初めての冒険、初めての長距離遠征を終え、苦い経験と共にシェム北の本拠点へと帰還したチームD4一行。
彼らは力不足を実感し、採掘環境を整えつつ、再び単調な装備量産体制へと移行する。
「ホーティさん、災難だったね…… 大丈夫？」
「フン…… 吾輩はこれでビークシングと同等の速度を手に入れた……
小娘に心配される程の事は無いのだよ」
「またまた強がっちゃって、この旦那は！
お前さんにはそういうカッコ付けは似合わないぜ？ ホーティ」
「ま、確かにあのバケモノを仕留められたのもアンタのお陰なのよね。
その義足には助けられた。感謝してるよ」
「ワシの判断が甘かった事、悔いてはおるが……
負い目を感じてばかりではかえってホーティやフタマルに失礼というものかの」
「そうだ。吾輩はいい。
だが、あのドワーフのお嬢さんにはちゃんと負い目を感じておく事だよ、チミ」
4-4-10 「仕込みは大切（前編）」
力不足を装備で補う。
まずは、とりあえずで熟練止まりになっていた防具を傑作で揃える。
これで、面付き兜、革のタートルネックは全て傑作になった。
それ以外にも多くの武器・防具を製造したので、時系列が前後する分も合わせて、今回はここで一気に紹介しておこう。
シェイズ・ブレード
ドルチーの剣。重量を増し、一般的な刀より威力を増大させている。
重い刀身は防御にも適しているが、斬撃効果のため、湾曲している。
このタイプでは、内側に追加ダメージを及ばすためのトゲを有している。
前回紹介したものと同様、尖った個性のあるサブ武装。
このトゲトゲサーベルの場合は、出血ダメージに特化した性能。
そして、こちらも斬ダメはバニラのサブサーベル「長剣」に負けている。
インペリアル・スモールウォーハンマー
シグマーを象徴する聖なる戦鎚。
前回紹介した大型ハンマーと比べ、打撃、出血、対ロボ性能が落ちているが、重量が52kgから43kgまで低下。
使いこなすための要求筋力が常識的な範疇に収まるようになっている。
これでも十分強いので、筋トレと割り切って重い方を使い続けるか、使いこなせるこちらを使うか、用途・戦況に応じて使い分けるのも良いだろう。
アスリオン・スピアー
ハイエルフの槍。屋内戦闘には長すぎるが、片手で扱え、攻撃力と防御力を兼ね備える、アスリオンの中でも最も優美とされる武器のうち一つ。
火力はイマイチだが、各種ボーナスがかなり優秀。
反面、屋内ペナルティが絶大。
訓練目的でもなければ、必ずサブ武装を用意しておきたい所。
重く折れやすい刀と比べ、直身、かつ鋭い両刃を有した軽い剣。
帝国軍団兵のシンボルとして広く知られている。
またまたサブスロット用のサーベル。
他と比べて優位な点も無く、ローマセット装備を揃えたいという用途以外で使う事はなさそう。
脇差と同じ1*6サイズなのは特徴だが……
ヘビー・ピルム
ロング・ピルム。刺殺に適したピラミッド型の先端を持つ長槍。
投擲タイプのピルムと違い、こちらは長柄武器。
メイトウと比べると威力は低いが、長柄のエッジ２として考えると、(ヘビーじゃない方の)ポールアームよりはマシ、か。
尖ったボーナスを持つアスリオンスピアーの方が優秀で、こちらに出番は無さそう。
にしても、長い！ 超長い！
熟練～エッジ１の余剰装備は、時々ウェイステーションまで出荷しに行っている。
ハブ東のウェイステーションの近くには銀鉱脈もあるので、たまに少しだけ掘ったりもしている。
まだ素材として要求された事は無いけれど、いずれ使う時も来るだろう。
飛び道具の方は、銃器類の専用クラフト台の他に、従来のクロスボウ製造台の方にも新しい武器が追加されていた。
弓鍛冶担当のホーティは鉄鉱石掘りを担当しているので、当面見送り。
防具のノルマも多く、鉄鉱石は掘っても掘っても足りない状況。
もう少し人手が欲しい……
という訳で、次は完成した防具を見て行こう。
ラットクランのチュニック
どうやら、ゴブリン／ハイブ専用か、あるいはMOD独自種族専用の防具らしい。
このシリーズも後回しだな……
簡素な見た目に反し、性能は悪くない。
インペリアル・ヘルメット
ローマセットの兜と同じく、侍兜と同等の性能。
つまり優秀。
金ローマのトゥエル、銀ローマのジュウザに続き、ホーティに装備させよう。
インペリアル・レギンス
こちらも、侍脛当てと同等の性能。
速度を活かすホーティには似合いの兜だろうか。
一通り新作装備を紹介した所で、ステータスも一度まとめておこう。
一気に全員分、ドン。
やはり、前期を駆け足で終わらせておいたのは正解だったか。
