気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

#Kenshi VS #ステラリス その12「破局」

それが、最後のチャンスだった。
 
連邦三国とモングレルが協力し、第二帝国に立ち向かう。
それならば、国力・戦力は圧倒的に有利。
勝てたはずだ。
 
だが、パカリが選んだのは、モングレルへの侵略だった。
当方が甘んじて滅亡を受け入れ、連邦に帰属する道を選べば、この宇宙は守る事が出来たのかもしれない。
 
だが、しかし、それは我らの「観測者」が許さない。
 
結果、モングレルは多くの星系を奪われる事となったが、戦って、戦って、戦い続けて、敵艦隊に壊滅的被害を与えた。
連邦は第二帝国に無防備な背中を見せ、食ってくれと言わんばかりの隙を見せつけた。

その結果が、これだ。
 
シェク、地球帝国、第一帝国、ラクサラ、都市連合……
その全ての首都星系が第二帝国に飲み込まれた。
奴らはその国力の全てを有機生命体殲滅に注ぎ込む「断固たる殺戮機械」だ。
既に、人類の滅亡は決定的となっている……
 
 
 

Kenshi VS ステラリス その12「破局

 
 
 
「やれやれ、酷い目に遭ったな……
 苦労を掛けたな、ウィンワン」
 
「俺達宇宙軍、負けはしたが意気軒昂。
 艦隊戦だけで見りゃ、こっちは三倍以上の戦果を上げてっからな。
 惑星1つは奪われたものの、国家としての力はそこまで落ちてねえぜ」
 
「当方にはサイブレックスアルファという強みがある。
 時が味方してくれれば、立て直しは可能だろうな」
 
「しかし、外交はこれで終わりじゃの。
 決定的なまでに関係が悪化。資源を取引する余裕も無くなったぞい」
 
「第二帝国が『共通の敵』になった事で、関係改善の余地はあるのですが……
 ここまでの経緯を考えれば、多少資源を贈った所で無駄になるだけかと」
 
「ああ。どうせ停戦期間が過ぎれば、また襲ってくるだろうしな」
 
「ったく、目の前に殺戮機械が迫ってるってのに、人間同士で争ってる場合かよ」
 
「外交も侵略も出来ないモングレルではどうしようもなかったとは言え、我々が連邦に加入できてさえいれば、今頃は……」
 
「とんだ縛りプレイじゃったのぅ……」
 
 
2361/01
あれから、戦況は更に悪化している。

都市連合とエルゾの反撃で奪い取っていた第二帝国領も、次第に奪い返され、旗色は悪い。
国力比で、エルゾと都市連合が当方以下となった。
戦力比で見ても、都市連合とパカリは「劣等」。パカリが「同等」。

これはもう、銀河の趨勢は決したものと思われる。
 
 
敵は……

まさに、『圧倒的』だ。
 
「ここから先は無駄な抵抗を続けるだけの戦いになるか」
 
「諦めるな。どんな苦境に陥ろうと俺達は最後まで戦い抜くぜ」
 
「我々の目的は、2500年まで銀河の観測を続ける事。
 どのような結末に辿り着こうとも……です」
 
「ああ、分かってはいるがな。
 長期的展望で見ると……既に終わっている。
 これはなんとも辛いものだ……」
 
「で、アークよ。ここから先、どうするんじゃ?」
 
「先の戦いでは、敵の少数艦隊に領域を荒らされて手を焼いただろう?
 あの戦い方はいい。
 大規模艦隊で倒せる敵だけを狙って潰していく戦いと同時に、足の早い艦隊を編成してのゲリラ戦も仕掛けて行くべきだろう。
『溜め』のターンは終わりだ。ここからは宇宙軍が主役だ」
 
「ヘヘ、待ってたぜ、この時をよ!」

手始めに、社会研究を軍事に振り向け、戦時体制を整える。
 
ここから先は、いかにして滅びの時を遅らせるか、という、絶望的な戦いが続く事になる。
戦火に見舞われた領土を立て直しつつ、艦隊戦力の増強を主軸に据え、次の戦いに備える。
 
 
2363/01
都市連合とのセンサーリンクを通じて、動き回る第二帝国の艦隊戦力を探る。

「1艦隊が約1万? 意外に小戦力だな。
 これくらいならば、なんとか各個撃破していけるレベルだ」
「いや、まあ主力は別にいるんだろうぜ」
 
こちらが主力か。
別の万単位の艦隊がエルゾ領で暴れまわっている。

「やれやれ、厄介な場所に攻め入ってくれたものだ」
 
「これでは、仮に次の戦いで我々が回廊を奪還しに向かうとしても、第二帝国に分断される恐れがありますね」
 
「エルゾにはなんとか頑張ってもらいてぇ所だぜ」
 
「無理じゃろ。何せ、既にワシら以下の戦力なんじゃぞい?」
 
「アーク様、それはそうと、臨戦態勢も解けた事ですし、そろそろ……」
 
「ああ、忘れていた!」
 
最後の入植惑星を改名。

ラプターアイランド」星系、惑星「メガラプターの巣」と命名する。
 
後に、この惑星からは遺跡も発見され、大怪我を負った老科学者イルヴァが現地調査に赴く。

先の遺跡での事故で寿命を大きく削られたはずの彼女だが、ここまでよく永らえてくれている。
おそらく、これが最後の遺跡発掘の機会となるだろう。
なんとか持ってもらいたい所だ。
 
