彼らも無事アッシュランドへの上陸に成功する。
さて、と……
もう一直線にキャットロンの所へと走ってもいいのだが、休息地点の確保のためにも、途上のドームは攻略していくべきだろう。
まずは「農務長官」の居城、ドームⅠを目指し、南西へ。
以前、当たり判定の無い巨大建造物を貫いて走れる事に驚いていた地点で、今度は敵の伏兵が出現。
NPC部隊が反応。戦闘は避けられない。
彼らに任せて走り去る……という判断はまだ早いだろう。
この程度の規模なら蹴散らして進むべきだ。
重装兵混じりの巡回部隊相手に、半裸のシェク兵は手痛いダメージを受けているが……
数で圧倒。
NPCの力だけで押し切れるくらいの勢いで、あっという間に殲滅完了となる。
戦闘終了の後、漂う毒ガスを避けながら進軍。
最初の砦、ドームⅠへとたどり着く。
……と、ここでグレイフレーヤーの酒場からずっと同行してくれていた傭兵チームが契約時間切れとなる。
今期プレイの前半からずっと本拠点警備で頑張ってくれていた彼らとも、ここでお別れ、だろうか。
ここまでの戦いで2~3人を失い、3名が生存。
MOD部隊と違い、ここですかさず再雇用、という訳にもいかない。無事本土に帰り着いてくれればいいのだが。
今は彼らの心配より、敵地攻略に集中すべき時。
まずは入り口にちょいと入って、中の様子を確認。
敵兵は…… バニラと同様、「レギオンのスラル」か。
ステータス的にも武装的にもそう怖い相手ではない。
が、しかし、2階のベランダ部分にMOD装備のボス(?)を発見。
量産型キャットロン!
四天王は既に倒しているため、代わりに量産型がドームのボスとして配置されている訳か!
フル装備・ステータス80の重武器使いは手強い相手ではあるが……
色から判断すると、武器はメイトウ級ではないようだ。
恐れず、一気に殲滅してくれる!と、総員突撃。
グエーッ!!
狭い螺旋階段周りの地形では上手く攻撃ポジションが取れず、必要以上の範囲ダメージを喰らってしまった……
が、それも一時の事。
射手を斜面の高所に配置し、各員がポジション取りわ終えると、後は悠々の殲滅戦。
特に解説する事もない内容で、蹴散らし終える事が出来た。
NPCにも気絶者はいない。圧勝である。
量産型キャットロンは、装備にも手荷物にも特に見るべき所はない。
今の所素材として要求される事もないので、インベントリを圧迫する3万catCPUも置いて行く事にする。
ここで、さあ回復タイム…… と寝袋を用意した所で、驚く。
あれぇ!? ドーム内って、一部の床に寝袋敷けたよね??
修正されてしまったのだろうか……
敵地で寝られるという方がシチュエーション的におかしいので、これでこそ最終戦、ではある。
NPC以外みんな軽傷止まりなので、このまま進軍してしまっても構わないのだが……
これで最後まで持つかどうか、心配だなぁ
ドームⅠを後にして、南へと進軍再開。
はぐれたNPCが第二帝国部隊に殴られ、その救出に走る。
と、ここでこの期に及んでウエトーを担いだままだった事に気付く。
とっくの昔に契約期限切れになっているのだけれども、気絶者数人を放置せずかついで来ていた事をすっかり忘れていた……
ペナルティを受けたまま戦い続けるのは厳しい。
ここで放流するのは心苦しいが……
グラスパイレーツのコートと、遺跡から出た宝石鈍器だけ与えた状態で、飢え子はアッシュランドの荒野を彷徨う事に……
第二帝国の少数部隊は、クロコとセイントの師弟コンビでサクッと撃破。
南への進軍を再開する。
と……
おお、飢え子、流石にここで単身放浪は出来かねたのか、保護要請!
再びウエトーを同行状態としつつ、先を急ぐ事に。
道中、幸いにも遭遇戦は無し。
友軍部隊もまだこれだけ残っている。
お陰で自軍の消耗は最低限で済んでいる。
侍&シェク部隊、頼れる友軍に感謝だ。
と、ここで飢え子が第二帝国相手に恐喝を試みるという暴挙に!?
