全てのMODデータの収集を終え、チームD3は最終目的地点、「スキンハウス本部」へと進軍する。

つまり、俺達と同レベルってぇこった」
「面白みのない敵ではあれど、油断は禁物という事ですか」
「なぁに、こっちにはロボ特効武器が結構揃ってますぜ? 旦那!」
「フフ…… 敵として不足なし、という所ですわね?」
「ヒヒヒヒ! 熱い肩慣らしも終わったトコだ、楽しみだねェ!」
「ヒャッハァーッ! 祭りだ祭りだ! 最後の血祭りだぁーッ!」
4-3-11「最後の死闘」
敵ステータスは50~60……
では、我らがチームD3の戦力はどうか。
ロック。 頼れるチームリーダー。

使用する伝説の斧の強さもあり、メンバー最強と言っていい存在に。
セベン。ひたすら防具鍛冶に打ち込んでいたサブリーダー。

防具鍛冶は93まで伸びたが、ついに94には届かず。
短期プレイではこの辺りが限界か。
ハチベエ。 義手義足の強みを活かしたタフな前衛。

敵が出てきたらとりあえずロックとハチベエをぶつけとけ、という使い方をしてきたお陰か。
隠密も高く、スカウトレッグを活かした潜入役としても役立ってくれた。
ココノ。 後衛ながら狼牙棒でも十分戦力になる暴れん坊シェク娘。

弓主体のため鈍器は50台止まりだが、後は60台後半。
他の前衛に見劣りする事なく、理想的な遠近両用要員に育った。
ジュー。 戦闘面ではココノと殆ど同キャラのような存在。

二人ともセベン・ハチベエ辺りより筋力が高い。
「重い」状態のままMODパワーで加速走行していたためか。
イレボン。人斬りを好む海賊らしく、刀で戦い続けた地味な前衛。

やたらヒャッハーと言わせていた以外特に特徴もなく、日常業務も鉱夫ばかり。
最後まで地味な前衛要員だった。
トゥエル。 いつもむき出しの足に不安を抱えてはいるが、未だ健在。

筋力は60台だが、他は40台ばかり。
新人達の中では戦える方だが、まだまだ強敵と五分に渡り合える域ではない。
一方、ロボット工学は81にまで伸び、立派に職人と呼べる域になっている。
ジュウザ。 唯一の重武器使いとしてデカい一撃を放つが、未だ実力不足。

重い武装のお陰で筋力は凄まじい勢いで伸びているが、他は40台止まり。
果たして彼がフラグメントアックスを悠々と振り回せる日は来るのだろうか。
合間合間に装甲板製造を手伝っていたので、次代の防具鍛冶は彼になるのだろう。
ホーティ。延々と弓鍛冶をしていたため、伝説のメイスは活かしきれていない。

クロスボウ鍛冶は84。来期でも元気で担当してもらいたい。
3人ともラストバトルで死なせたくないメンバーだ。
イチゴ。 武術修行は順調だが、完全な徒手空拳では流石に南東で戦えない。

とは言え、武術使いなので攻・防は素人レベル。
他に得意分野もなく、まだチームのマスコット扱いから脱せていない。
ジューロ。 弓と鉈を併用しているが、こちらもまだまだ実力不足。

こちらもまだステータス20~40台と安定していない。
来期での担当者が不在のため、武器鍛冶修行を開始。45まで伸びている。
※ステータススクショ撮り忘れ! 一番下に最終ステータスを載せておきます!※
以上、総勢11名。
この戦力で、果たして皮剥ぎ本部を攻め落とせるのかどうか……
「世界の果て」を出発し、大砂漠を経由して南へ。
魔境南東に突入する前にブリンクに立ち寄って荷物を整理しようと思ったのだが……

侍数人を殴り倒しての旅立ち……
然らば、スプリングで支度をするか。
あそこにも家を一軒買ってあったはず。


ランドバットに見送られながら、決戦の地へと赴く。

スプリングから、皮剥ぎ本部までは、そう遠くない。


多くのメンバーが耐性0だし、長期戦になると厄介だなぁ……
バニラだとTORI MOD環境より酸に弱くなるんだなぁ……
到着。スキンハウス本部。
シーズン4通算、893日目の早朝…… 決戦が始まろうとしていた。

敵対はしていないため、あっさりと派閥ボス・サヴァンの所まで潜り込める。

流石に寝袋は設置出来ないか。

しかし、ここサヴァンの城にのみ、彼用のベッドが一つだけある。
ここを回復拠点として籠城戦というのは…… 難しいか。

と、スクショを撮るのも忘れる程に、超あっさりと瞬殺出来てしまう。

流石にこれで今期の完走とするのは無味乾燥すぎるし、ダメだな……
そうだなぁ、ここに立て籠もっても敵が襲ってこなくなるまで……?
玉座で一時間経過しても敵が来なくなったら、チームD3が衛星へデータを送信するのに成功した、とみなして、それでゲームクリアとしようか。
となると、後は配下の掃討戦……
とは言え、流石に本拠地だけあって数が多く、手強い。

治療面で活躍してもらおう。

そうこうしている間に戦闘は屋外に推移。
屋内組と屋外組とに分かれてしまっていた。



やっててよかったピッキング初期訓練。
スキル30もあれば十分自力脱出は可能。
って、そうだ! そうだよ!
サヴァンのベッドなんて使えるはずがないじゃないか!
奴らは倒れる端から仲間を拉致って皮剥ぎ機にぶちこむAIなんだから!

