スタックの町で五人の仲間と再会したクロコ達。
頭数は増えたが、全員主要ステータスは1桁。むしろ旅の危険は増したと言える。
「これじゃ危なくて外を歩けねーからな。しばらくは修行の時間だぜ!」
「「「はーい」」」
「うっひょひょひょ、JRPGのねーちゃんが一気に5人も! 眼福じゃ~」
「キャットさんって、あっちの世界ではこういう人だったのか……」
4-8-09「新たな世界の過酷な試練」
クロトは義肢製造を開始。事故発生時の緊急用義足として携帯し、よくNPCに配ったりもしているので、出来はともかく、まずは左右一組を完成させておく。
シーズン4は今期で最後にする予定。
在庫一掃の勢いで、新人達にも初っ端からメイトウや宝石武器を配備。
ちなみに、前世で服飾手伝いだったセイントには、今回包帯の製造を担当してもらっている。
あー、これは前世ではジャンパーの仕事だった気も…… まあいいか。
そうして、カカシトレーニングと筋トレランニングを続ける間にも、頻々と野盗の襲撃は発生する。
メンバーが11人になったため、射手ツァウが始動。熟練つまようじでの援護射撃を開始。
他の新人達もダスト相手ならばと率先して戦闘に加わっていく。
弾の補充は敵から回収するのみ、という縛りだが、ダストが供給してくれるので今の所在庫の心配はない。
問題は、飢えた野盗の方だなぁ……
この数で押し掛けてくるから、どうしても敵に死傷者が増え、友好度の回復が出来ない……
治療による関係改善も虚しく、友好度は-38まで悪化。
一通りカカシで棒振りして、攻撃が14になった所でステータスを確認する。
うーん、これはまだ、世界を旅するには不十分な水準だが……
この後も筋トレを続け、ひとまず全員10を越えた所で、出発準備に入る。
そろそろ防具製造体制も整えたい。
あの男達を迎えに行くとしよう。
一行はスクインを目指して出発する。
第二帝国の巡回部隊と鉢合わせにならないよう、慎重に周囲を警戒しつつ、西へ。
もののついでで、廃墟でアイテムを回収して売却したりしつつ……
ハブで道中の傷を回復してから、スクインを目指す。
おっとっと、新人連れだと、いかにダスト相手とは言え大群相手に突っ込むのはよろしくない……
路上に出来たダストの巣を避け、迂回。
道中遭遇戦となったのは、ごく少数のダストと、飢えた野盗のみ。第二帝国は無し。
ダストの中に賞金首が混じっていたので、かついでスクインへ。
いい手土産が出来た。
毎度おなじみ、みんな大好き、スクインの町に到着。
いつもの門番の愚痴を受け、門をくぐると……
なんと、ここでもMOD固有の特殊会話が発生。
どうやら、第二帝国はスパイダー平野とドレグに前線基地を築いているようだ。
スパイダー平野は、空の遺跡か、バーサーカー村辺りが占領されたのだろうか。
ドレグは、デッドキャットの寒村?
まだ世界は平和に見えるが、着々と奴らはその版図を拡げているのか……
さあ、こちらも早く独立組織としての体制を整え、打って出られるようにならないと!
クロコ達は、スクインの酒場に、懐かしの面々の勧誘に向かう。
「皆さん、紹介します!
この人が、「特務隊」スクイン支部長、防具職人のカンさんです!」
「おお! 俺を頼って来てくれるとは、嬉しいぞ、少年!」
カンは、シーズン3後半、防具鍛冶として活躍したメンバーだ。
クロトと直接付き合いが深かった訳ではないが、特務隊スクイン班として、クロト達と共に決戦を挑み、散っていった。
ブログ上での活躍は少なかったが、プレイヤー的には思い入れが深いメンバーの一人となっている。
「で、あっちが俺達の仲間だった、シェク戦士のミャオと……
へへっ、久しぶりだな、ルカ姉」
「……誰だ、お前は。馴れ馴れしいな」
「おい、マジか…… 俺の事、わかんねーのか?!」
「まさか……」
「久しぶりだな、侍隊長。待ちかねたぞ」
「あ、ああ……! 歓迎します、ルカさん!」
ルカは、シーズン3ではカンと2人で防具鍛冶を務め、最終決戦に至るまでの間、多くの防具を製造し続けてくれた。
今期でもカンと共に活躍してもらいたい所た。
姉妹とも呼べる程の親友の不在に、気落ちするクロコ。
見た目は完全に同じなのに、目の前にいるルカが別人だというのが腑に落ちない。
「ちぇ、防具職人としてのルカがいた世界、か……
こういう事もあるんだな」
「ええ…… お寂しいのは分かります。
が、ルカ様の分まで私が働いてみせますよ」
「頼むぜ、ミャオ」
「武者働きこそ本懐ではあるが…… ま、あの少年に頼られるのは悪い気分ではない。
またよろしく頼むぞ、ルカ殿」
カンは早速皮なめしでの鍛冶修行を開始。
ルカ、ミャオもトレーニング機器で訓練を始める。
「そちらの世界の戦い、私にも是非聞かせてくれ、ルカ殿、カン殿」
「それは構わんが…… 聞いて楽しい話ではないかもしれんぞ?」
「我々は、特務隊の仲間達を守り切る事が出来なかった。
自身を含め、多くの者が、あの戦いで命を落とした……
今度こそ、だ」
「おお、今度こそ、皆を守りきれるだけの力を……我等に出来る事を、全霊でもってな!」
ナンバー106 カン
ナンバー107 ルカ
ナンバー108 ミャオ
参戦!