慌てて引き止め、説得。
もののついでに、彼女にも戦力として機能してもらえるよう、狙撃塔で確保して来たイーグルクロスを装備させておく。
誤射は怖いが…… まあ、自軍は全員滅多に事故らない装備構成にはなっているはず。
ドームⅡに到着。
Ⅲ、Ⅳは無視するつもりなので、実質これがラスボス前の最後の砦となる。
ここも無視して進んだ方がいいのかもしれないが……
進軍ルート上の敵の砦を放置して行くというのも、なんとも収まりが悪い。
消耗はするだろうが、ここは攻めておく事に。
敵兵は、ここもバニラと変わらず。
ボスがキャットロンコピーに置き換わっているだけで、後はスクリーマーユニットばかり。
突入し、殲滅。
ここでも特に特筆すべき出来事は無かったので、戦闘は割愛。
戦闘後のトレハンで、ダイヤ製の鉈を発見。
貫通30%に、対ロボ20%。優秀。
これは……
ティンフィストに装備させる事にする。
彼は万能の天才。何を使わせても超一流。
武術による一撃必殺も強いのだが、これで防御が可能となり、細かな範囲攻撃も出やすくなり、攻撃の手数が増える。
大軍相手となるアッシュランドの戦いでは、武器を装備した方が安定するだろう、という判断だ。
ドームⅡを出て、敵本丸を目指し、南下。
第二帝国部隊の巡回部隊との遭遇戦が発生。
率先して斬り掛かるNPC部隊が、スクリーマーユニット相手に優位に戦いを進めているが……
NPCは地表を彷徨う毒ガスを避ける事が出来ず、ここで大きなダメージを受けてしまった。
気絶したシェク兵をかつぎ上げ、先を急ぐ。
早め早めの進路変更で、毒ガスを避けながら進み……
キャットロンの居城の手前、最後の坂道に入る。
この坂の麓には、崩壊したドームが配置されている。
透明な床の上を浮遊状態で歩けるという、おそらくは設定ミスが放置されているだけの不可思議現象はあるが……
中身は空っぽ。何も存在しない。
いつもならこのまま前進する所だが、ここで、ふと思いつく。
ここならば、挙動が変わっているんじゃないか? と……
おお、予感的中!
浮遊状態の透明床の遥か下、本来の床面に寝袋が設置出来る他……
ドーム外の地表にも設置可能。
過去のプレイの他のドームと同じ挙動になっている。
MODの手の入っていない場所だから設置可能のままになっているのか、最新版本隊の仕様なのか、判断しかねる所。
屋内なので毒ガスが来ても安心。
ここで、ダメージの深くなっている数人の回復を待ってから……
ドーム遺跡を出発。
崩壊ドームにもこんな使い道があったとは……
ありがたい限りだが、いずれこれも修正されたりして?
さあ、ここから先は……
もう、敵本丸は目の前だ。
ウエトーとの再契約はここで時間切れ。
かついだままのウエトーがまだ1体いるが、とりあえずそのまま連れていく事に。
幸い遭遇戦も無く、第二帝国亡命改め、「第二帝国エグザイル」が見えてきた。
おっと、ここでようやく後方に敵部隊出現!
NPCに任せて放置……というにはちょいと数が多いか。 戦るぞ!!
射手を後方に展開しつつ、全力攻撃。
あっという間に敵部隊を壊滅させる。
敵に射手を含む部隊が多いため、弾切れの心配も無い。
第二帝国MOD世界は、これが厄介な所ではあったけれど、助かる点でもあったなぁ……
などと、完走した気になるのはまだ早い。
最終決戦はこれからだ。
ラストバトル、2連ドーム戦。 いざ!
と、ここでティンフィストに会話イベントが発生。
これはキャットロン戦での会話発生も期待出来そうだ!
ビープがいないのは残念だけれども……
さて、ペナルティの大きいバックパックはここに放置して、本気モードに切り替え。
高台になった地形の上に射手を配置し、迎撃体勢を整えてから……
クロコ、マスター、クロトの3人で偵察に向かう。
まずは、この三人で入り口を覗き……
敵戦力を偵察。
大体バニラ通り…… いや、赤鎧がいる! バニラより手強いと見るべきか。
んんんっ?! もしかして、これは……
今まで倒して来た四天王の側近、そのコピー!?