指示出しが追いつかない。
イチゴ達戦力外メンバーには、倒した敵のCPUを引っこ抜いてトドメを刺す役目を与えるが……

あれ? これ…… ヤバくね??


気付けば、もう主戦力はロックとハチベエしか残っていなかった。
足元には、片足がちぎれる寸前のトゥエルが倒れている。

ロックがこんなつぶやきをこぼすのも当然だ。

そして……

再開地点は、スプリングからだった。
今度は、生肉だけでなく、皮を剥いで行く。

再び皮剥ぎ本部へ。

動物の生皮を持って来たのは、このためだ。
(野営カテゴリなので拠点扱いにはならない)テントを設置し、酸性雨地帯に回復用の仮拠点を設営。

迎撃開始。 10数体が相手で苦戦はするが、負けはしない。

と、ここで厄介なバグが発生。

なんとかこのハマリ状態を解消できないものかと色々試していると……
イチゴが拉致られていた……

ロック! 重荷を降ろして行って来い!



手足切断装置に放り込まれたイチゴの悲鳴が轟く中、ロックが全速力で走るが……
あっさり、自力脱出。

敵中から強引に突っ走って脱出。ロックと合流。

ちなみに、先程の攻撃できなくなった敵は、暗殺を仕掛ける事によって判定が復活。
無事バグを回避出来た。
イチゴとロックがキャンプ地に戻ると…… また、巡回部隊との戦いが待っていた。

ヒィ、ヒィ…… 消耗が激しい……
って、なんだこの数! 本部からここまで拉致りに走って来たのか!?

幸い、イレボンの身柄は拉致られる前に殴り倒して奪還。
大半は駆け抜けるだけで終わり、程なく戦いは勝利に終わったが……

もうボロボロである。

長期休養タイムを余儀なくされるが……
また、これである。

皮剥ぎ本部方面からの大行進。
もう少し離れた位置にキャンプすればよかったか……
延々苦しい戦いを繰り返し、ようやく全員が全快。

ようやく敵本部に再挑戦だ。
かなりの数を減らしたはずだが……

うーん、まだまだどっちゃり残ってるなぁ……
強引に突入しても、また死者を出すだけか。
と、敵陣中に小さなダメージ表記が浮かぶ。
何ごとか? と、敵陣にカメラを飛ばすと……

しかも、ごく一部が反応して皮剥ぎに射掛けているだけで、他の面々は戦おうとすらしていない。
皮剥ぎの方からの反撃も無い。
ありがたい援軍だが…… 非力な射撃がたまに飛ぶ程度で、大勢に変化は無い程度である……
んじゃま、こちらはこちらでコツコツと釣り出しをするまで!


弓で1~2体ずつ引っ張り、囲んで叩く。
消耗してきたらキャンプ地に戻って回復。

この繰り返し。
さて、残りは何体かな……

ううっ…… まだまだ先は長いなぁ……
と、全快を待っている間にまたイチゴが拉致られる。
君らほんとイチゴちゃん好っきゃな!

囲まれて殴られ、チームは不利な状況で戦わざるを得ず……

仲間の救出にメンバーを送り込んだ所で各個撃破され……


また、死亡リセットする羽目に……
再開すると、キャンプで回復中の場面で、速攻でジュウザが拉致られる所だった。


今回は慌てず騒がず、ジュウザの自力脱出を待つ。
慌てず騒がず、隠密して自己治療してから……


だっしゅ…… つ…… に失敗。
ハチベエを救出に送り込み、担いでササッと脱出。
流石は高隠密のスカウトレッグ使い!

救出を待っている間、他のメンバーで敵地入り口前に雨除けを設置。
傷が浅い間は一々回復キャンプまで戻らず、本部前テントで戦うか……と、作戦を変更。

この方が効率がいい。
この作戦は上手く行き、敵の頭数は順調に削れて行った。

が、巡回部隊との激戦を繰り返す中、一つ、小さな悲鳴が上がった。


倒れたのは一瞬。なんという根性。
左腕を切り飛ばされて尚、ジューロはそのまま戦闘を継続していた。
血溜まりが痛々しいが…… 傷はすぐにふさがり、血液量も完全に回復。

射撃戦しかしていなければ、打たれ強さ不足でどうなっていた事やら。
しかし、これで本格的に彼女は「お荷物」になってしまった。
今回に限って、前回のバックパック探しの冒険の後の荷物整理の際、もしもの時用の義手義足セットを置いてきてしまった。
(下手をすると、どこかの倉庫内でMODバックパックごと消えてしまう事になるかも……)
仕方ない。
今は素手のイチゴと2人で、防御姿勢を取っての援護行動のみに従事させるとしよう。
とうとう損害が出てしまったが、削り戦は概ね準中。
そして、釣り出す敵が減っていったため、敵陣中の第二帝国兵にまで釣り出しが届くようになってしまう。

おのれサヴァン、前世と違って第二帝国とグルなのかっ!
本部の敵は35体まで減少。

ジューロが犠牲を払った戦いもあったし、徘徊部隊もかなり倒してきているはずだが……
そういう仕様なのだろう。仕方ない。
義手を取りに戻ったりはしない! ただただ戦い続けるのみ!
今度は、第二帝国ごと両者共に叩き潰す!


