気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

#Kenshi 51:失ったもの

ハウンズとの決戦後、死体を処理し、気絶した敵を放り出し、回収品の処理を進め、拠点に静けさを取り戻して行く作業に追われつつ……
金が余り始めているため、スクインやハブに家を買っていく。
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(これだけ斜面に埋もれてて大丈夫なのか??)
ベッド小屋ならもう用意してあるため、特に必要のない、景観保全のための建築でしかない。
地元に廃墟があるのは、なんか寂しい気持ちになるし……
そう言えば、インポート後にスクインの店が一つ減りましたね。
ゲームを開始した直後、初めて訪れた店には植物を沢山売っていたのに、気がつくと水の樽しか置かなくなり、ついには何も売らなくなり、インポート後に消滅していた……と言う。
小さな小屋一つのお店でも保持catが多かったので、売却相手に丁度良かったんですが……
残念。
もののついででスクインで地図を購入すると、以前痛い目を見たデッドランド「失われた武器庫」の北に、別の遺跡が存在する事が新たに判明する。
また後日訪れる事にしよう。
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一方、ハウンズ迎撃戦の反省から、拠点の方も改築を進め始める。
少し離れた高台にゲートを置いていては、「ゲートで時間を稼いでいる間に砲撃で頭数を減らす」という手が使えない。
塔を建て、砲を据え付け、ゲートmk4を解体、mk2に戻し、砲の届く範囲内にゲートを置き直す。
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ああ……地形のせいで大きな門を建てられない……地形を活かした砦とか、谷間ではとても無理……
立地、失敗したかなぁ
農地を拡げたり、砲座の位置を見直したり……
少しずつ、少しずつ、必要に応じて弄っていく。
そんなある日、拠点内に衝撃が走る。
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ボスの仇討ちイベントは、一回ではなかったのか!?
もしかして…… 今後、継続的に!?
遥か南から、奴らが迫りつつある。
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慌ててメンバー各員の装備を整え、迎撃準備を進める。
奴らはダスト盗賊どころか、ブラックドラゴンよりも遥かに強い。
攻撃・防御が50以上ある連中がゾロゾロやってくる。
正攻法で勝つのは難しいだろう……
今度は…… 今度は、助からないかもしれない。
生きて戻れないかもしれない。
それでも、クロコは行く。
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包帯、パン、刀一本をひっさげて、クロコは一人「戦争の指導者」を狙う。
戦列をチェックし、誰がボスなのかを調べる段階で、自身の敗北を悟るクロコ。
ボウガン持ちの数が半端ではない。 これは……無理だ。
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それでも…… 一縷の望みを託し、ボスに斬りかかる!
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一斉に集中する敵の銃口。(あ、死んだわ……)
よし、ボスの足をマイナスまで持っていった。これで時間が稼げる!
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が…… クロコも片足をやられ、間もなく……
くっ!! ボスは足を引きずりながら歩いているが、部下の連中の足は止まらない!
走って拠点を目指して行く!
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拠点の改築は間に合わなかった。
結局塔は未完成。南のゲートも高台のまま。砲門の援護の無い状態で乱戦が始まってしまった。
いっそ拠点の奥深くまで引き込んだ方がまだマシだったか……
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ようやく気絶から立ち上がったクロコの血液量は僅か2。
慌てて止血を始めた所に、無情な通知が現れる。
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報復イベントに定期イベントが重なるという不運。
防備を活かす機会を失し、個々の戦闘力で劣る我々に勝ち目があろうはずもない。
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連中の戦闘力は各々一人一人がこちらのエース級。
そこにボウガンの弾幕が加わるのだからたまったものではない。
こいつら、パラディンより強い……!?
不幸は更に重なる。
片足を痛めて速度の落ちているクロコに、飢え盗が襲いかかり、さらなる足止めを食らう。
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いっそ、このまま死んでリセットという結果になってくれた方がまだマシだろうが……
そう簡単には死なない。パンを奪われはしたが、クロコは再び立ち上がる。
最後まで頑張ってくれたのは、動物達だった。
殆ど全員か倒れた後も戦い続け、多くの敵を倒してくれた。
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いや、まだ最後ではない。 一人、戦い続けている者が……
ルカ姐さんだ。 流石、我が剣士団の誇る重戦士……
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と…… おや? まだ剥ぎ取りもしていないのに、裸のハウンズがいるぞ?!
