気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

#Kenshi 2-69:最後の戦い

いよいよ、狂王キャットロンの居城が見えてきた。

最終拠点を建てる場所、見誤ったなぁ……
出し惜しみして、資材はここまで使わずに残しておくべきだった……
裏回りはせず、正面…… 敵スラル軍団の兵舎から先に叩く。

おお、いるわいるわ……

敵兵「嵐のスラル」の釣り出し&各個撃破を開始する。
うっへぇ! ちょっと挑発しただけなのに、一度に随分と出てきたな!

飛び道具持ちがいないのは温情だが、奴らはCPUを持っていないため、パーツ抜きで殺せず、復帰阻止が出来ない。
仕方なく、倒す端から武器を没収し、準無力化で我慢する。

攻撃80の大群は充分に脅威。

部位耐久は一撃で倒せるレベルだが、かすり傷の積み重ねで消耗は避けられない。

敵第一群、殲滅完了。
終わってみれば、頭部、胸部が残り30以下に追い込まれていた。
寝袋を敷いて回復タイムに入るが……

いかんいかん、毒ガスでガリッと大きく胸部をやられてしまった……
慌ててガスマスクに装備チェンジ。
回復後、また各個撃破を再開するが……
やれやれ、こりゃ各個撃破ってレベルじゃねーな!

しかし、ごく一部を釣りだしただけでもこの数だと言うだけで、これでも各個撃破には違いないのだ……
黙々と戦闘を継続し、着実に敵戦力を削り倒して行く。
逃げ惑うモードに入ってしまったスラルは厄介。
延々とあらぬ方向へと走り回り、仕留めるのが難しい。

放置しておいても問題無いのだけれども、「動く者がいるかどうか」という状況確認のためにも、確実に一体一体殴り倒し、再起不能にまで追い込んでおく。
激闘は続く。

この数の敵を倒しても、まだまだ残存兵力は多い。

敵を釣り出し、叩き潰す度、地面に突き立てられた鉈の数が増えて行く。

危険度は低いが、実に疲れる戦いだった。
突入開始から4日後、ようやく敵兵力の殲滅を完了。
手前の兵舎を通過し、キャットロンの玉座へ……

いた……
本プレイのラスボス。
狂王キャットロン

ついに出た、ステータス120越え。
正攻法では倒せる気がまるでしない。
長い前口上が終わると……

最終決戦が始まる。
初撃…… 同時に振りかぶる。
このパターンは、一方的に斬られる形! 回避だ!

くっ! 反転が一瞬遅かったか! 敵の火力は脅威の225!!
ひえぇぇ……
さあ、こちらの火力はどれくらい出せるのか……

あ、あれ……? 回避動作を繰り返して、攻撃回数はしっかり稼いでいるのに、全然当たらない……
完封負け。

攻防125は伊達じゃない。
プレイヤースキルを使った戦いを持ってしても、これは一筋縄では行かない……
ここまでの戦いを遥かに上回る持久戦の予感。
現在のスキルはこちら。

前回計測時と比べ、打強+1、器用+1、鉈+1、回避+2
着実に成長してはいるが、こうした順当な成長を積み重ねてもまるで届かない、異次元の戦闘力……
単純作業による訓練を完全に封じてここまで来てしまった結果が、この差だ。
さてはて、回避斬りでなんとかなるレベルなのかどうか、これは……
さあ、回復は終わった。 2戦目だ。

狂王の壊れたAIは、レコーダーのように同じセリフを繰り返す。
ん……? これは…… もしかすると……
あっ

これは……
長セリフが発動すると、会話の終わり際にこちらを追跡する状態にはなる。

起き上がって来たザコに絡まれつつの戦闘になり、

またあっさりと倒されてしまったが……
勝ち筋は見えた。
狂王、破れたり!
会話モードになっていない時がチャンス。

玉座に座った無防備なキャットロンに一撃を加え……
即離脱!

