さあ、最後の10年だ。
時間経過速度を通常にして、じっくり眺めて終わろう。
全方位との戦いを繰り返すアンビドゥン艦隊。
激戦に次ぐ激戦で、周辺領域はズタズタ。空白地まみれになっている。
1艦隊10万ずつはあった聖域のウィンダー艦隊も、連戦で疲弊しているようだ。
頑張ってくれ… 君達が力尽きれば、銀河の命運も潰える……
せめてもの援護として、余っている食料を進んで提供。
そんな中、ウィンダーの精鋭と思われる戦力値15万の艦隊が発進。
猛然と敵地へと突き進んでいく。
一方で、反対側の戦場では、連邦の一員であるボアズが乏しい戦力をかき集めて抵抗を続けている。
3万の艦隊で勝ち目のない特攻を仕掛け、壊滅する場面も見られた。
ボアズも余裕がなくなったのか、属国の吸収統合に踏み切る。
フジャシブリンはボアズの片隅で細々と存続を許されていた末期勢力。
お疲れさまでした……
一方で、ウィンダーの15万艦隊は快進撃を続けていく。
ずいぶんと戦いも長引いているが、厭戦状態によるペナルティは大丈夫なのだろうか?
たまには戦争状態の確認でもするか、と勢力一覧を眺めてみると……
戦争状態を示すアイコンが表示されていない。
アンビドゥンとの戦闘は海賊やドローンと同じ「勢力外」であって、戦争ではないのだろうか。
概ね全勢力がアンビドゥンとの戦いを続けている様は、まるで宇宙が団結しているような錯覚すら覚え、感慨深いものがある……
思えば、地球文明も様変わりしたものだ。
地球連合の母星は太陽系から遥か遠くの辺境に移され、原住民や難民を受け入れ続けた結果、人材も実に様々な人種が混ざるようになってきた。
ついに時は2500年のタイムリミットを迎えた。
まだゲームが終わらないという事は、2500年終了時点、12月末で終わるという事かな?
ふむ…… ウィンダーの15万艦隊が血路を切り開く今がチャンス……
地球方面8万の敵艦隊が分散し、4万に減った。
急遽前線基地化を進めていたシリウス星系で艦隊を増強。
最後に地球奪還作戦を発動する事にする。
戦いが終わっても、どうせ時間切れだから反撃も受けないさ!
もう時間が無い。最後に戦艦が1隻建造された所で、艦隊前進。
総力32000を敵軍41500にぶつける。最後に一矢を報いる戦い……
敗北を覚悟の上での突撃である。
先手を取ったのはアンビドゥン。射程なげーな!
おや?意外と善戦…… いや、戦力ゲージは55%くらいを維持して……
しかし、画面下のアイコン(意味は良く分かってない)を見ていると、地球艦隊はバリアこそ健在だが、敵艦隊より先に船体をズタズタにされてしまっている。
※追記 左から船体HP、装甲、バリアに与えたダメージ
※ つまり現実には殆ど敵本体にダメージが通っていない地球軍のボロ負け
※ 装甲ダメは0 敵が装甲を有していない事が見て取れる
ここからはあっという間。
ブラックウッド提督のリベンジはならず、地球艦隊最後の戦いは艦隊壊滅で幕を下ろした。
さてさて、これでゲームも終わりだろう。
時間を確認。
んん~~~~~~!?
既に2501年!?
ゲームは2500年にウィンダーの勝利で終了するって書いてたよね……!?
勝利条件ランキングを確認!
うっ…… 右下……
「銀河の危機発生中は勝利できない」
そ、そうきたかぁ~~~~~~~
うん、リセット。
戦闘前のデータをロードですね、ハイ。
しかし、これは…… 戦いが長引けば長引くほど、逆転のチャンスがあるんじゃないか?
い、いやいや…… もうこの勝ち目のない歴史を重ねていくのも疲れてしまった……
早いとこ銀河の危機たるアンビドゥンを壊滅させて、2回目のプレイに入ろうじゃないか。
目的は決まった。
延長線、開始!