戦いの後……
結局、あの謎の球体は気付いた時には消えていた。
アンビドゥンの幹部体「ウォーロック」が開いていたポータル↓が、この↑球体なのだろうか?
銀河の危機を乗り越え、宇宙に平和が戻った。
パカリ研究院は戦時体制を解き、戦後復興と国家再建を開始。
再び、穏やかな時間が流れ始める。
ゲーム終了まで残り14年。 さあ、残った時間で何をするか。
銀河はあちこちボロボロで、空白地が沢山出来てしまっているが、覇権主義でもなく、パカリ院は拡張を急がない。
失われた星々の復興をこそ急ぎたい。
が、
次元戦争に全く巻き込まれる事の無かったジソリアンが、滅亡した旧エキニャン宙域の領有を開始。
いずれテラフォームしてエキニャン再興を、と考えていたパカリ院としては不快感を感じる行動である。
やむ無く、くっっっそ高い領有要求値を払い、こちらも拡張を開始する。
失われた星系を順次再確保するついでで、
かつての北の国境ソエジミアからやや北方につまみ食い。 ごめんなウィジラキ……
こうして各国が空白地となった宙域を思い思いに切り取り、国境が定まると、
各国は再び関係を悪化させていった。
ヒッスマがどんどん孤立を深めているが、最早気に留めるまでもない。
今更戦争が始まるワケではあるまい。
パカリは復興に専念し、自国の星の再生を開始。
不毛の地となった星々を再テラフォーム。
と、同時に、戦時体制が終わった事もあり、僻地を再びセクター化し、
旧パカリ学士院を、「エキニャン研究院」として再度独立させ、属国に変更……
CTD!!
何度試してもエラーでクラッシュして属国設立できねぇぇぇ!!!!!!!
エキニャンに何か恨みでもあるのかこの宇宙は……
仕方ないので、自動化セクター止まりにしておく。
当初のプレイ目的の一つ、「自動化」も、ようやく仕組みが分かった。
自動化したセクターは必要資源を国家の備蓄ではなく、独自のストック枠からのみ消費する。
「赤字補てんをストック枠から補う」ものだとばかり思っていたが、そうではなかった。
使用する全額をストックに入れてやる必要があった。
今まで微量しか入れていなかったため気づかなかったが、大量に突っ込んでおけば、ちゃんと自動で内政を進めてくれた。
が、これがまた大変よろしくない。
まず、資源ストックには+100ずつ入れる形なのに、1k単位でしかストックが表示されない。
このため、「あれ?+100したのに1kのまま表示が変わらないぞ??」となって混乱した。
連打し続ければ表示が2kに変わったが…… これは面倒くさい……
また、この方式では頻繁にストックに補充し続ける必要があり、維持の割高感が激しい。
よほど資源が余っている状態でなければそうそう維持出来ないだろう。
何より、CPUの内政判断はガバガバで、赤字が基本だ。
「この建物を建てると希少資源が足りなくなる」「失業者に対応した施設を建てる」などの判断をしていないように見える。
ザル管理のマイナスは看過出来ないレベルだし、自動化維持のための操作も必要で、セクター委任はとても使える物ではない事が分かった。
もう一つの当初の目的、「ロボット」はどうか。
これもまた、厄介だった。
惑星開拓のスタートダッシュに使えるのは便利だが、しっかり管理しなければ、ロボ工場を設置した惑星はすぐに人口がパンパンになって過密問題を抱える事になる。
そこで、強制移住の出番となる。
が、既に惑星上で働いているロボ達は、定職に就いている。対応した職場が存在しない惑星に彼らを強制移住させても、失業者を抱えるだけの事になってしまう。
鉱山労働者ロボを送り込むため、開拓したら初手で鉱山を開発する……等、こまやかな配慮が必要。
仕事に応じてプログラムを入れ替えたりはしないのか…… ロボットもまた、「市民」であり、人格があるんだな……
と、このゲームの世界観を感じたりもした。
一番の目的、「研究」は、達成したと言っていいだろう。
通常の研究対象技術を研究しつくし、周回要素ばかりが並ぶ形になってしまった。
シールド+など、16レベルである。(この後更に2度強化した)
ついにシールドが船体値を越えてしまった……
このシールド開発こそが、アンビドゥンに打ち勝てた最大の要因だろう。
国内派閥でも終始科学系が大勢を占め続けていた。
(名称は適当に自分で日本語に付け直した)
そうそう、語り忘れていた事がまだあった。
最序盤に発生した「ワープビーストの蔓延る平行世界」のイベントは、結局、「戦況好転」「戦況悪化」を繰り返すばかりで、大きな何かが発生する事は無かった。
時折、次元間交易でボーナスが得られる程度で、地味なイベントのまま終わった。
そうこうしている間に、終わりの時は近付いていた。
アンビドゥンに破壊された惑星のテラフォームが完了。
終了までに、エフォル、ハッセレの両惑星の復興・入植地化が間に合う。
が、
この惨状である。
この廃墟、人口が増えれば再建する事が出来るのだろうか。
その行末を見守る時間はもう残されていない。
宇宙はまだ復興の途上にある。
この平和な時は、この先も長く続いていくのだろう。
そして、2500年。
パカリ研究院の挑戦が終わった。
最終ランキング
7位:元原始人、ク=バブ
元未開文明の原始人。砂漠惑星への入植で活躍。
乏しい戦力で果敢にアンビドゥンに立ち向かった姿は忘れない。
6位:孤独の東北、ジソリアン
排他主義らしく最後まで他国への関心が薄く、そのため、終始自国の領土を堅持。
その代償として他国からの……パカリからの恩恵を受けられなかったのか、この低位置となった。
5位:連邦盟主、ヒッスマ
保有星系数はそこそこあったが、パカリの恩恵を受けられなかったため、下位に甘んじる。
エキニャン滅亡により平和主義連邦は瓦解したが、ジソリアンが準加盟のため、一応連邦盟主ではあった。
4位:拳で語り合った友、ウィジラキ
領域の少なさの割には頑張った。パカリからの資源援助も地味に効いていたのかもしれない。
大要塞を構え、僅かながらアンビドゥンの侵攻を遅らせたのは、流石軍事国家と言った所。
3位:分身その1、パカリ学習院
惑星2つでスタートしたものの、その後伸び悩み、後発の大学院に遅れを取った形。
ちゃっかり混乱に乗じて飛び地を確保。4惑星でゴールイン。
君が大学院と仲良くしてくれていれば、もう少し銀河の結束が出来たのにな……
2位:分身その2、パカリ大学院
1惑星でスタートした後発の属国も、最後には星8つを持つ立派な国に育っていた。
対アンビドゥン戦で最も多くの艦艇を送って来たのも彼らだ。
いずれは本国をも越える力を持つかもしれない可能性を感じた。やはり、星=人口は力、か。
1位:パカリ研究院
MAPサイズの差からか、前回よりスコアは下がった。特に経済力が大きく下がっている。
が、研究は前回26265と比べ、大きく上回る。
無事今回のロールプレイは達成できたか。
またも銀河の危機がアンビドゥン相手だったのは不満でしたが、概ね満足の行く結果。
「ようやく分かった」事もまだまだ多く、多くの発見のある三度目のプレイになりました。
次は…… どうするかなぁ~
ロボの人口を70%にする実績でも狙うか……?
有機生命の絶滅でも掲げてみる?
外交孤立の狂排他でも使ってみようか……
そんなこんなで、この先もプレイ日記を書くかどうかは分かりませんが、まだまだ楽しんでいこうと思います。
それでは……
パカリ研究医院の観察 ~完~