距離を離すと立ち止まってしまうのは、Hat将軍や憲兵ズと同様。
離れるとキャットロンは玉座に戻るため、玉座と離脱地点とを一画面に収まるようにして、淡々とこれを繰り返す。
それでも尚、無防備体勢から回避する事があるのが流石。

ワンテンポ離脱が遅れると、これである。
パターン入った!と思ったのもつかの間、削り切る前に一撃でKOされてしまった。
一度全快してから出直し。
時間経過のせいか、また会話イベントからやり直し。

会話が始まると、終わり際に必ず追跡モードになるからパターンに入れない……
が、プレイヤースキルでの戦いも順調になってきて、今回は健闘。

倒れるまでに三発入れる事が出来た。
回避斬りを使ってもこれが精一杯とは…… この実力差よ……
兵舎出口に寝袋を敷き、回復。

あまり間を置くとまた会話モードになるかもしれない。
ある程度回復してから、全快を待たずに再挑戦。
今度は綺麗にパターンに入り、反撃を受けないモーションの見極めも出来た。

最後まで削りきり、狂王を仕留める事に成功。
盛り上がりに欠ける、なんとも呆気ない幕引きである。
よっこいしょ、と……

ともあれ、これで決着だ。
ソロ、リセット禁止、飛び道具禁止、暗殺禁止、Rキー禁止、単純作業による訓練禁止……
と、これだけ縛ってアッシュランドを走り切ったのだから、これ以上は高望みという物だろう。
スキル上げのためのスキル上げはあまり好きではない。
楽しんで、自然に成長させたいという自分の趣味で行くのなら、正攻法で勝つまでに一体どれだけの時間が必要となったか分かったものではない。
バグマスターが何百年も掛けて己を鍛え続けた結果、旅立つ事なくクロコに倒されたように……
たった一人、小細工抜きでアッシュランドを制覇しようとしても、その長過ぎる鍛錬は、心を喪失するような無為な日々になっていた事だろう。
きっと、これで良かったのだ。
幾度かの転生を経て、自我を取り戻した「マスター」にとっては、きっと、これで……
キャットロンから得られた報酬は、メイトウと、18233猫と、敵の使っているオレンジ色の鎧の設計図。

当然、AIコアやCPUは抜き取らず、生かしたまま運び去る。
心無きスラル達の墓標のように、無数の武器が突き立てられた白い大地に背を向け、マスターはアッシュランドを後にする。

本拠点に戻らず、真っ直ぐに西へ、西へと走る。

自動移動の経路がマッドタウンを通過する形になっていたため、スワンプでは衛兵と一戦する羽目にもなった。

思い出の修行地、ラストスタンド砦を越えれば、目的地はすぐそこ……

通い慣れたアラックの道中では、相変わらずトレジャーハンターが蜘蛛相手に戦っていた。

敵も宝も失われた今となっても、彼らは未だに無為な戦いを続けている……
到着。

バグマスターの悲願、今ここに……

達成率、5/5
本プレイの最終目標、達成。
 

既に狂王の頭脳は壊れてしまったのか、黙して何も語る気が無いのか……
この兄弟の間で会話が交わされる事は無かった。

今度は、連れて行かない。
長老やティンフィスト達に話は通してある。
今後は、彼らがこの地でこの五体を監視し続けてくれるだろう。
 
仮に、壊れ果てた彼らが解放される事があったして、最早脅威ではない。
軍団も、施設も、知識も、もう持ってはいないのだから……
 
バグマスターの戦いは、これで終わった。
 
ヤツの誓い…… かつての自身の誓いを……
今こそ、完遂するとしよう。
 
 
復讐を終えた時、初めてコイツを飲む。

・・・・・・・・・・・
 

マズい!!
 
数百年モノの発泡酒、飲めたモンじゃねーな!!
腹壊すわ!!
 
 
 
さて、と…… じゃ、帰るか。

我が故郷への、最後の旅。
あいつも、連れて行かなきゃならんのだろうな……
 
 
続く。