難易度低下世界でも程よく苦労出来るステータスに留まっている。
さて、そろそろ今回の冒険へ。
装備の大量生産のためにも、もう少し人手が欲しい。
現状の１１名では若干足りていない。
おっとと……
筋トレ用具は捨てて行こう。
(生きているのでご安心を)
今回まず最初にやって来たのは、忍者タワー。
ディマク亡き後も崩壊する事なく、元気にニンジャ達が砲座に着いている。
彼らの生存確認がてらやって来たのだが……
今回は、全員を侵入不可能な戸口に突っ込ませ、押し合う事で壁を貫通するバグ利用によって強引に内部に潜入。
へへっ、一人入っちまったらこっちのモンよ！
現在関係は中立のため、すぐには襲いかかってこない。
内側に入り込んだジュウザで、外の仲間を担ぎ、中に持ち込んでいく。
っと、案外敵対まで早かったな！(入り口にめりこんだ岩のせいで画面がバグっている)
中に入れたのはそう多くないが、ブラドラ相手ならこれで十分！
レッツパーティー！
瞬く間にタワーを制圧。
屋上なら都合がいい。
砲台の端に立ち、気絶したニンジャをポイポイのポイ。
これでノーダメージってんだからKenshi世界の住人はすげぇよな……
入り口付近でのびていたブラドラ副官ブザンも一応外に連れ出しておくが……
まあ、仲間にならないステータスだし、特に興味はないから放置だな。
塔の収納から、２冊だけ青本も確保。
ピストン輸送で内部の人員を外に運び出し、全員脱出完了。
三名のブラドラ女子を担ぎ上げ、タワーを後にする。
レッドサーベル四姉妹なんて幸運に恵まれたし、折角だから今期は出来るだけ女性を狙って行こうかと思っている。
今まで男に偏り過ぎていたし、ちょっとくらい趣味に走ってもいいだろう……
来期はもっと変態プレイに特化するのもいいかもしれないな～
聖晶片を聖晶石に変換する仕込みのため、本拠点に帰還。
ウエトーと、おかえり・ただいまの挨拶を交わしつつ……
聖晶片３つの耳をもぎ、聖晶石に変換。
これで奴隷商マッチポンプが可能になった。
ガチャを回しに、南へ。
今回はスワンプを経由せず、シェムからまっすぐ南、山岳部を通過して行く。
と、進路上に珍しい地形を発見。
なんと、金、銀、金、と、希少鉱床が３つ並んでいるではないか！
場所はこの辺り。
うーん、(建てられるなら)工場はこの辺りの方が良かったかも……
あの時はまだビークシングがいないと分かってなかったから、シェムの南寄りは危険かなって思ってたんだよなぁ
まあ、この世界は代わりに視界バグを引き起こす緑ラプターがいるし、避けてて正解ではあるか。
と、まっすぐ南下を続けていると、見慣れないロケーション発見報告が。
奇妙なテント群？
なんぞそれは……
おお、拠点にも建てている、ハイエルフのテントだ！
うっ、強そう…… 周囲の巡回部隊の数も多いぞ……
(ホーティが長柄装備なのは、余剰品売却のため)
盾＋貫通槍装備のこの頭数で、防御92…… これは手強そうだ。
オクラン系AIで襲いかかられないかと心配していたが、幸いホーティの義足を見ても反応する事はなかった。
装備研究の時にカテゴリ名になっていた、「Asur」とは、ハイエルフの軍団だったんだな。
勢力名はアスリオンか。どこかに本拠点もありそう。
すぐ隣りの研究所タイプの遺跡にも立ち寄るが、見えない壁バグが解消出来なかったため、素通り。
ctrl shift F11 で大体の場合は治るけど、研究所タイプのスロープの場合、それで直らない事もちょくちょくあるんだよね……
虐待の塔でも似たような事が過去何度かあった。
一度離れてから戻って来ると入れるようになるみたいだから、また帰り道に寄ってみよう。
そのまままっすぐ自動移動で南下していると、緑ラプターの巣に突っ込んでしまっていた。
いててて、こりゃ反撃に移った方がいいか？
逃げ切れるのかどうか、トカゲの速度を確認してみると……
38mph！？
結局速さもビークシング譲りか！
時速61km、こりゃホーティでも逃げ切れん！
聖晶石をかついでいるメンバーが倒れたら、折角仕込んだガチャの種が逃げ出してしまう。
かつぎ手を先に逃し、他のメンバーで敵を食い止める形に持ち込む。
移動速度は脅威だが、ビークシングと違い、気軽に戦闘出来るのがありがたい。
新人組でも十分に戦って勝てる。
が、しかし……
大人・数体を相手にすると、流石に一人では耐えきれなかったか……
巣のど真ん中で一身に敵を引きつけていたホーティが撃沈。
ご苦労さま…… 今回も君のお陰で仲間が助かったよ……
