既に宇宙の7割は我ら「甲殻同盟」が制した。
残るは、今の所友好関係を維持しているドマナと、眠れる停滞帝国2つ。
こうして見ると、タラッシはものすごく広い面積を持ってはいるものの、要所要所の惑星をエルゾがちゃっかり頂いているので、見た目より国力は低い。
さて、次は誰に喧嘩を売るべきか……
それとも、穏やかに時を過ごし、銀河の危機に備えるべきか……
と、悩んでいた2434年。
北の停滞、フジャシビンがついに覚醒。
フジャシビンは早速ドマナに宿敵宣言。
やはり過去二度に渡って聖域に手を出した彼らが真っ先に狙われる模様。
よしよし。
とは言え、このままフジャシビンがドマナをまるごと食べて成長してしまうのは困る。
そろそろ戦うべき時が来たのかもしれない。
フジャシビンの国力チェック。
戦力は同等、か……
戦力を一箇所に集中出来ないこちらとしては、まだ甘く見るべきではない。
ないが…… 一応、増産を続けるコルベットは全てフジャシビン対策として北に集めておくとしよう。
同年、フジャシビンがドマナに宣戦布告。
ぐぬぬ、ちょいと早いぞ! 準備がまだ……
いや、ここが最大のチャンス。
ドマナとは、先の停戦期間中にセンサーリンクを結び、フジャシビン艦隊の戦力はチェック済みだ。
敵の艦隊は、11万艦隊が二つあるのみ。
過去のプレイで出会ってきた覚醒帝国は30万~40万ある事もあったが、これなら……!
コルベット9万艦隊に加え、今、我らエルゾ帝国には連邦14万艦隊がある。
敵の11万艦隊一つなら、多分勝てる。
覚醒して間もないため、国力の強化&戦力の補充もまだ進んでいない。
ドマナに殴りかかった今が最大にして最後のチャンスかもしれない!
いくぞぉ!!
中の人初めての覚醒帝国とのガチバトル、開幕。
ほうほう、撲滅戦争…… 覚醒帝国との戦いは「総力戦」仕様になるのか。
影響力値は必要ないって事ですな。 いいぞ、やってやろうじゃないか!
300隻のコルベットが猛然と敵帝国の要塞に襲いかかる。
要塞一つで47000か…… 艦隊戦前に大きな被害は出したくないが、さて……
結果、コルベットに殆ど被害無し。
連邦艦隊の駆逐艦が12隻も沈んでいるが、連邦艦は各国がピストン輸送してくれるので放って置いても補充される。
許容範囲内のダメージだ。
要塞を落とし、宙域を確保した瞬間、すかさず陸軍を降下。占領に成功する。
この戦い、この美味しい聖域惑星を幾つ取って終われるかに掛かっている!
最初の惑星一つを確保した直後、いよいよ敵本命艦隊が迫る。
戦力値ではこちらが圧倒しているが、何せこちらの大半がコルベット。
結果、勝利はしたものの、45隻撃沈。 敵は一隻も落ちていない?!
か、硬ぇ…… これは実質大敗北。
さらに、ここで背筋の寒くなる発見をする。
この戦闘で落ちたのは全て連邦艦、とは言え、これは看過出来るダメージではない。
連続戦闘は避けなければ……
いや、敵はそれを許してはくれない。
21万艦隊がすかさず追撃を仕掛けて来る。
こちらの戦力は24万。
行けるか……?! ここで敵の最大戦力に勝つ事が出来れば、敵の要塞を回復拠点として連戦も可能だろう。
負ければせっかく奪った惑星を奪還され、戦争の目的すら失われて押し切られてしまいかねない。
ここは決断の時!
手に汗握る互角の戦いが長々と続き……
勝利!!
