研究を終え、設備も整えたが、MOD装備を製造出来るようになるのはまだまだ先の事。
チームD8は、喫緊の課題…… メシ泥棒の退治に向かう。
「ブラックドラゴン忍者か…… 今の戦力でも負けはしないであろうが」
「ヘヘッ、言い直しとけー 今のクロコ殿の力であれば負けはしまい!とねー!」
「無茶をさせる……留守番が良かったのだがな……」
「戦いは2人に任せて、僕達は後方待機ですよ、サッドニールさん!」
4-8-05「vsブラックドラゴン忍者」
逐一対応するのも面倒だ。まずは、真っ先にご近所さん・ブラックドラゴン忍者の討伐から始める事とする。
少し走ればすぐに奴らの塔が見えて来る。
丁度、到着時には夜。砲台から狙われにくくなって助かる。
クロトとサッドニールは砲座の死角になるであろう地形の影に隠れて固守。
クロコとマスターの2人で殴り込み。
ハープーンで撃たれるのが一番怖い。塔の中で戦う。
寝ているディマクに斬りかかって戦闘開始……と思ったら、殺気を感じ取ってササッと臨戦態勢に入ってしまう。
こういう時はすぐ近くまで歩いてから攻撃を仕掛けないとダメだな……
敵は全員襲撃に反応。 砲手は無し。
乱闘が始まる。 よしよし、敵の火力は大した事がない。
このまま暴れて……
うっ…… クロコはともかく、マスターの方はロクに反撃出来てないぞこれ。
忍者達、攻撃スキル高めだからなぁ……
あまりに多勢に無勢が過ぎるか。
仕方ない、クロトとサッドニールを呼ぼう。
クロトが乱入すると同時に、マスターは室内ペナルティを避け、屋外へ。
このままではクロトも危ない。全員を外に出す。
クロトでマスターを手伝い、主力のクロコに多くを預ける形に。
訓練不足で鈍足のサッドニールはまだ到着しない。
いかん、いかんぞ…… 普通に競り負けている。
挑むには早すぎたか……?!
削り切られ、マスター撃沈。
そのうち起きて来るだろうが、思ったより倒れるのが早かった。
これはマズい……
ここでようやくサッドニールが到着。
クロトとサッドニールの2人には、防御姿勢を取らせつつ、挑発をONに。
2人がザコを引き受けている間に、クロコのメイトウ刀で敵をバッタバッタとなぎ倒してもらおう、という魂胆だ。
おお、サッドニール、筋力も打たれ強さも0からのスタートなのに、頑丈だなぁ!
忍者刀相手ならかなり耐えてくれそうだ。
が、クロトの方はそうもいかない。
細かく刻まれてダウン。
サッドニール達が頑張ってくれている間に、クロコは自分の受け持ち分を全滅させる。
さあ、ここから反撃開始だ!
(反撃できましたか……?)
サッドニールを助けに入った所でディマクに斬られ、無念のKO。
しかも、ディマクには2発入っただけで、攻撃の殆どは取り巻きにタゲを取られてしまっていたようだ。
戦いの序盤にはディマクに集中していたつもりだったのになぁ……
サッドニールが耐えてくれている間に、クロコもマスターも復帰する。
ここでクロコ、ディマクに怒りの反撃。
実力はクロコの方が上。邪魔が入らなければ倒せる!
と、ここでディマクの恋人ブザンが割って入って来る。
自分の女を守るため、敵将に挑むとは、男気のあるヤツ!
ブザンが立てなくなった所で、起きてきたクロトにバトンタッチ。
トドメを任せる。
が、クロト、這ったままのブザンの一発を急所に喰らい、一撃で気絶。
だが、ブザンを戦力外には出来た。ザコ減らしも順調。
危うく全滅する所だったが、これなら逆転勝利で終われそうだ。
これもサッドニールが頑張ってくれたお陰か……
と、ここでサッドニールにも限界が来る。
流石にディマクに斬られ続けては防ぎ来れなかったか。
貴重な時間を稼いでくれたのを無駄にはすまい。
クロコでディマクにリベンジを挑む。背後からの連撃が決まり……
そのクロコに対し、背後からの一撃が急所に決まり、再びのダウン。
(逆転、出来ましたか……?)
チーン……
全滅。
どうやらブラックドラゴン忍者を舐めすぎていたようだ……
いかにステ60台のクロコとは言え、これだけの忍者の手数相手では耐えきれなかったか……
すぐにクロコは復帰しようとするのだが、その傍らの地面にドスッとハープーンの矢が刺さる。
こいつを食らうワケにはいかねぇ!
水タンクの陰で自己治療していると、ディマクが塔から姿を現す。
「タイマンなら望む所だぜ! そろそろケリを付けてやる!」
ディマクと戦い始めた所で、マスターとクロトも復活。
「ぅらぁ!!」
ディマクを撃破。クロコにかつがせ、撤退を開始する。
ブザンの方もマスターにかつがせる。
あとはおさらばするだけ、なのだが……
「皆は先に行ってください! 大丈夫です!!」
クロトは足をやられていて、撤退についていけない。
ブラックドラゴンの追っ手がクロトに襲いかかる。
「僕だって、これくらいは!!」
バンパイヤルビー製の長巻を食らわせ、クロトは追っ手を自力で倒す。
岩陰に潜み、治療開始。クロトの足にも添え木を当てる。
後はこのまま拠点まで帰れば、ブラドラに崩壊フラグが立ち、襲撃も止むだろう。
いやぁ、一時はどうなる事かと思ったけれど、結果的には上手く目論見通りにいけたか。
かなり遠距離までハープーンのターゲットになるようで、顔アイコンに赤反応を出しつつの撤収となる。
実際に撃たれているのかどうは分からなかったが、一発も当たる事はなく、無事逃げ切る事が出来た。
(今回から兜不可視化MODを入れています)
「上手く行った、と言いたい所だが、課題は山積みだな」
「ちぇっ、見込みがちっとばかし甘かったなぁ……」
「踏みとどまれたのは、サッドニールさんのお陰、ですね。
ありがとうございます」
「今の無力な自分には、これくらいしか出来ないからな……」
クロトの足も、なんとか走れる程度には治療出来た。
本拠点に向かって帰還する所で、今回は区切っておこう。
次回は、ブラドラ幹部の処理+仲間探しへ!
<続く>
縛り内容
メンバー
クロコ :シーズン1主人公 現状チーム最強 刀使い
マスター :シーズン2主人公 機械特効の鉈メイトウ使い
クロト :シーズン3主人公 まだステータス10台 刀使い
サッドニール:シーズン1前衛 未だ貧弱だが、重武器使いを目指す