流石に、能力値一桁のまますぐに旅に出るのは怖い。
スクインを出るのは初期訓練を終えてからにしよう。
幸い、スクインにはカニメットを始めとして、熟練級の余剰防具が多数残っていた。
武器の方も何振りかのメイトウが残されていたが、全員にエッジ2が行き渡る程の在庫は無し。
が、チームD1から続くこれまでのプレイで溜め込まれた鍛冶修行中に出た余り武器は存在する。
Mk等級混じりながら、メンバーには一通り武器が行き渡った。
そうして、しばらくのスクイン暮らしが始まる。
この地でも、頻々と第二帝国の尖兵は姿を現す。
14人のメンバーの生活費で、ジワジワと軍資金は目減りしている。
しっかり敵にトドメを刺し、抜き取ったパーツを売却。食費分の補填くらいはしておくたい所。
おっと、そうだった。スクインにも生肉ストッカーがあったんだっけ。
いずれ余裕で旅が出来るようになったら、一気に運搬したい所だ。
今回はスタック可能なバックパックを持ってきていないので見送り。
「で、何か言う事はないのか、クロコ」
「い、いやぁ~ 髪型違うから、つい気づかなくてさ~~!」
そして、食料を買いに入ったスクインの酒場で、見落としていたもう一人の仲間と出会う。
加入時に、かつての姿をインポート。
ナンバー109 クロウ
参戦!
出来るだけ前世と同じ武装をするようにしているが……
刀使いが多い。
これは第二帝国がメインの敵となる今期では大きな弱点になり得る。
縛りルールに含めている訳ではないし、改めた方がいいかもしれない。
先輩チームの残して行った余剰武器の方も、いよいよカタン混じりに。
クロウが加わり、訓練はまだまだ続く。
クロウは暇そうにしているトレップを担いで筋トレ中。
カンは皮なめしを継続。
ルカ達は近接攻撃をカカシで上げたり、もしもの時のためにピッキングを上げている。
時折、通り掛かるダストに賞金首が混じっている事もある。
クロコ達でこれをしっかりハント。
シェク王国の友好度稼ぎに利用。計、+4。
生肉と皮を集めるため、野生動物狩りも行う。
飢えた野盗が町中に殴り込んでくる事もあるが、防御姿勢を取り、極力手を出さないようにして耐える。
衛兵に倒された所で全力治療。
まだまだ敵対解除を諦めてはいない。
檻が埋まっていては路上放置で死んでしまう事になる。
厳密に言えば縛り違反ではあるのだが、檻の中で死んでいる第二帝国兵をポイして空きを作っておく事にする。
努力の甲斐あって、珍しく無事に刑期を終えて帰っていくウエトーの姿が見られた。
いつも解放後も斬られて倒れ続けるループばかりだけど、運が良かったのかな。
努力の甲斐あって、-38だった友好度が2回復。
うん…… これはしんどい……
-29辺りで敵対解けるとは思うけど、いつになる事やら。
傑作~熟練で防具を揃え、攻撃14、筋力10以上に揃えた。
そろそろ出発の頃合いか。
いや、ここまで来たなら、もう一箇所、仲間集めに立ち寄るべきだろう。
あそこでは、今期以外でも見知った顔が見受けられた。
スクイン南西のウェイステーションへ。
いた!
シーズン1の仲間、快足剣士スペイドと、砲手ゲッコーだ!