また、ラプターアイランドに隣接する守りの要も……

「失われた武器庫」と命名
今後の戦いでもここが修理拠点として活躍する事になるだろう。
 
2363/10
第二帝国と連邦三国が停戦。

都市連合はやや持ち直してはいるが、惑星の奪還には失敗。
エルゾは首都周辺を真っ二つに切り裂かれ、国力を激減させてしまっている。
パカリ以外は既に死に体と言っていい状態だ。
 
2366/04
「危険なテクノロジー」に手を染め始める。

しばらく後には、更にまた1つ、危険な研究を開始。

銀河の危機は、今既に発生しているのだ。
未来の事を心配している余裕など無い。
 
 
2367/09
外交状況を確認。
連邦三国からの関係悪化工作が止まっている事を確認。

都市連合に至っては、関係改善のために動き始めている。
ああ、この姿勢がパカリ・エルゾ両国にあったなら……
 
2368/09
リングワールド「アッシュランドドーム」の様子を確認。

戦時下の資源不足からも立ち直り、既にロボット労働者の稼働も始まっており、順調な発展を見せている。
このまま連邦が見逃してくれれば、形勢逆転の機会もあるかもしれない……
 
2369/12
銀河のどこかで、また1つリバイアサン群が滅ぼされたようだ。

その宙域を確認してみると……

「10万……だと……?!」
「やれやれ、こりゃ人類に勝ち目無し、じゃぞい」
「流石に、こりゃ俺も言い返せねえぜ……」
 
道理で連邦が安々と潰滅する訳だ。
これだけの戦力で突き進み、首都を空爆し、降下兵を送り込む……
止められるはずもない。
 
 
2371/10
やはり、愚かな決断が再び下されるのか。
パカリがモングレルとの国境付近に大艦隊を集結させている事が判明する。

「やれやれ、あの戦力を1つにまとめれば、スケルトン艦隊1つくらいとは対等に戦えるだろうに」
「強者に立ち向かうために、弱者を食う……それしか考えられんのだろうぜ」
 
2371/12
ラプターアイランドの遺跡の発掘が完了する。

「まさか、ここに来て新たな遺産が手に入るとはな!」
「地上戦における戦意高揚効果とセンサー強化は微妙だが、加速効果はデカいぜ。
 こりゃ、戦時下にはとりあえずで発動しておくべきだろうぜ」
 
2373/11
エルゾ、モングレルに宣戦布告

やはりこうなったか。
 
これで第二帝国の勝利が完全に確定した。
 
「連邦をアテにするのはもうやめだ。
 今回は、勝ちに行くぞ」
 
「衰えたとは言え、未だ敵戦力は圧倒的じゃぞ?」
 
「第二帝国との戦いが終わってからしばらく経つ。
 奴らも戦力を立て直したからこその宣戦布告だぜ?」
 
「どうするおつもりですか、アーク様」
 
「なに、大した事はしないさ。
 戦力を集中しての各個撃破と、遊撃隊での撹乱……
 滅びの日を先延ばしにするための戦いでしかないが、やれるだけの事はやる。
 ただそれだけさ!」
 
 
<続く>

 
結局、先の展望を持たないAIの「勝てる敵と戦う事を優先する」という判断により、こうなってしまいました。
Civで言えば、一位が宇宙船発射を進めているのを無視して格下をいじめているようなもの。
もう少し「スコアトップを追い落とす」事に重みをつけて欲しい所です……
 
また、それと同時に、そもそもこのプレイスタート環境自体がとんでもない縛りプレイだと気付いていなかった私のせいでもあります。
「内向きの成熟」と「平和主義」の組み合わせが、悪い意味で相性バツグンだと知っていたら、このスタートは選んでいなかったでしょうね……
 
「内向き」で外交が出来ないため、脅威に対して他国と共闘できない。
          +
「平和」のため、侵略して国力を稼ぐ事ができない。
 
ので、傍観者にしかなれず、事の推移に対して全く干渉出来ない……
モングレルらしいと言えば、らしいプレイかもしれませんが……
これは、もっと上手い熟練プレイヤーが挑むような縛りでしょう。
私にはチト早すぎた。
 
さてどうしたものか。 仮に連邦との戦争に粘り勝ち出来たとして、後には第二帝国が控えている。
仮に第二帝国相手にゲリラ戦を続けられたとして、その先には真の「危機」が控えている。
 
中途ギブアップも考慮に入れつつ、覚悟のプレイが続きます……