地球帝国に新たに接触を図ってきたのは……
宗教勢力「ボース」。
そして……
民主主義勢力「シントモロイ」の2つ。
シントモロイはかなり友好的で、早速共同研究、および不可侵条約の締結を持ちかけてくる。
無論、了承。(協定を結ぶと影響力の産出が減るのだが…)
ボースは既にシントモロイの属国。
ご覧の有様の風前の灯勢力だった。
ボスであるシントモロイの方は、見た通り、ヒダリ帝国と敵対していて、こちらと共闘できそうな関係にある。
ここは、両者共に仲良くしておいた方が良さそうだ。
上手くシントモと地球とでヒダリを挟み撃ちしたいものだ。
続いて、キノコパウダー(仮)発見。
これも結構建造物の消費材として量が要るんだよな。
今の所はほぼ必要ないけれど。
今度は、また別の勢力の船が南方の国境に出現。
慌ただしいな……
外見はボースの色違いで、同系種族っぽい。
なんか艦隊戦力が10万もあるので、怒らせたくない相手である……
さらにさらに、次なる勢力から通信が入る。
「聖地の守護者」ダバクス。
!!
聖地の守護者!!
こ、これは、あれだ…… 周辺のガイア型惑星に入植するとブチキレる、例のアレだ……
絶対に敵対してはいけないヤツ…… ガクガクブルブル
今回は昆虫型の種族になったか……
しかし、うまい具合にシンモトロイの頭を抑えてくれてて、こちらは余白地帯に落ち着いて手を出す事が可能。
ウマウマの入植予定地もちょいと離れているから、彼らの聖地ではないだろう。
こいつぁありがてぇ
さあて、地政学的にも外交的にもいいかんじになってきたので、そろそろ戦争の支度を急がねばなるまい。
ぼちぼち軍備を増強しておかなければ、海賊が発生しただけでもてんてこまいになる。
このディフレクターと船体改良の研究が終わったら、コルベットをアップグレードして、攻め込んでみようか……
戦力的に不安もまだあるが、発掘した古代の巡洋艦の力を見てみたくもある。
と、奇妙な提案が、放浪船団から来る。
アルゴラブ星系に住みたい、と言うのだ。
資源は乏しく、居住性はわずか20%。入植を見送った宙域なので、ここで恩を売っておくのは賢明に思えるのだが……
問題のアルゴラブ星系は、カタカナに改名している事からも分かるように、重要地点と考えている場所なのだ。
ここには、前回発見した古代のジャンプゲートがある。
10万艦隊を持つ放浪の先進種族にゲートを渡してしまって、本当にいいのだろうか……
定住を許可すると、その宙域には新たな国が発生し、新勢力として加わる事になる。
よし…… 決断!
ここにアルゴラブ州国が建国される事となった。
ありゃ、エンブレムがボースと同じだ。紛らわしい。
政治形態もボースと同じ神権。
そして、彼らは10万もの艦隊を持っているにも関わらず、庇護を求めてくる。
彼らはなんと自ら進んで地球の属国になってしまった。
もしかして、有事には10万艦隊が用心棒になってくれるのだろうか?
流石に星域を明け渡すという大恩ある地球に牙を剥く事もそうそうあるまい……
ここはガッツリ仲良くなって、いずれ来る地球連邦設立の礎となってもらおうではないか。
相互移住の提案も受けちゃう。
異民族がいれば、タイプの違う惑星に入植する時有利に働く事もあるし~
更には、シンモトロイから防衛協定を持ちかけられ、いずれ来る対ヒダリ戦を鑑みて快諾。
国際情勢はこうなる。
「圧倒」の昆虫帝国以外は、地球、ヒダリ、シンモトロイ、レギンチュが対等で並んでいる。
あら、放浪船団=新国家ではなく、放浪船団から降りた一部の者が新国家になった、という形か。
そりゃ、戦闘力10万の艦隊がホイホイ属国艦隊になるはずもないか……
船団が敵に回らない事が確定しただけでよしとしよう。
お膳立ては整った。
そろそろ、関係を悪化させていこうじゃないか。
「狂信的権威主義」を持つヒダリ帝国に、こちらから侮辱を行う。
「市民に自由を与えないのは、与えたら国が崩壊するって分かってるからなんだよねー?」
ナイステキスト。
返礼に、相手からも侮辱が飛んでくる。
フフフ、いい関係が構築できたようだね。
さあ、いよいよ戦いの火蓋が切って落とされる……のか?
予定通りに行って欲しい!
事前に入念な戦力チェックはしなきゃね!