今期でもスペイドは同じ容姿でここにいた! スコーチ短髪女性のゲッコーも割と見かける気がする。
やっぱり、ランダム系NPCの配置は、完全なランダムではないのだと思う。
前回のプレイ日記の後、シーズン2のデータでインポートして確かめてみたけど、配置は毎回同じではない。
少なくともスタックの町のJRPGの面々は変化していて、ジャンパーやトレップは存在していなかった。
複数種の配置パターンがあって、そこから抽選される感じなのだろうか?
ともあれ、容姿のエクスポートデータをインポートし、シーズン1の姿にチェンジ。
ナンバー110 スペイド
ナンバー111 ゲッコー
参戦!
あ、こういうスクショの時に脱いでるのは、MODの兼ね合いで装備ON状態だと頭が丸坊主になる現象が発生するためです。
(バニラの髪型だと兜消しMODに対応しているから坊主にならないとか、そういう感じかな?)
いかがわしい理由ではないです。
いや、いかがわしい理由もありたい。そうありたい。あるべきだ。
スクインに戻って、またもうしばらくの訓練期間が必要となる。
ついでに、また盗賊狩り。つまようじの弾を集めておく。
スペイドとゲッコーに装備を配布し、在庫は空っぽに。
いよいよ自力生産が必要となってきた。
カンとルカが試験生産を始める間にも、スクインの町の外では小競り合いが続いている。
ダストvs第二帝国。
人類共通の敵がいるのだから、ダストとも仲良くしたいんだけどなぁ……
今期はロールプレイ面を鑑み、奴隷商の活用は禁止。どうしても敵対せざるを得ない。
第三者の倒した第二帝国の剥ぎ取りをしたり、共闘して倒したり、暇を持て余しているメンバーは多いが、それなりに退屈しない日々が続く。
奴隷商に奴隷化されたスケルトンも混じっていて、犯罪にならないように気を付ける必要もあったが……
逃亡奴隷となったスラル兵は訓練相手にはもってこい。
セイント達JRPGチームの修行相手として利用させてもらう。
そして、ある日、門前で倒れている飢えた野盗を治療していると……
ああ~~
このMOD環境では、第二帝国も野盗のようにキャンプ地がランダム生成される事があるのか……
これは道中気をつけて移動しないと……
未だ、ステータス20~30程度のクロトでは「狂ったスケルトン」相手のタイマンに勝てない。
クロコやマスターなら勝てるとは言え、弓持ちも多い。
新人を多数連れている今、自軍だけで第二帝国の巡回部隊と戦うのは危険だろうなぁ……
町の近くで暴れた第二帝国兵には懸賞金が賭けられている事もある。
しっかり稼ぎに使わせてもらい、友好度は+6に上昇。
そして、スクインに長逗留していると、こういう場面にも出くわしやすい。
防御姿勢で近づいて治療し、飢えた野盗の友好値、-34まで回復。
この調子この調子。
と、いつまでもスクインに居続ける訳にもいかない。
ここでは武器防具の量産は出来ないし、人材の多くが暇を持て余す。
チームが一定水準を越えた所で、スクインを出発する事に。
ここで、スクイン+ウェイステーションで仲間になった6人のステータスをチェック。
カンは20、ルカは10前後の初期ステータスを持っているが、他の面々はALL1スタート。
近接攻撃と筋力を短期間鍛えただけの、本当に必要最低限の状態である。
スクインから、ハブへ。
おっと、行きしにやり過ごしたダストの巣が、まだ路上に居座ってるか。
よーし、初期訓練も終えた事だし、経験はいずれ積まなきゃいけない。
クロコ達に先陣を斬らせて、総力戦としゃれこもうか。
……って、空っぽじゃねーか!!
第二帝国にやられちゃったのかなぁ……
戦闘の気配無かったけど、カメラが背中を向けてたらわかんないもんなー
って、町の方に向かってたのか!? ハブ到着後、町中で乱戦に!
ええい、数はそう多くない、スペイドとゲッコーは屋内で訓練継続。
後のメンバー全員で迎撃じゃー!
クロトはもう、ダスト相手のタイマンなら問題なし。
そして、倒れた敵は新人達の訓練用に。
ごくごく僅かでも、今はこうして経験を積んで行かないとね……
大した傷を負う事もなく、間もなく身支度を終え、ハブから東へ。
ボーダーゾーンの谷間を抜け、まっすぐに本拠点へ。
ふう…… 今回は第二帝国に出くわす事なく、無事に旅を終える事が出来たか……
と、思っていたら……
デターーー!!