って、流石にこれは無いわ。
敵撃沈艦がゼロというのは、明らかにバグ。
本当に撃沈ゼロなら、いずれ回復して同等の数値の艦隊が出てくるはずだが、この後そのような展開にはならなかった。
まったく、心臓に悪いバグだ……
かなりの数を落とされ、戦力値が13万まで落ちてしまったエルゾ艦隊。
ここで敵の残存艦隊と連戦になれば危ない所だったが、ありがたい事に友軍艦隊がタイミング良く到着。
計9万の艦隊は充分に戦力として数える事が出来る。
が、しかし、やはりAI国は足並みを揃えるという事を知らない。
こちらが合わせて動いてやらねばならないが……
珍しく、上手い具合にズカカン艦隊33000とエルゾ13万とで連携が成立。
最小限の被害で敵76000艦隊を撃滅する事が出来た。
敵のラッシュをしのぎきり、二つ目の惑星を確保。
フジャシビンが本土を削り落とされる中、敵は一個艦隊を北へ向け、ドマナの惑星をガンガン占領していく。
11万艦隊の一つくらいは防いでほしかった所だが……
敵を73000まで削った所でドマナ艦隊は力尽きる。
んんっ!?
ドマナはフジャシビンの「衛星国」になってしまった。
属国でも保護国でもなく、衛星国? 聞き慣れないカテゴリーだ……
wikiチェック!
ふむふむ……
覚醒帝国に負けた時専用のカテゴリか。
技術研究のポイントの1/3をフジャシビンに献上する形の属国で、元々技術でぶっちぎってるフジャシにとって大した意味は無かろうというもの。
フジャシが殴られているからと言って、ドマナに戦争参戦義務も発生しないようだ。
ならばよし!
友軍陸軍と共闘(壊滅するまで待ってたが…)し、ついに敵母星を占領に掛かる。
と、さらに友軍が乱入。
余計な事しなくていいから!
この場合、どこが星を取った事になるんだ?
げえぇ~~~!! タラッシに横取りされとるやんけ~~~~!!
い、いや、請求権を積み増ししとけば、停戦後にこっちのモノになったりするのでは…?
よし!
停戦を待たずして、無事エルゾの星に変わってくれた。
うーん、この辺りの仕様良くわかんないなぁ……
母星を落とされ、艦隊もボロボロ。
フジャシビンはもう終わった。
停戦を求めて来るが、当然スルー。
美味しい惑星を奪い終えるまで戦いを続ける。
最終的には8万vs20万になり、余裕の勝利。
順調に敵惑星の制圧を続ける。
と、今度は逆に……
制圧した惑星をオクラルに横取りされてしまった。
請求権をチェックすると「未確認の帝国(1)」の表記。
バグってオクラルの請求が未確認帝国になってる?
ならば、とエルゾの請求権を2にしてみたが、奪い返せない。
一体どうなってるんだ……
うーん、納得いかん!
どこからも請求権が出ていない事を確認してから攻め取った星系も、オクラルの色に染まった。
この星系は敵しか請求していないし……
こっちの惑星はご覧の通り、「未確認の帝国(1)」の状態。
エルゾ(2)の方が権利として強いのでは……?
そもそもオクラルから遥か遠くのこの場所に連中が請求権飛ばすのは難しいはず。
もしかして、連邦艦がオクラル産だから、衛星を落とした際にオクラル領になってしまったとか?
だとしてもバグっぽい気がするが…… うーん分からん!!
まあ、美味しい星一つは取られてしまったが、オクラルがここから巻き返す目は無い。
覚醒帝国のチート惑星3つを確保し、議長国の座は揺るぎない物となっているし、ランキングの方も覚醒帝国を上回った。
うーん、フジャシビンさんの星、素晴らしい! デフォで居住区99!
どんどん失業者を送り込んでしまおう。
覚醒帝国は、一つ残ったチート惑星以外の全てを失い、ドマナの惑星を幾つか奪い取ってそちらに逃げ込んだ形。
残った一つのチート惑星も連邦に包囲されているため、再戦すれば落としきれるだろう。
高性能の艦隊は脅威ではあったが、もう残存艦をまとめて来たとしても、数の有利で叩き潰せるだろう。
2445年。
覚醒帝国フジャシビンに既に未来は無い。
次はもう一つの帝国が覚醒するのか、はたまた銀河の危機が到来するのか……
ゲーム終盤の戦いはまだまだ続く。