遥かな旅路を経て、ガーグラーの王を倒し、その居城で眠りについたユキ達探検隊。
拠点の方では、ルカが酒の出荷ついででキャット爺さんの仮の義手を仕入れにハイブ村まで出張。
最早ガルを降ろすまでもない…… もう野盗相手だと二桁襲い掛かってきてもかすり傷しか負わないなぁ
ハイブ村で格安腕を購入。 うーん……ショボいなぁ……
研究項目が存在する=義肢も自作出来るようになるっぽいから、スキル上げて自作出来るようにしておいた方がいいか。
とりあえず、日常生活と仕事に差し支えはなさそうだし、コレで我慢しておこう。
シャキーン!
人間の腕より脆い、最低限の性能だが……
仕事に戻ってもらうとしましょうか。
まだしばらく掛かるなぁ、とユキ達の完治を待っている間、見落とし確認でAltキーを押して気付く。
「研磨機」というのは初めて見たような……
検索検索っと……
うーん、やっぱり用途無しか。まあ、記念に一つ持って帰るか。
電源が用意出来ないから動かないんだな。
小型電池の技術が失われてしまったか。
クロウが先に全快したので、自分で縛られてからの解錠特訓タイム。
寝てる相棒の隣で緊縛妄想とか、高度なプレイだなぁ……
ダスターコートでは色気が足りないな……
ちょっとサービスカットでも撮っておこうか……
(リュック刺さってるなぁ……)
起床後、地形にハマッて出てこれなくなったガーグラーをどうにかしようと色々やってみたものの、結局どうしようもなく……
その辺りに飛び道具でも落ちてないかとも思ったが、結局放置する他なかった。
さあ、出発だ。 お家に帰ろう。
たまたまカメラに空高くを飛ぶ鳥の姿が大写しになったので、記念撮影。
帰りの道中も、出くわしたガーグラーの巣を殲滅。
都市に住み着いたガーグラーも残らず一掃し……
更に追加で、2つの巣を殲滅。
これでこの辺りも少しは平和になるだろう。
さてと、折角ここまで長旅を続けてきたのだし、ついでに近くの未探索の都市にも寄って行こうか。
今度は、「ハイブ」と書かれた場所を目指す事に。
オート移動していると、ユキが泳ぐ一方で、クロウが沿岸を走る形で二手に別れ……
丁度、そのタイミングでスキンスパイダーの群れがクロウに襲いかかる。
これは…… ヤバい。
ブングルの範囲攻撃があるとは言っても、食われて終わる可能性が……
クロウを海沿いに走らせつつ、水中にいるユキでスキンスパイダーに攻撃指示を出して殺気を放つと……
なぜか踵を返し、こちらを見失って全員引き返してしまうスキンスパイダー達。
た、助かったぁぁ…… 謎の挙動に救われた……
隠密を解いて先を急いでいると、前方に戦闘の気配が。
林の中で戦っていたのは、「ゴリロ盗賊団」と「サザンハイブ」の衛兵。
ここで、どちらも敵対を示す赤カーソルになっている事に気づき、「あっ、そう言えば……」と、以前どこかで得た南ハイブ人の知識を思い出す。
悪い予感はするが…… ちょっと、確認だけ、して行きましょうかねぇ……
ルートも定まらない険しい山道を進んでいると……
目当ての大都市の手前に、小規模集落を発見。
山越えルートを考えると、こちらの探索が先になりそうだ。
ここら一帯はビークシングの生息域でもあるようだ。
ガーグラー相手とは勝手が違う。気分を切り替えて行かなければ……
この先で集落のベッドが使えればいいのだが…… そうは行かないのだろうなぁ
登山を終え、下りに入ると、「ロイヤルバレー」と呼ばれるエリアに入る。
霞む谷間の先にようやく見えてきた集落は……
やはり、その名の通り、ハイブの小さな村だった。
記憶が確かなら、南ハイブ人は……
遠くからカーソルを合わせて確認してみても、全員が赤。
やはり、南ハイブは敵対的種族だったか。
折角立ち寄ったんだし…… と、監視の目の無い一番手前の小屋に侵入。
うわぁ、こいつらもヤクをやってるのか……
スワンプ産かな?
沼地のハイブヤクザ、ブラックシフターの連中も、ここ出身だったりするのかなぁ
ささ、記念に1000猫ほど頂いたし、さっさとオサラバするとしよう。
っと、一体だけこちらに気付いて追ってきたか。
誰がビークシングやねん。 彼らにしてみれば、クチビルもクチバシの一種に見えるのだろうか?
集落から距離は取ったし、一体くらい斬ってしまうか、と思ったその瞬間……
巡回に出ていたらしい敵の一団が思いっきり真正面に!
これはもう、戦うしかないか!
くっ、こいつら結構強いっ!
怯んだ所に畳み掛けるような連続攻撃…… 長柄武器、侮れない!