気絶から起き上がった面々が戦いを続ける横で、見覚えのある敵が走り去って行く。
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監禁していた捕虜が脱出しているのか!
ハウンズだけじゃない! ブラドラ忍者のお姉さんまで……
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ハウンズの連中、仲間のハウンズだけでなく、檻の中の捕虜を全員解放したのか。
ちょっと見直したぞ、ハウンズ。いいところもあるじゃないか。
戦いに勝ったと見てか、多くのハウンズが拠点の占拠に走った結果だろう。
だが、お陰で交戦状態の敵の頭数は激減した。
形勢逆転……と言えるような状態ではないが…… なんとか戦える状態にはなったぞ。
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倒れたは起き上がり、また戦い、倒れる……
そんな泥沼の死闘が続いた。
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この混乱に乗じて、今までずっと長い間拠点の片隅で死んだふりを続けていたダスト盗賊までもが走り出す。
担ぎ上げる事も出来ず、トドメを刺すのも哀れで、ずっと放置していたヤツだ。
もう、拠点で活動する「目」は消えた。ヤツにとっては今がチャンスだったのだろう。
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クロコが足を引きずりながら拠点を目指す中、ハウンズ襲撃イベントは終わった。
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が……
実際の所、全く終わってなどいない。
奴らは今、我が拠点を乗っ取った状態。
戦いはまだ、これからだ……
敵は、食料生産&治療のための第一棟に居座っている。
しかも、運の悪い事に、自己判断で自動的にベッドに走ったユキが寝ながら斬られている。
態勢を建て直している余裕は無い。戦える者で戦い続けなければ、いずれユキは死んでしまうだろう。
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部隊全員に指示を出すが…… 
なんという事だ。 足がまだ動くのは、たったこれだけか!
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絶望的な気持ちになった、その時……
ようやく、本当の意味で戦いが終わった。
奴らが解散し、帰っていく。
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ゲーム内でどういう判定になっているのかは分からないが、とにかく助かった……
食料も持っていかれていない。
死にそうな者はいないか、大急ぎでメンバー一人一人のダメージ確認を進める。
その時……
一つ、手遅れがあった事に気付く。
キハクの片足が、失わなれていた。
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もっと早く気付いていれば、なんとか出来たかもしれない。
足をやられた面々は戦闘から遠ざけるように指示していれば、防げたかもしれない。
だが……… 手遅れだった。
傍らでは、やっとの思いで塔の檻から脱出したであろう奴隷商の女が死んでいる。
奴らに殺されたか、あるいは乱戦の中でいつのまにか斬ってしまっていたか。
野盗、盗賊、忍者、みんな返り討ちにしてきた。
パラディンの隊長に一騎打ちを挑み、侵攻を阻止した。
たった二人と一匹の戦力で、町一つを落とした。
圧倒的なハウンズの軍勢相手に、一度は何も失わずに耐えきった。
どこかで、この世界を甘く見ていた結果がこれだ。
足一本で済んで、まだマシか?
いや、違う。これは慢心の結果だ。
クロコを単身突出させず、拠点中央まで引き込んで戦えば、もっとマシな結果になったはずだ。
聖帝国、奴隷商、麻薬組織…… そんな奴らに対抗出来る「正義の力」を持ちたいと願いつつ、捕らえた女を飾って楽しむという本末転倒。
その慢心の結果がこれだ。
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キハクが倒れる。
今は…… あれこれ考えるより、彼女の命を救うのが先だ。
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よりにもよって、彼女か。
同じ装備で揃え、いつもスキナーと二人一組で働いてきた、彼女の足を、奪うか……
更に不運は続く。
今までの冒険で手に入れてきた優秀な義肢に、「右足」は無い。
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ハイブの村まで、義足を買いに行かねばなるまい……
リセットしてやり直す事も考えた。
クロコ単身で敵軍に斬りかかる前にセーブデータを作ってもある。
だが……
この失敗は、無かった事にしてはいけないと思った。
調子に乗っていた自分への戒めとして、このまま続ける。
静けさを取り戻した拠点で、耐えきったルカ一人が戦後処理に奔走する。
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キハクの足を奪ったハウンズへの復讐心はある。
が、それ以上に……
「また次の襲撃がいずれ来る」という、その脅威の方が大きい。
次の戦いが始まる前に、砲座を完成させ、義足を買う。
まずは、ここからだ。
改めて、Kenshi世界の厳しさを学び直す一日になった。
今後は鍛錬のやり方も変えて行かなければならないだろう……