かつぎ組を逃した後は、順調に反撃体制が整い、問題なく戦闘終了。
手間取らされたが、今度こそ、しっかりトカゲの玉子を確認してみようじゃないか。
うーん、このマキグソの数々…… やはりこいつらは紛れもなくビークシングの転生体……
玉子も、名前が変わっただけで、ビークシングのままだった。
ありがたく頂戴していこう。
大陸南方の奴隷市に到着し、玉子を換金。
おや、行方不明だったドルチーのエルフ女性店長、無事だったんだな。
売買先が一つ失われたかと思ってたけど、よかったよかった。
さあ、ガチャの時間だ！
若い女性を生で脱がせ、脱ぎたてをテーブルの上に載せるとは……
この女奴隷商人、変態行為にこだわりを持っている……！
今回のガチャは三連。
うーん、3人目はステ30だったか…… 実質２連。
レッツトライ！
う、反応はイマイチ……
一人が帰宅モードに。
残る２人の褐色の方はステ30だし、残るチャンスは実質一回。
2名追従モードで町の外へ歩いていくが……
ああ……
2人とも赤蜘蛛に襲われて長期ダウン。
時間を掛けて回復させた後も、結局仲間入りならず。
四回中、四回全てが当たるなんて方がどうかしてるんだ……
これが普通、これが普通……
気持ちを切り替え、次だ次！
と、スワンプ忍者3と鋼牙族のゴブリン１を持ってくるが……
しまった…… ついうっかり、聖晶片のまま持ち込んでしまった……
奴隷商に耳をもがれ、三名死亡。
ぐぬぬ、つい前期までの癖で、耳もぎを忘れちゃうなぁ……
近くまで来たついでで、カタンからAIコアを本拠点まで持ち帰る事にする。
ウォーハンマーMODの研究は全て済んだので、後はバニラの高度研究が残っているのみ。
勿論、真珠が必要になる宝石MODの物も残っているが。
帰り道、今度はちゃんと遺跡のスロープが登れるようになっている。
今回もジュウザを先行させてから、仲間を後から向かわせる。
特効ハンマーの威力は抜群。
手数で押されがちではあるが、一発で仕留める事もある。
今回は2階、3階にも警備スパイダーがいたか。
現環境でも、必ずしも数が減らされているとは限らないんだな。
とは言え、問題なく戦闘は終わり、トレハンタイム。
一番解錠の高いトゥエルでも5％というギリギリの金庫もあったが……
モーター、鋼材、圧搾板、ロボット部品、赤本・青本を収穫。
回復待ちの間、無駄に研究台を可動させてスキル上げをさせ……
持ち帰った研究資材をドドンと本拠点に投入。
うーん、でも、今使い道は無いかなぁ……
突然何かで必要になるかもしれないし、使い切らずにこのまま置いておこうか。
鉄鉱石の採掘ペースUPのため、以前に研究を済ませていた採掘機を設置する事に。
やはり過去のチームと違い、自拠点を構えるとなると勝手が違う。
がっちり量産体制を整えていく必要性から、もう何人か追加人員が欲しい所。
長引きそうな気配なので、もう少し先までプレイ済みだけれども、前後編に分け、今回はここまでとしてしまおう。
わざわざ前後編に分けるような盛り上がりポイントがあるのか無いのかは、今後のプレイ次第かなぁ……
＜続く＞
縛り内容
・装備の購入禁止 義肢、弾、ランタン、パックパックを含む
・加えて、飛び道具は弾を自作しないという制限を掛ける
・固有名詞付きキャラと動物は雇わない(一時保護のみ可)
・極力、同じ派閥出身の仲間を増やさない
・拠点は一つだけ建設OK
・前期からの継続キャラの死亡時のみリセット可
・寝かせ切り等、単純作業による鍛錬禁止(ランニングはOK)
・トゥエルのみズボン装備禁止 足がもげたら離隊
・MOD独自要素を調査する上で必要な場合、全ての縛りは無視して良い
プレイ目標
・全MOD装備のデータを最高等級で記録
・その後、キャットロンを倒す
・達成後に新たなMODを入れてインポートし、前期メンバーを解雇する
メンバー
トゥエル：美尻が自慢の中年オーク 建築＋ロボ工学担当 長柄装備
ジュウザ：キザなタフガイ 鉱夫＋防具鍛冶担当 重武器装備
ホーティ：嫌味な元貴族の末弟 鉱夫＋弓鍛冶＋斥候担当 鈍器装備
イチゴ：みんなのアイドル 鉱夫＋科学担当 武術使い
ジューロ：ど根性姉御 武器鍛冶担当 鉈装備
セバンテ：元・飢えた放浪者 農業担当 サーベル装備
ジッパー：吟遊詩人 料理担当 刀装備
ワナイン：元・レッドサーベル 水汲み＆死体処理担当 鉈装備
フタマル：元・レッドサーベル 採掘＆農業担当 重武器装備
トエニワ：元・レッドサーベル 水汲み担当 鉈装備
ニンニ：元・レッドサーベル 水汲み担当 刀装備
