ロットへのノート探しの旅からようやく帰還。
いやー、過激な寄り道のせいで随分時間が掛かってしまった。
帰ってみると、相変わらず我が町の正門前は血なまぐさい。
誰と争ったのか、ブルやガルの死体が転がり、その死肉をボーンドッグが食い、両腕-185の全裸の放浪者が走り去って行く。
お、ラッキー！ と確認してみると、パックビーストの荷物はとっくに空っぽ。
うーんワイルドな正門前だぜ……
裏門で隊商が呼んでいるので応対してみると……
こりゃ冗談キツいぜ…… 死体でも値段変わらないのな……
同盟忍者も来ているし、とりあえず我が物顔でウロついている奴隷商をしばき倒しておこう。
浮浪忍者と分担し、奴隷商の一部隊を難なく撃破。
あ…… またハイブがやられている……
浮浪忍者さんはほぼ常駐状態のようなもの。
先に根負けしたのはハイブ兵の方だったようだ。
四肢欠損状態が数名。 死者もちらほら。
せめて、生きている者はハイブ村の方に運んでおいてやるか……
拠点開発は…… 素材集めが疎かになっていて、進んでいない。
装甲板を叩けるようにならないと、鉄の防具は造れないんだよなぁ……
モーター、パワーコア、工学研究書、と足りない素材が色々増えてきている。
では、また新たな冒険の旅へ…… と行く前に。
残念ながら、放棄していった荷物は消えた後だった。
ぐぬぬぬぬ ならば、任務を再開しようではないか！
聖騎士の衣替えは順調なようだな(満足顔)
ええい、なんと言う事だ！ 校則違反であるぞ！ 弛んどる！
あいつらも早く着替えさせないと……！
ふぅ……
貴様もか！ 協調性の無い奴らめ！
多少追手が掛かっても、もう怖くは無い。
このまま全裸騎士団にしてしまえばフェニックス崩し、成るのではないか？
流石に聖都だけあって頭数が半端なく多いが……
おっと、いつもの増援が駆けつけてくれたか！
遠方にも戦いの気配がある。
よーし、ここは一丁、手を貸してやるとするか！
おや？ こちらの援軍はラプターではなく…… クラル戦士団！？
凄いな。遥々聖都まで遠征を仕掛けてくる事があるのか！
ちょいと無茶をしすぎたので、安全域で回復タイムを取り……
夜。 忍者タイムの始まりである。
クラル戦士団はまだ頑張っているようだが、敵の本拠地内では流石に分が悪いようだ。
が、兵舎の方に人が集まっている今…… これは千載一遇のチャンスかもしれない。
行くぞ！ 第三次聖王暗殺計画！ ＧＯ！！
今だ！ 宝具解禁！
秘剣！
猫返し！！
手段を問わない、流石ニンジャ汚いの精神により、聖王のＫＯに成功。
成功…… したのだが……
気絶に至るその一瞬で、145のダメージを叩き出す聖王。
やられたのは左足。もう逃げられない。
側近たちの手で確実に倒される…… その前に！
壁越しの武器ラックに、メイトウを突っ込む！
このバックパックには大きすぎて収まらないからね……
良かった…… 運が良かった……
四肢を欠損する事なく、無事気絶する事が出来た……
「死なない限りリセット無し」の縛りをしている以上、ここで足がもげると絶望的な事になるからね……
本当に良かった……
檻越しにクラル戦士団の皆さんを治療しつつ、回復が終わるのをゆっくり待つ事にする。
無論、「俺たちゃ裸がユニフォーム」計画も隙きあらば進めておく。
足が折れていても、通常のパラディン相手ならもうしくじらない。
檻から檻へと飛び移り、クラル団を治療しながらズシンを続ける。
とは言え、流石にまだまだドレスコード違反者の数は多い。
今は我慢…… 我慢の時……
今度はクラルさんが自力脱獄。
いかに騎士達が全裸だろうと、相手は砲台の援護付き。
クラル団程度の装備とステータスでは活路を見出す事は出来ないだろう。
が、しかし……
手元に残った残弾(クラル団デコイ)の数はもう残り僅か。
この機を逃す事は出来ない！
まだ足は完治していないが、走る事は出来る。
やるなら今だ！
２名のクラル団を解き放ち、行動を開始する！
多少は抵抗出来るようにと、剥ぎ取った武器をクラルに持たせたが……
逆に奪われてしまった。 これはいかん。
えいっ！
時は００時…… 今こそ！
お覚悟ぉーーっ！！
玉座のお陰か？！ なんと隠密が切れる事なくフェニックスを昏倒させる事に成功！
すかさず壁裏に回り、隠しておいたメイトウを回収。
行ける！ このまま行けるぞッ！！
（流れ出すユニコーンのテーマ）
（止まるBGM）
（流れ出すギターのメロディ）
⬅TO BE CONTINUED