四天王本人より手強かった強敵達が、四人とも揃っているのか!
ステータス90越えの猛将達と複数同時に戦うのはあまりに危険……
特に、コイツがヤバい。
格闘家、BPU9999。
当たりどころが良かったので、運良く四天王戦の際は死者を出さずに勝てたが、今度も無事に勝てるとは限らない。
これは、細かく釣り出しを繰り返していくしかない!
という事で、敵が反応した瞬間、即座に引き返す。
まずは数体のスラルの釣り出しに成功。
ほんの僅かしか釣り出せなかったが、それでいい。じわじわ堅実に……
って、あれ? 何そのポーズ?
あ、そうか! クロトは、アッシュランドに入る前からずっと……
かつぎ状態のままだった! 老齢クラブを!
これぞまさに不可視の蟹、ミステリークラブ!
召喚可能なのかどうかはわかんないけど、二度目の釣り出しついでに、ミステリークラブを解放!
蟹が中で暴れているのかどうかよく分からないまま、釣り出し二戦目に突入。
おっと、今度は結構な数が釣れてしまっている……
ムカイ、アイゴア、ティンフィストの3巨頭を正面に立て、本格的な戦闘を開始。
副将ズのクローンはまだ出てきてないようで、この戦いも終始こちらが圧倒。
射手の所まで切り込まれてヒヤリとするが、イッシジはつい先日まで前衛を務めていた猛者の一人。
ヴァンパイア製短鉈で返り討ちに。
と、ここでアイゴアとホテロクが突然後方にダッシュ。
何事かとカメラを飛ばすと、真後ろ方向、2連ドームエリアの入り口で、NPC部隊が激闘を繰り広げていた。
流石に、戦乱の真っ最中にこっちに手は割けない……
ここがNPC戦力の使い所か。
心苦しいが、彼らには自力で戦ってもらう事に……
と、まだ一人ウエトーを担いだままだった事を思い出し、放流。
この最終戦に飢えた野盗が一人参戦していた事を、長き戦いの記録の最後に書き記す事が出来た……
ああ、頑張って早期に彼らと同盟状態に持っていっておいて良かったなぁ……
自軍の戦闘も、間もなく片が付く。
あれ? 敵兵は……「スラル予備兵」?
「嵐のスラル」から改名された……にしては攻撃値が高すぎる。
MODで配置されたヤツ、かな?
おっと、気付いたら、手強い4副将のうち一体も倒し終えていた。
目覚める直前だったか……危ない危ない。
致命パーツを引っこ抜いてトドメっと……
おや? 装備は本物の4副将より弱い上、鎧は「劣化した」と名前に付く、ペナルティの大きい物だったようだ。
これなら今までの4副将戦より、いくらかは楽に戦えそうだ。
続いて、釣り出し戦・第3回。
今回は割と少数のみの釣り出しだったので、射手で怯ませつつ、楽に勝て……
どーん!
どどーん!!
くっそー! 普通に痛い上に、アンラッキーヒットも出てる!
アグヌの剥き出しの頭部に3桁ダメージ!!
が、しかし、射手増員の効果は大きく、ザクザクとボルトが突き刺さり、敵将の粘りは短期に終わる。
これで残るコピー副将は2体。
四度目の釣り出しは、義足効果で足の速いナイフさん(軽傷)が担当。
今回はそこそこ数の敵兵が追って来るものの……
縦に伸びた隊列で、ザクザクと撃破していく。
殲滅完了。 敵兵の残骸もかなり増えて来た。
そろそろ敵も在庫切れになる頃だろうか。
5度目の偵察は、即時修理効果でまだまだ元気なバーンさん。
よしよし、かなり減ってきたな~
5回戦も雑兵のみ。
3巨頭を前面に立てての戦いで、ド派手な数値が乱れ飛ぶ。
アイゴアが貫通サーベルで190前後のい火力を叩き出す一方……
ダイヤ鉈のティンフィストは170程度に留まる。
「ぐるるる…… やっぱり、アイゴア、最強」
「ウム。乱戦においては武術は最強とは呼べぬ故な」
バニラ会話に曰く、過去に対戦経験のある2人が肩を並べてダメージコンテストをしている様はなんとも痛快。
第二帝国からすればたまったものではないだろう。
白い灰の雪原に、黒いオイルが撒き散らされていく。
そろそろ突入の頃合いだろうか。
一方で、後方のNPC達はそろそろ力尽きようとしている。
緑の数字が見当たらず、被ダメージ表記ばかり……
急ごう。
釣り出し6戦目を開始。
これで、釣り出せる敵は全て釣りだし終えた。
チームA30名、全員が健在。
まだまだやれるぞぉ!!