弾の自作を禁じ、マトモなバックパックも用意出来ない縛りプレイの弱点が出た形だ。
釣り出しに使うだけなら、等級低めの敵の弓でも問題はない。
と、そろそろ回復に戻るか、とキャンプで寝ていると、新手が出現。

もうアッシュランドは目と鼻の先だもんなぁ
振り切って走りつつ、皮剥ぎの巡回をアイアンスパイダーにぶつける。


ふふふ、争え争え!
おや、なんだか一気に巡回隊が減ったな……
そんなにたくさん倒してないと思うが……

サヴァン城の前を闊歩している敵の数はもうあと数体。
ロボ特効29%の伝説の斧を手にしたロックを送り込み、その数体を叩き潰して行く。

痛快なダメージ。 素早く殴り倒して行くため、囲まれる事なく残っていた敵の殲滅を終える事が出来た。

ま、まぁ、新人は置いていかないと決めて来たんだし!
一人じゃ釣り出しも上手くいかなかったかも! 結果論結果論!
とにかく、これで掃除は終わった。
残る20数体は、奥の建物の中だろう。

いよいよだ。
「おう、大将。アンタの命、頂きに来たぜ!」


メイトウ持ちの派閥ボスは、最後に根性を見せ、範囲攻撃をブン回す。
こうなるのは分かっていたが、最後の戦闘だからと集結させてしまった。

お約束だ。失礼するよ。


こうして、メイトウと秘伝書と傑作防具を奪われた皮剥ぎ王は、皮剥ぎ機の中で最期を迎える事になったのであった。
秘伝奥義、四肢もぎマシーン設置パワーを習得!

そして、一時間が経過。
898日目、21時。
5日半を超える長期戦の後、ついに任務が完了する。

さあ、次元スライドが発動するまで、チームは落ち着ける場所に移動させておこう。

とは言え、最寄りの町となると、ここになる。

こんな小さな小屋での別れになるとは、少々寂しいものだ……

「ワシの脚線美に磨きが掛かったのも、ロック達のお陰……
別れは辛いのう……」
「フッ、立派に後を継いで見せると吠えたのは俺達だぜ?
野暮な涙はよそうじゃないの」
「ま、今日くらいは感傷的になってもいいじゃあないかね、チミ達?」

「もっと修行つけてもらいたかったなぁ……
私なんて、ジューロにも負けるくらい、まだまだひよっこだもん」
「比較対処にされてっと、なんか腹が立つねぇ……
ハッ、ま、追い抜かれないように精々頑張るとしますかね、アタシも」
「あら、それは置いていくのかしら?」
「元の世界に持ち帰るのは、あくまで「愛用の装備」って事で!
いいですよね? セベンの旦那?」

稀なる異世界の物品でもなし、ここに捨てて行くとしよう」
「だがよぉ、次元すらいどってぇワケの分からん現象の後、果たしてここに置いたモンがそのまま残ってんのかどうかってぇ問題もあらぁな?」
「ヒヒヒヒ! そればっかりは観測者様でも分からねえだろうさ!」
「ヒャッハァーッ!! 結果は次元スライド様のみぞ知るってかァ!?」

「よかったのかしら? 何も言わずに出てきちゃって」
「よせやい、涙の別れなんざぁ俺ァ御免だぜ」

「ヒヒヒ! 違ぇねーや!」
「ヒャハハァ! 蛮族、海賊、野盗くずれの俺達だ!
似合わねぇ似合わねぇ!」
「ああ、惜しむらくは探求すべき未知なるモノにもう出会えぬ事……
歓喜と惜別が同時に押し寄せてくるようだ……」
「なら、元の世界に戻ったら、俺と一緒にブルワ団をブッ潰すトコから始めてみっか?」
「おお、結局闇の機械神アズラエルが実在しているのかどうか、分からずじまいだったからな!」
「トホホ、親分達に付き合ってたら命が足りねぇや!」
「ヒヒヒヒヒ!」「ヒャハハハハァーッ!」
「行ってしまったのぉ……」
「寂しくなっちゃうなぁ、ほんと……」
「ハハッ、口うるさいのがいなくなって、気楽なもんさ!
こっからはアタシらの自由ってもんさね」

「おお、新世界の夜明けか! しかと目に焼き付けたいものだ!」


「修理屋」チームD3はその任務を終え……

シーズン4、899日目。
次元ポータルが輝き、新たな世界で、チームD4の旅が始まる……
シーズン4 第三期
レジェンズ&40K編
完
そして、次なる冒険の世界は、大きくこれまでとは条件が異なり…………
<続く>
最終ステータス











