正月早々、タイトルの通り、ZOE一作目@280円をサクッとクリアしましたので
なんとなく書いてみたりします。
とにかく短い、と聞いていたし、今更こんなPS2初期ゲーをただ普通に遊ぶのも
芸が無い、と思って、初回からいきなり「ベリーハード」にして挑んで見ました。
死ぬわ死ぬわ!
初回ボスの追尾弾を避けきれずに初死にして以来、クリアするまで36回死にました。
追尾弾をバリアで弾けると気付くまでに二度死んでたり・・・
死んで覚えて進めて行く、という感覚は、むしろACTよりSTG的な感覚でした。
敵のザコもLVが上がる毎に動きが良くなってくる、というのもいいシステム。
おまけにヘタにボコられるとザコとは言え瞬殺なので、常に緊張感が持続します。
(ベリーハードだからだけどネ)
骨雑魚>遠距離ホーミングレーザーでもいいが、
弾連射するとバリア張って固まるので、撃ちつつ近寄って格闘
デブ雑魚>遠距離ではハルバードで相殺されがちだし、骨よりガードが固いので
連射近接で安定。 が、固めそこなうととハルバドで痛打。注意。
爪雑魚>コンボが痛烈なのでできるだけ遠距離で戦いたい。
通常弾で動きを止めたところにガントレット、が安定。
が、もたついてられない場合は近寄ってダッシュ切り。
立ち止まっての近接コンボは厳禁。
この基本パターンを、ストーリーを進めつつ体験学習できる作りになってる辺り、
次回作へのステップでしかない小粒の本作を、コンパクトながら良質と言っても
いいレベルにまとめている、一番のポイントだろう。
上記のパターンを見抜いたとしても、それら雑魚の配置、組み合わせ、時間制限、
等で「こうしてれば安定」といったワンパターンさを生み出さないように配慮されている。
ザコを自分で操作するシーン、一撃で死ぬ被ウイルスシーン、そして時限爆弾。
一つ一つの爆弾の時間制限のため、今まで覚えたパターンを最高速で叩き込み、
次々撃破していかなければ爆弾処理が間に合わない緊張感は、
「ああ、ベリーハードにしていてよかった」と思わせる、ナイスバランスな難易度だった。
事実上の最後の難関があの爆弾解除シーンだろう。
対ヴァイオラ戦は適当にやっててもあまり苦戦しないので・・・・・・
距離、武器、装備、角度、等、3Dを活かした戦略を考えて戦わなければならない
本作は、へっぽこFPSモドキばかりのPS2ACTの中で、FPS系とはまた別方向に
構築された、稀有な成功例と言えるのではないだろうか。
ただ、それらの美点を全て潰すほど短いのが問題なだけで・・・
この小規模作でこの楽しさなら、絶賛されているアヌビスにはかなり期待しても
よさそうだ。
また、値崩れ品を探してみるとしましょうかね。