いざ突入……
って、敵の方から出てきてる?!
しかもこいつは……
やべぇ! BPUだ! 離れろ!!
大慌てでチームを切り分け、主力……
クロコ、マスター、クロト、ムカイ、アイゴア、ティンフィスト、の6名+射手のみでBPUを迎撃。
他のメンバーは固守状態で退避させる。
まずマスターが特効メイトウパラクロで切り掛り……
え?! 35しか通らないの!?
ええい、硬いな! と、一瞬驚かされるが……
チーム最強の6人+射手3人に囲まれ、敵は格闘家単騎。
手数による武術使い封じは完璧に機能し……
一発も攻撃を繰り出す事も出来ないまま、BPUは倒れる。
短期決着は、うまい具合に下腹部に着弾してくれたお陰でもある、か。
腹部に隙がある侍アーマー系の弱点、かなぁ?
おっと、劣化タイプの傑作鎧が上下揃っている。 データ確保だ!
圧倒仕切れたのは、鎧のペナルティのお陰もあるかもしれないなぁ
さて、と……
そろそろキャットロンと対面すべき時が来たか。
バックパックが消滅しないよう、加入が遅かったメンバー3名を荷物番として残し、27名で進軍を再開。
最後に残った副将、DDDを踏み潰し、一気に最後の城へ……
硬い!!
強い!!
流石、ステータス3桁混じり! そう容易く圧倒させてはくれない!
が、4副将最後の抵抗も、そう長く持つ事はなく……
クロスボウに射抜かれ、DDDもまた倒れ伏した。
無人となったドームを通過し……
クロコ達3名で、キャットロンの玉座を偵察。
ふむ…… バニラと変わらず、キャットロン単騎か……
ならば、先程と同じ、精鋭6名+射手という体勢で挑むとしよう。
狭い屋内で大軍が密集すると、キャットロンの範囲必中攻撃が怖い。
まずは射手を左右の高台に配置して……
6剣士を玉座へ送り込む。
そして、いつもの前口上が終わるのを待っていると……
ティンフィストの固有会話が始まる。
キャットロン×ティンフィストの愛憎劇が語り終えられると……
ティンフィストがクロコに切り掛り、戦闘開始!
って、ティンフィスト、どこ行くねん!! 真後ろにダッシュ!
地形が狭すぎてポジション取りが狂ったか?!
いや……
階上から、新たな赤鎧が出現!!
し、四天王だーっ!!
キャットロンや4副将のコピーがいるなら、当然四天王のコピーもいるって訳か!
これは、6人だけでは戦えない! 残る戦力も投入しなければ!
キャットロンが物騒な火力を叩き出す中、ラストバトル開始!
しっかし…… 流石キャットロン……
ステータス90台相手に、150~180の火力をバンバン叩き込んでくる……
って、アイゴアがまた勝手に動いてしまった!
まず最初に、敵四天王は玉座に集合するように設定されているのか、全員がティンフィストの傍らに集結。
ここで、Kenshiプレイヤーの本能が叫ぶ。
この場に留まっていてはいけないと、生存本能が全力で告げてくる。逃げろ、と。
ドーム外を指定し、全員に全力後退を指示。
こんな狭い場所でボス五体と戦って、無事でいられるはずがない!
四天王はまず玉座付近で一端静止するようで、退避する猶予があったのが幸いした。
追いかけられながらではあるが、殆ど殴られる事なく、全員が脱出に成功。
迎撃体勢は整った。 さあ、今度こそ、ラストバトル開始だ!!
ぐっ…… 四天王コピーも手強い!!
クロコ、アイゴア、バーンにはこのまま四天王の相手をさせるとして……
乱戦状態だ。誰が今キャットロンの相手をしている?!
って、イズミちゃん!?
当たりどころがよく、血の記憶アーマーがばっちり軽減してくれているが、こりゃヤバい!
