ダスト盗賊のアジトを攻め落とし、キャットを仲間に加えたチームD8。
これでチームは総勢6名。ここから出来る事もグッと増えるはず。
「早速だけど、ひと仕事頼むぜ爺さん」
「なんじゃなんじゃ、病み上がりのジジイをこき使おうってのかい?」
「そう言うなって! 爺さんの好きな、若くて綺麗な女の子達が待ってんだからよ!」
「なん……じゃと……!?」
4-8-09「集結する仲間達」
とは言え、この世界はバニラより少し手強い。
チームを少し鍛えてからでなければいかにも心許ない。
チームD7が集めていた余剰バックパックに炉の中の鉄鉱石を詰め込み、筋トレを開始。
少しは基礎体力づくりをしておかなければ、シルバーシェイドやキャットはあっさり死んでしまいかねない。
そうして本拠点で重量マラソンをしつつ地味なプレイを続けていると、恐れていた事態に。
飢えた野盗の襲撃だ。
いや、勝てない訳ではないが……
この数だと、もう友好値の維持は不可能。
この世界で野盗と仲良くなるのはもう無理なようだ……
この数が相手だと、甘く見る訳にもいかない。
筋トレパックを投げ捨てて、総力戦を開始。
キャット爺さんが酷いダメージを受けて倒れるが、全員五体満足で勝つ事が出来た。
以後、クロコには拠点外へのポイ捨てを命じておく。
無駄な戦闘を避け、治療を続ければ、ジワジワとでも友好度を稼げるかもしれない……
ところがどっこい、治療してる所に殴りかかってくるから……
友好度は-38にまで下がる。
もうだめだぁ……
おまけに、動けなくなったボスの所に集まって内部に居座ってしまう有様。
ええい、こうなったらもう、読み込み範囲外に出して消してしまうぞ!
爺さん達の筋力が二桁に入った所で、前回の予定通り、スタックの町目指して出発する事に。
出る前に、チームの装備を見直し。
刀使いが多いので、クロコのメイン武器をサーベルに変更。
檻の中のダストキングを担ぎ出し、西に向かって出発。
シェム北の本拠点~ウェイステ~ハブ~反乱酒場 と移動。
ホリネ領を歩けない面々はここ、反乱酒場で待機。
マスターとキャットによる分隊を編成し、ダストキングの身柄を預ける。
っと、そうだ、忘れてた……
ここでようやく、ゲーム内のチーム名を「D8」に変更。
今までD7のままだった……
チームB4名は酒場でくつろいで帰りを待つ。
待つ間に野盗の襲撃もあったりしたが、特に問題は起きなかった。
そして、マスターとキャットは予定通りにスタックに潜り込む。
今回もセタにダスキンを引き渡して友好度稼ぎ。
おや…… 以前倒した第二帝国の尖兵が、トドメも刺されないまま檻の中に突っ込まれている。
これは、解放されたらまた騒ぎになるだろうし、致命パーツを引っこ抜いて売り飛ばし、小銭稼ぎに使わせてもらうとしようか。
一方その頃、キャット爺さんは……
「ウェッヘヘヘ、姉ちゃん、ええ乳しとるのぉ~」
「ハァ……相変わらずですね、キャットさん。娘さんが泣きますよ……」
ツァウ達、JRPG種族の面々を仲間に迎えていた。
キャットという、ホリネ領に入っても問題なく、彼女らシーズン1メンバーと面識がある人材を得た事で、一気に旧知の彼女らを勧誘する事が可能になった、という訳だ。
「パラディンを斬るために刀を打つ…… それが私の生き様だった。
でも…… そうね。 世界を守るのは、もっと大事……」
「どうせまた雑用係なんでしょ? まあいいけどさ。
さ、行こうか、ジャンパー!」
「やれやれ、まーたキミと腐れ縁かぁ」
そして、セイントは種族が違うので勧誘対象外、と以前書いているのだが……
シーズン1の過去記事を見返していると、セイントは「肌色+金髪にキャラクリされたスコーチ」である事が判明。
セイントもまた、正規メンバーとして加入する事になった。
射手タイプのツァウ以外、殆どがステータス1からの再出発。
これは戦力化するまで苦労する事になりそうだ……
旅支度を進める間、スタックの自宅小屋で少しでも訓練を進めておこう。
これだけの人数が一気に増えるとなると、倉庫の余り物だけでは間に合わないな……
ともあれ、
ナンバー101:ツァウ
ナンバー102:セイント
ナンバー103:トレップ
ナンバー104:レイ
ナンバー105:ジャンパー
参戦!!
いやぁ、前世のスタックと同じ顔ぶれが、同じ名前で同じ場所に存在しているとは。
ランダム系だと思っていたので、もっと集めるのに苦労すると思っていたけれど、一気に五人も確保出来てしまった!