ユキとクロウが倒れるが、残ったブングルが残敵を一掃。
全員マイナス部位を抱える状態だが、辛くも勝利。
近くに、近くにどこか回復出来る町は無いか……!?
ビークシング地帯を歩いてカタンに向かうよりは、どうせなら、まだ行った事のない「モウン」を目指してみようか。
道中、ハイブ兵に気付かれないように光源を消して迂回する事も二度ほどありつつ……
鉄塊の突き刺さる奇妙な景色の中を北上していく。
そして、モウンを間近にした時、目に飛び込んできたのは……
カメラ視野を最大まで引いてもまだ全容のつかめない、巨大な…… シリンダー状?の…… なんだこれは?!
まさかスペースコロニーではあるまいな……
接近して行く間に夜明けが来て……
「シリンダー(仮)」は思っていたよりずっとボロボロだったのだな、と気付かされる。
「ガンダム・サンダーボルト外伝」の龍骨街みたいな都市なのかな……
描かれた時期を考えれば、サンボル外伝がこれを参考にした可能性もあるか……
カメラを飛ばして探りを入れると……
良かった。ここはニンジャ商人のテリトリーのようだ。
クロウはまだ気絶したままだし、酒場のベッドでゆっくり傷を癒やすとしよう……
酒場には都市連合の賞金首、「ブルーアイズ」がいたが、都市連合から賞金が出ているという事は、奴隷解放の人かもしれないし、ちょっかいは出さないようにしよう。
名前の割に、特に目が青いワケでもないんだな……
今はちょっとそれどころではない。 仲間枠も残り少ないしなぁ
さて、寝かせるか、とブングルを担ぎ上げた所で……
衛兵が血相を変えて走り出す。 何か敵が出たのか。
街のど真ん中にビークシングが!? なんてトコだよここは!
ユキも手傷を負ったままだが、慌てて劣勢の衛兵を助けに走る。
一匹や二匹ではない……
かなりの数のビークシングが入り込んでいるではないか!
おまけに、門のすぐ外側には、スキンスパイダーに加え、初めて見る獣「ボーンヤードウルフ」まで……
こ、この街…… 大丈夫なのか!?
戦闘の気配を察知して飛び起きてきたクロウが合流し、死にかけていた衛兵を何人か救助するが、正直キリが無い。
このまま治療して回っていたら、彼らについて街の外の危険なエリアまで引っ張って行かれる事になる。
遠方では、野生動物同士の殺し合いも発生している……
なんつー所に来てしまったんだ……
もう大人しく宿に戻って傷を癒そう……
と、戻った所でノーブルハウスを確認してみると……
名称は「見捨てられた本部」か……
そりゃそうだ。お貴族様もこんな所には住んでいられないだろうな……
だからして、忍者商人やテックハンターの住処になっているワケか。
しっかし、この酒場…… うるせぇな!!
ちょっと黙っててくんない?! とブルーアイズを黙らせてしまうプレイヤーも多そうだな、こりゃ
しかし、この街の荒れ方は凄まじいな。
元々は奴隷売買で賑わっていた都市に見えるが、建造物の殆どは崩壊して久しいようだ。
しかし、これだけ周囲が敵だらけなら、いい修行地になるかもしれないな……
クロウが一足先に全快したので、街を探索。
気になっていたノーブルハウス跡地にお邪魔してみる事に。
んんっ!? 「古代の研究室」ですと!? ノーブルハウスでは無い…… 遺跡が都市の中に?!
おやおやぁ…… これは、以前、幾つかのKenshi動画で見た、アレではないのか……??
お邪魔しまーす…… っと、あれ? アレがいないな。
転がっているのはハイブの死体……じゃないな、訓練用ダミーか。
いや、待て!
これは…… 2階だ! さっき酒場の2階のベッドを使ったばかりだから、階層指定を間違えていた!
1階に切り替えると……
いた! ヤツだ!!
ガシャン
ふざけんなテメェと言いたくなる脅威のステータス! そりゃ鍵もかけて都市連合も逃げ出すわ!
しかし、数多くの動画で特訓相手として活用されているくらいだし、意外と健闘出来るかもしれないじゃないか……
やるだけやって、みようかな……?
末永く特訓に使うとなると、ここを拠点化する必要もあろう。
ステップハウスを購入して修復。
さて、と…… ちょっくら腕試しと行きますか。
ドゴォ!!
あっ、だめ、もげるもげる! 撤退! 撤退ーーー!!
ガシャン
これがかの有名な鎮守府名物ガシャン掘りってヤツか……(違う)
ユキ、クロウ、ブングル、みんなあっという間に足を折られ、また療養タイム。
はーーーー こりゃ無茶はやめといて、一度拠点に帰った方が良さそうだなぁ
もう少しガチ勢になってからまた来よう。
次回に続く。