すかさずホッブズがカットインに入り、最初の一発を命中させる。
よしよし、サーベルでこれだけ通るなら御の字か。
最終戦は、縦に伸びた隊列で、数体のボス軍団と戦う形で始まった。
どの敵も3桁ダメージを出してくる強敵。 範囲攻撃は恐ろしいが、これ以上散らばって戦う事も難しいし、移動の隙を突かれるのも怖い。
キャットロンの相手は、マスター、ムカイ、ティンフィスト、イズミ、ジュエル、ホッブズ、馬、の7名が務める。
うぐぐ…… 頼みのティンフィストに直撃打が……
いやいや、68程度で済んだのは幸いか。
一方、この後方では、残る全員が2体の敵将を相手にしていた。
では、のこる2体の四天王は……?
屋内に残っていたのか! 「農務長官」の弓に釣られたのか、ソマンが単独で城内に乗り込んでしまっている!
農務長官だけではない。
もう一体の四天王も中に残っており、ソマンに向かって……
だが、四天王2体の相手だけでも手一杯状態。
救援を送る余力はあまりない。
クロトを援護に送るのみに留め、まずは眼前の敵に集中する事に。
いや、これ…… 判断、誤ったか……?!
ボスの範囲火力で、洒落にならないダメージが次々と……
むしろ、ティンフィストの方が火力が低い気すら……
いや、これは当たりどころがいいだけか。
どいつもこいつも3桁越えの火力をブン回して来やがる……
いつまでも包囲戦が続けられると思わない方がいいぞ、これは……
と、チーム前衛にダメージが蓄積して行く中、アイゴアとセトの連撃が決まり、ようやく最初の一体、Hat12を撃破。
こちらもピアがダウン。ぼちぼち気絶者が出始める頃合い。
残る四天王、ライノボット1体に前衛を集中させつつ、(一応、屋内ペナルティの無いメンツから)屋内の援護に向かわせる。
ティンフィスト戦は…… 一応順調と言える状態ではあるが……
イズミは60ダメージを受け大きくよろめくが、なんとか踏みとどまる。
返す刀で、馬にも痛撃が。
流石はキャットロン……
剥き出しの頭部に69ダメージ! いいぞぉ!
ライノボットが暴れ続ける傍らで、ピアが起床。
高火力の防風が吹き荒れる中、マイナス部位を抱えて戦闘を継続するのは怖いが、そうそう余裕がある訳でもない。
リスクを承知で戦闘を継続する。
おそらくチーム内では最弱であろうセイントも、ゴリゴリ削られつつも、よく持ち堪えてくれている。
って、傑作古代ボウMk2でも飛び道具ダメージは0かぁ…… 流石ラストバトル……
ひるみが発生するだけありがたいと思わなければ。
一方、Hat将軍を倒した後、前衛メンバーの多くは自動で屋内へと向かってしまっていた。
これが、大変よろしくない。
狭い螺旋階段の周辺は判定が怪しく、こちらの攻撃が通り辛い。
一度引き換えさせるべきか、と、屋内の戦いにカメラを飛ばしている間に……
あれ?! あれれ……?!
し、しまった!! 誰がキャットロンを倒したのか分からないまま……
キャットロン、倒しちゃった……
再起動まで時間が無いので、大慌てで射手ゲッコーを走らせ、トドメを刺す。
所持品は、うーん…… バニラから変化なし、かな?