今度別データでスタックに行ってみて、完全に同じかどうか調べておこうかな……
落ち着いて支度をして、旅立とうとしたその時、衛兵達の噂話が耳に入る。
北の農地跡を、第二帝国の部隊が占領したらしい。
うーむ、いずれ撃破に向かわなければならないのだろうが、流石に今はまだ攻めに転じるには早すぎる。
行くとしても、もっと修行してから、だな……
北の農地跡、となると、ここだろう。
現状のチームでここまで遠征するのは厳しい。
メンバーを増やし、本拠点での生活を軌道に乗せるまで、打って出るのはお預けだ。
と、チームBが野盗の襲撃を受けている所に……
チームAが合流。
「お久しぶりです、クロコ様。
やっと…… やっと会えましたね……」
「なに泣いてんだよ、セイント。らしくもない!」
ハブの町の余剰品で装備を補いつつ、ここでも少しトレーニング。
おっと、これでチームも総勢11名か。
という事は……
射手解禁って事だ!
ツァウには倉庫の中の余り物の、ガラクタ級スプリングバットを配備しておく。
こうして昔馴染みが集まりだすと、容姿の違いが気になり始める。
ちょいと過去のセーブデータからエクスポートして来るとしよう……
ハブのシノビギルドで整形。
キャット、ツァウ、セイント、トレップ、レイ、ジャンパー、それぞれの容姿データをインポート。
幸い、第二帝国には出くわすこと無く、無事本拠点に帰還。
新人達の初期訓練と装備配布を開始。
シーズン1のマイスター、トレップさんには、早速刀鍛冶を始めてもらう。
鍛冶担当を交代したクロトは、ロボット工学の勉強を開始。
義肢のストックはまだまだあるけれど、いずれは自作出来るようにならないと……
ここで、地味な訓練期間と、ヤヨイ関連の別検証に大きく時間を割く事になる。
そして、そんなある日の事。拠点の外が騒がしくなる。
どうやら飢えた野盗とブルの群れの戦闘があったようだ。
治療して友好度を少しでも稼いでおこう。
マスターは特に彼らに思い入れがある。出来ることならマイナスを取り戻したいものだが……
おっと、やけに派手な戦闘だと思ったら、第二帝国も参戦していたのか。
ブルの群れからも犠牲が出ていた。
ありがたく生肉を回収させてもらうとしよう。
それからも、ブル狩りをしたり……
壁の抜け穴を塞いだり……
生肉を集めつつ、地味な拠点暮らし生活が続く。
そんなある日、ビークシングの肉を剥ぎ取りに向かったクロトがダストに襲われる事態が発生。
もうクロト一人でもダスト数人くらいは蹴散らせるのだろうが……
えぇ!? いくらメイトウ使ってるっていっても、そのダメージはおかしいだろ!?
あ、刀じゃなく、砲座のダメージか…… 盗賊の脇腹に深々と…… って!
砲手の仕事なんて、誰にも命じてないぞ!?
て、敵だ! 敵襲だぁーっ! 敵が砲座を占拠してるぞーっ!
肉集めのためにゲートを開けた隙に、あっという間に入り込んでやがる!
ひえっ!! これは食らうワケにゃいかんぞ!?
迎撃じゃ! 者共出会え出会えー!!
訓練中のメンバーは持ち場に残し、クロコ、マスター、クロト、サッドニール、シェイド、キャット、で迎え撃つ。
この数の多さと、入り込み方は…… ただの通りすがりじゃなく、告知無しの襲撃イベントパターンだな?
ええい、人手が足りない! 早々に建物内部にまで入り込まれて、拠点中央部の砲座に陣取られている!
おまけに、内門脇には誤射を恐れて普段使用していないハープーンもある。
早く片付けないと、いつ事故るか……
屋内に留まっていたツァウが襲われ、ダウン。
この程度で済んで良かった……
新人達が各々持ちこたえている間に、殲滅完了。
結構殴られちゃったなぁ……
あんまりゲートは開け放しておかない方が良さそうだ……
って、一般通過バンボンズまで入り込んどるがな!!
もう一仕事して、気絶者を門外に放り出し、ようやく一息……
ハァ、まだまだ弱くて、手動作業が多いなぁ……
本拠点内の全装備を引っ張り出し、現時点で可能な限りの守りを固める。
うーん、熟練品が多く、傑作で揃える事は出来ないな……
これは、早い内に防具鍛冶の方も確保しておかないとマズイ。
そろそろ防具のストックも少なくなっているし……
さて、シーズン1メンバーの中で防具鍛冶と言えば、くるくるヘアーの「ヒメ」が該当するが……
彼女はユキ同様、自前で改名したメンバーなので、この世界に存在しない。
と、なると……
<続く>
縛り内容
メンバー
クロコ :シーズン1主人公 鉱夫担当 サーベル使い
マスター :シーズン2主人公 製鉄担当 鉈使い
クロト :シーズン3主人公 機械工学担当 刀使い
サッドニール :シーズン1メンバー 農業担当
シルバーシェイド:シーズン3メンバー 農業担当
キャット :シーズン1メンバー 料理+農業担当
ツァウ :シーズン1メンバー 弓鍛冶+井戸担当 射手
セイント :シーズン1メンバー 医療担当 長柄使い
トレップ :シーズン1メンバー 武器鍛冶担当
レイ :シーズン1メンバー 訓練中
ジャンパー :シーズン1メンバー 訓練中