リバース鉱山を壊滅させた剣士団メッメ堂座。
ついにホーリーネーションとの間に戦端が開かれた。
敵の拠点襲撃部隊は大したことのない数だった。
ならば、今度はこちらから打って出る番だ。
出番の乏しくなっている主人公に、らしい活躍をさせてやろうじゃないか。
クロコ単身で攻撃を行うのは、帝国内に幾つか存在する奴隷鉱山のうち一つ。
駐屯兵力の面でも、大都市よりはずっと与し易い相手だ。
パラディン軍団を相手する前に、まずはここで腕試し、というワケだ。
さあ殴り込みだ!
誰がスケルトンやねん。 義肢をつけていないクロコに対してなぜこんなセリフが……
「敵」とか「悪魔」みたいな意味で言っているのだろうか。
衛兵を倒した後、基地内の砲台を沈黙させるクロコ。
放置して見ているだけでも見る見るうちに制圧を進めていく。
最後に防壁の上の射手を斬り倒して戦闘終了。
クロスボウ砲台って、そんな角度で撃てたのか…… 知らなかった。
倒した敵を檻に突っ込んでやろうと、屋内に入った所で建物内に残っていた残敵と戦闘。
これまた難なく撃破し……
ガシャン!
この採掘所で働かされていた奴隷は三名のみ。 仲間になる者はいなかった。
10人ほど兵士が駐屯していて、労役者はたった3人とか、随分と歪んだ施設だな……
この衛兵の装備に着替えさせた奴隷は「召使い(低級)」。
担ぎ上げて拠点まで連れ帰り、着替えさせ、食料を持たせてから解放した。
この行為に意味はないのだろうが、気分的に、ね?
去っていく彼の背中を見送り、ようやく「善行」を行うだけの力を得たという実感を得る。
「歩哨」「パラディン」までは、もう脅威ではない。
いよいよホーリーネーションの大都市攻略をも視野に入れていい頃かもしれない。
戦意を滾らせていく一方で、探検隊の方も再び冒険に出発している。
おそらくリバース鉱山の北にあるであろう浮浪忍者の拠点を探しに行こうかとも思ったが……
まだ全員に行き届いていない「光のランタン」の補充がてら、北西のハイブ村を目指し、そこから北の未探索域でAIコア探しをする事に。
まずは既に一度訪れたことのあるハイブ村を経由し、その北に向かい、新たな「村」を発見。
うーんこりゃ村と言うより、小屋だな。
スケルトンの町で見かけた建築様式にも見えるな…… 住人が敵対的でなければいいが。
住人発見! ちゃんと話しかけられる相手のようで一安心。
不審な開拓者…… なんか曰く有りげな名称だなぁ
デッドキャットという派閥名は、「廃村民」みたいなニュアンスだったかな?(動画知識)
こんにちわ~~
なんだこの挙動不審っぷり……
商売ができるなら……と、ここで4を選択。
すると……
壁にめり込みながら問答無用で襲いかかってくる上、都市連合との友好度にもマイナスペナルティが付いてしまった。
そりゃないぜコンチクショー! しくじったー!
まあ、いいか…… どうせ奴隷解放を続けていけば、いずれ都市連合とも敵対する事になるんだし。
ただの村人(?)を斬り殺すつもりはない。
振り切って先を急ぐ事にする。
不審者の「村」の確定名は「取り立て屋の小屋」か。 ただの村人でもなかったのかも……
で、出発すると同時に、次の村を発見。
さっきの村よりはマシな作りだなー
やはり遊牧民の村となると、動物商の店しかないか……
おっ、コイツは見覚えのある名前! 確か、ユニークNPCのうち一体だっけか。
通常のヤギよりステータスが高いようだが、ヤギに特に用は無い。
乳製品を作れるワケでもなく、バニラ環境では何の約にも立たない愛玩用動物でしかない。
購入はしないでおく。
遊牧民の村に着いた後、さらにもう一つ村が見つかる。
こちらは「デッドキャット」の村で、完全に無人。
家探ししても何も見つからなかった。
デッドキャット=廃村と言われるのも、なんだか少し分かったような気がする。
村3つの探索を終え、北上。 続いて島を探検してみる事にする。
おっ!?
これまた動画で見た覚えのある名前!
確か、グレートホワイトゴリロのような、ボスモンスター「メガラプター」が住んでいる島、だったか。
むしろ愛着すらある。
何事もなく探索を進められ……
間もなくメガラプターの巣を発見。
過去の挑戦者の遺品なのか、幾つものアイテムが散らばっている。
遠目には大した大きさには見えなかったが……
並んでみるとやっぱりデケェ!
で、赤カーソルか! 問答無用で襲ってくる!
部位耐久四桁! 能力値はそうでもないが、やはりボスモンスターだけあって手強い!
頭部残り71 あとひと押しで勝てる……
が、クロウとユキが撃沈。 頼むぞブングル! 一発頭にぶちかましてやれっ!
チーン
ブングルは「死にかけ」状態。
意識を取り戻したユキでなんとか止血だけは出来たが、メガラプターに再び殴り倒される。
ここから、クロウとユキは代わる代わる気絶から起き上がり、あとひと押しのダメージをメガラプターに叩き込むべく奮闘を続ける。
ユキは胸部-19の状態のままで長時間戦い続け……
(ゲーム内時間で)5時間半の死闘の末、連撃を叩き込み、KO。
偉いぞユキ。 流石、真・主人公!
報酬は15000猫ってトコか。
いい修行相手になりそうだし、殺すつもりは無い。
剥ぎ取りはしないで、しっかり治療をしておこう。
メガラプターは意識を取り戻したが、状態は「直立不動」で、大人しく治療を受けてくれている。
グレゴリの時にもこんな事があったなぁ…… 奇妙な友情が芽生えて……
芽生えないんだなぁ、これが……
ユキ、再び昏倒。
ここから、長く長く長ーーーーーーい時間、昏倒状態が続く事となった。
目覚めた後は、匍匐前進状態にして這いずって逃れる事に成功はしたのだが、本当に長い時間野ざらしで放置する事になってしまった。
で、二人が起きるのを待つ間、クロコは再び前回と同じ奴隷鉱山を襲撃。
生き残りをもう一度しばき倒し、鬼畜外道の哀れな末路を見届ける。
プライベート状態のベッドを使う事は出来ないが、屋上の寝袋は使う事が出来る。
敵中で堂々と休んでいく事とする。
(一階にいるのに、なぜか二階の寝袋が見えていて、階下から入る事が出来た……)
回復後、みっちり念入りに一人一人檻から出して全てのパラディンを殴り倒し、鉱山を後にした。
無事目覚めたユキ達は、ボロボロの身体のまま、当初の目的地であるハイブ村に向けて出発。
この辺りは「ドレグ」と言うのか……
どうやらこの辺りは、食人族「カニバル」の住む領域らしい。
「飢えた野盗」と戦っているが、どちらが勝つのかを見届けず、通り過ぎる。
うわぁ…… この辺りの景色、酷いもんだなぁ……
無事ハイブ村に到着。
光のランタンの買い足しを終え、寝袋を借りてグッスリ眠る事に。
ユキ達は頑張った。
さあ、今度はお前の番だ、クロコ。
単身彼女が向かった場所は……
次回、どっちも山場!