敵の紅鎧を開発可能になる設計図、とかは無いかー
残る、表のライノボットがセイントを斬り倒し……
屋内ではジャング将軍と農務長官が暴れ続ける。
この螺旋階段の中央の柱は、キャラがとてもめり込みやすい。
かつて、クロコがここでキャットロンを倒した時、狂王はこのシャフト内に転落。
遺体を持ち帰る事なく、宇宙港跡の地下深くへと消えていった。
歴史のループ……遺された宇宙船による脱出を阻むためにも、ここで戦い続ける訳にはいかない。
ライノボットは、粘りに粘り、セイントに続き、チャドも倒れる。
バンデージ装備の武術スタイルでよくここまで持ってくれた……
ライノボットは尚も暴れ、大ぶりの一撃でチームAを怯ませる。
が……
抵抗はここまで。
ティンフィストの一撃によって倒れる。
「その鎧、使わせてもらう」
ティンフィストの甲冑は、未だ熟練のまま。
その場で脱ぎ捨て、ライノボットの傑作紅鎧を装着する。
残るは屋内の敵のみだが……
農務長官もジャング将軍も、シャフト内に出たり入ったりして、攻撃ポジションを取らせない戦い方でチームを翻弄して来る。
レヴァがダウン。起き上がれず、短時間の昏睡状態に入る。
長い間屋内の敵を食い止めていたソマンももうボロボロだ。
遅きに失した感はあるが、ここでようやく全員に脱出を命じる。
チャドは気絶から復帰したが、レヴァに続き、撤退中にイズミとナイフが倒れる。
足を折られているピアと、昏睡中のレヴァは屋内に取り残される形になっているが……
射手装備の農務長官を引っ張り出す事に成功。
囲んで叩く。
屋内では、ピアが根性で起き上がるが……
そこに、フリーとなったジャング将軍が迫る。
ピア、絶対絶命……!
と、思った、次の瞬間……
ジャングは、ピアに斬り掛かる事なく、昏倒したレヴァを抱え上げていた。
た、助かった!?
だが、いつまでピアが無事でいられるか分からない。
さっさと農務長官を仕留めて……
くっ…… サブ武器で、よく粘る!
起き上がったセイントが再び殴り倒され、これ以上の追撃を受けないよう、チャドを使ってやや後方に安置。
彼も深手を負っているので、そのまま止血をさせる事にする。
農務長官の最後の抵抗も終わり……
残るはジャング一人に。
屋外での戦いが終わり、自動タスクでの治療モードも発生。
治療完了を待たず、急いでジャングの始末に向かうのだが……
「おらぁっ! ウチのレヴァを返しやがれ!!」
「・・・・・・・・」
「待て、こやつ、既に我々への敵対を……」
ジャングは、レヴァを我々に返しに来てくれた……
そのように見えた。
それは、ただ、屋内で倒れた敵を屋外へと排除するだけのプログラムでしかないのだが……
ジャング将軍は、最期に、そんな人間臭い動きを見せ、無抵抗で攻撃を受け続け、死んだ。
第二帝国との最終戦は、こうして幕を下ろした。
「起きろ、セイント。
お前が身体を鍛え続けたのは、ここで起き上がれるようになるため、だろ?」
「はい…… 仲間の足を引っ張りは、決して……」
「それでこそ、だぜ。相棒」
「任務完了、ですね」
「さて、と…… こいつの遺体は、放置しとく訳にもいかねーよなぁ……」
当方の二次創作設定では、キャットロンは首を失ってもバックアップとの接続で復活可能。
亡骸によるイベントの有無を確認した後、粉砕しておく必要があるため、担いで持ち帰る事とする。
「まさか、人間達がここまで強くなれるとはな」
「どうだい、切り捨てるべき弱者なんてのは、この世には存在しないってのが、やっとテメェにも分かったんじゃねぇのか?ティンフィスト」
「そうだな…… まさか、飢えた野盗までもが第二帝国との決戦に加わるとは……
私も考えを改めるべきなのかもしれんな」
「その始めの一歩として、まず、足の折れた友に肩を貸すとしよう」
「おい、やめろ! まだ自力で歩ける!」
ようやく一息つけた所で、トレハンタイムに入るが……
第二帝国MOD独自の何がしかは無く、バニラ品や宝石武器が見つかるに留まる。
周囲では、未だにNPCが戦い続けている、か……
早く手を貸してやりたい所だが……
こちらもこちらで、昏睡状態のメンバーがちらほら。
投げ捨てた荷物も回収せねばならず、撤退開始まで、少し準備が必要だ。
それに……
まだ、最後の大仕事、次元ポータルの破壊が残っている。
幾つもの平行世界を渡り歩く事になった、彼ら「修理屋」の戦いに、ここで終止符を打たなければならない。
<続く>
縛り内容
・装備(義肢、弾、ランタン、パックパック含む)購入禁止 弾は自作も禁止
・射手&砲手は部隊人数10の桁の数値まで(10~19人で1人 20~29で2人)
・過去縁のあるキャラクターのみ、縁のあるキャラを使って勧誘可能。
・MODキャラのみ正式加入OK。その他は一時加入のみ可。
・暗殺&誘拐禁止+非敵対NPCに対する窃盗禁止(剥ぎ取りは可)
・拠点は今ある一つだけ
・メイン3名の死亡時のみリセット可 クイックセーブ禁止
・寝かせ切り等、単純作業による鍛錬禁止(ランニングはOK)
・今期のみ、MOD要素の調査で必要な場合でも、縛りを無視はしない
プレイ目標
・全MOD装備のデータを最高等級で記録 達成!