丁度、スクショを撮ろうと寄せたカメラの死角、背面から、団体さんのお出ましだ!!
殴られながらの自動移動を慌てて解除し、臨戦体制に変更。
ううーん、数が多い! 手傷を負った状態からの、最悪のスタート!
これはもう、いくらクロコ達なら格下のザコと言っても、限度がある。
新人達も使って、全員で敵を分担しないとマズいぞ……
総力戦、スタート。
ううっ…… これは、旗色が悪いぞ……
頼みの綱は、特効メイトウ持ちのマスターだ。
景気よくポンポン3桁ダメージを出し、敵をなぎ倒している。
が、仲間達の方はそうも行かない。
まずセイントが倒れ、次いでシルバーシェイドがダウン。
危ない…… あやうく腕がもげてしまう所だった。
あ、あぁ~~ これは、これはイカンですぞお……
本気にならねば、と、慌ててバックパックを下ろすも、時既に遅し。
頼みのマスターがダウン。
次々と倒され……
前衛はクロコ一人が残るのみとなる。
そのクロコも数の暴力で削り切られ、残るは射手のツァウと、気絶から復帰しては殴り倒される他メンバー、という形になる。
紛うことなき敗北である。
幸い、新人達の中に重傷者はいない。
クロコとマスターを主軸に、尚も気絶から復帰して戦いを続ける。
一番深手を負っているのは片腕がもげかけているシルバーシェイドだ。
そのシルバーシェイドには、走って主戦場から敵を引き離す役目を負ってもらう。
既に限界を突破。一発喰らえば左腕が飛んでいく状態だが、上手くおびき寄せは成功。
前衛が全員気絶状態に入った事もあり……
敵は全員去っていった。
ふらっと姿を現した「追放者」の皆さんが襲って来る事も無かった。
後は、致命パーツを抜き取りつつ、起きてくる残敵の掃討戦。
勝った…… いや、負けだな、これは。
惨憺たる有様。数人が起きてくるまでかついで撤退も出来ない状態。
この状況で一人も四肢欠損が出なかっただけでも幸いか。
スケルトンの死骸を残し、目の前の本拠点へと逃げ込むように帰還する。
そして、サッドニール以外の全員が寝込む長期休養に。
ああ、ダメだったかぁ…… 気付けば、いつの間にかシルバーシェイドの左腕はしっかりもげていた。
残敵掃討時に一発食らってしまったんだろうなぁ……
熟練リフターアームに完走。パワーアップを果たすが、傑作の左腕は在庫切れ。
クロトが傑作を自作出来るまで、これで我慢。
カン、ルカ、トレップはそれぞれ防具・武器の鍛冶修行を開始。
その他の面々も、各々作業を開始する。
いやぁ、酷い目に遭った……
「酒場NPCの顔ぶれが同一」という思わぬ誤算により、プレイ序盤からチームの頭数が大幅に増えはしたものの、まだとても敵と戦って道を切り開ける状態とは言えない。
シーズン4の今までの、7期までの旅の回転効率の高さは、名無しNPCのステータスの高さに支えられていた面もあったんだなぁ……
ALL1スタートは大変だ!
飢え盗との戦闘を手控えつつの本拠点暮らしは大変だけど、まずは装備の充実を図りつつ筋トレして、死ににくい体作りから、かな。
次回も地味な展開が続く事になりそうだ……
<続く>
縛り内容
メンバー
クロコ :シーズン1主人公 鉱夫担当 サーベル使い
マスター :シーズン2主人公 製鉄担当 鉈使い
クロト :シーズン3主人公 機械工学担当 刀使い
サッドニール :シーズン1メンバー 農業担当
シルバーシェイド:シーズン3メンバー 農業担当
キャット :シーズン1メンバー 料理+農業担当
ツァウ :シーズン1メンバー 弓鍛冶+井戸担当 射手
セイント :シーズン1メンバー 医療担当 長柄使い
トレップ :シーズン1メンバー 武器鍛冶担当
レイ :シーズン1メンバー 訓練中
ジャンパー :シーズン1メンバー 医療担当
カン :シーズン3メンバー 防具鍛冶担当
ルカ :シーズン3メンバー 防具鍛冶補佐
ミャオ :シーズン1メンバー 鉱夫担当
クロウ :シーズン1メンバー 訓練中
スペイド :シーズン1メンバー 訓練中
ゲッコー :シーズン1メンバー 訓練中