・第二帝国の侵略から世界を守った後、キャットロンを倒す 達成!
メンバー
クロコ :シーズン1主人公 鉱夫担当 サーベル使い
マスター :シーズン2主人公 製鉄担当 鉈使い
クロト :シーズン3主人公 機械工学担当 刀使い
サッドニール :シーズン1メンバー 農業担当
シルバーシェイド:シーズン3メンバー 農業担当
キャット :シーズン1メンバー 料理+酒造担当
ツァウ :シーズン1メンバー 弓鍛冶+井戸担当 射手
セイント :シーズン1メンバー 遠征班 長柄使い
トレップ :シーズン1メンバー 武器鍛冶担当
レイ :シーズン1メンバー 宝石畑+資材運搬担当
ジャンパー :シーズン1メンバー 宝石素材精錬+医療担当
カン :シーズン3メンバー 血液合金防具担当
ルカ :シーズン3メンバー 防具鍛冶担当
ミャオ :シーズン1メンバー 銅掘り+遺体処理担当
クロウ :シーズン1メンバー 農業担当 鉈使い
スペイド :シーズン1メンバー 農業担当 刀使い
ゲッコー :シーズン1メンバー 遠征班 射手
ドクター・チュン:シーズン3メンバー 医薬品担当+製鋼補佐
ハムート :シーズン3メンバー 運搬+銅合金担当
グリーン :シーズン3メンバー 運搬担当 射手
モムソー :シーズン3メンバー 製鉄担当
ズー :シーズン1メンバー 料理担当
ミウ :シーズン3メンバー 小麦+パン焼き担当
イズミ :シーズン3+メンバー 遠征班 長柄使い
ジュエル :シーズン3+メンバー 遠征班 鉈使い
エリス :シーズン3メンバー 遠征班 長柄使い
馬 :シーズン3メンバー 遠征班 サーベル使い
ホッブズ :シーズン3メンバー 遠征班 鉈使い
ソマン :シーズン3メンバー 遠征班 長柄使い
バーン :シーズン1メンバー 遠征班 重武器使い
イニゴ :現MODユニーク 遠征班 鈍器使い
ビープ :シーズン1メンバー 遠征班
シュライク :シーズン2メンバー ジェム畑担当
アーク :KVSメンバー 農業担当
ウィンワン :KVSメンバー 鉱夫+製鉄担当
ジョン :KVSメンバー 鉱夫+製鋼担当
イゾーイ :現MODユニーク 遠征班 鉈使い
ワザニィ :現MODユニーク 遠征班 鉈使い
ワサンザ :現MODユニーク 遠征班 射手
ナイフ :シーズン3メンバー 遠征班 鉈使い
ディグナ :シーズン3メンバー 遠征班 鉈使い
レヴァ :シーズン3メンバー 遠征班 鉈使い
ピア :シーズン3メンバー 遠征班 鉈使い
ヒトサバ :現MODユニーク 血液合金製造+水の運搬
アグヌ :シーズン1メンバー 遠征班 武術使い
チャド :シーズン3メンバー 遠征班 武術使い
ボス・シミオン :現MODユニーク 遠征班 サーベル使い
ムカイ :現MODユニーク 遠征班 重武器使い
セト :シーズン1メンバー 遠征班 鉈使い
イッシジ :現MODユニーク 遠征班 射手
ヒシゾウ :現MODユニーク 水の運搬
ジュシシ :現MODユニーク 水の運搬
アイゴア :現MODユニーク 遠征班 鉈使い
ホテロク :現MODユニーク 遠征班
ティンフィスト :現MODユニーク 遠征班 鉈使い
愛 :シーズン1メンバー ペット
ルミ :シーズン1メンバー 医療用品担当