#MARVEL_HEROES 元ネタ紹介 プロローグ編
長らくパッチも来ず、環境に変化が無いので、記事にする話題に事欠く…
という事で、ゲーム内に登場する原作ネタにもちらほら触れて行こうかな、と
記事化してみました。
まずは、プロローグから。
銀行強盗に参加している「ブラックキャット」。
彼女は怪盗を父に持つ怪盗二世。
スパイダーマンの敵として登場しましたが、彼に惚れてしまい、改心して付き合い始めます。
このゲームでも、依頼されて盗みをしているだけで、根っからの悪党としては描かれていません。
なんだかんだあって別れた後、スパイダーマンがメリー・ジェーンと結婚してしまい、フェードアウト。
ややマイナーキャラ気味なポジションに落ち着き、今ではヒーローの陣営にいます。
女性ヒーロー仲間のヘルキャット、フォトン、ファイヤスターとは親友同士。
ルーク・ケイジのいない時期に結成された「ヒーローフォーハイアー」に参加したりもしています。
次に、超人刑務所「ラフト」。
離島に建設された、様々な能力を持つ超人を拘禁するための先端設備が整ったハイテク刑務所ですが、ある人物の手引でパワーを取り戻したエレクトロにより、停電を起こされ、数十人のスーパーヴィランによる一斉脱獄が始まります。
この時期、アベンジャーズはスカーレットウィッチ発狂事件の後ズタズタになっていて解散中でしたが、事件発生後に駆けつけたキャプテンアメリカとアイアンマンを中心に、その場にいたヒーローで即席チームを組み、ニューアベンジャーズが結成されます。
コミックを読んでいない人間にとって馴染みのない「スパイダーマンとウルヴァリンがアベンジャーズに在籍」という状況が、ここから始まりました。
このエピソードは翻訳本「ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」も出ています。
ラフトを占拠したヒドラ。
彼らはナチス残党の末裔で、本来ボスはマダムヒドラではなく、ナチ幹部の生き残りである「レッドスカル」ですが……
原作のラフト脱獄編(ヒドラにスカル不在でマダムがボス)に合わせたのか、ナチス要素をゲームに出さないようにするためか、キャプテンアメリカ最大のライバルであるにも関わらず、スカルは全くゲームに登場しません。
ちなみに、ヒドラ兵士のデザインは映画「キャプテンアメリカ ファーストアベンジャー」でのデザインをベースにしていて、青い光を放つ武装なんかは、まんま映画でコズミックキューブのエネルギーを使った武器そのものですね。
追尾ビーム玉の威力が結構高いのも、キューブの力なら納得。
リビングレーザーに関しては、そんなに詳しくないのでパスを…
肉体をエネルギー化している、アイアンマン系のヴィランです。
B級ヴィランながら、アニメ「アイアンマン ザ・アドベンチャーズ」ではかなり美味しい役どころで登場しています。
プロローグチャプターのボス、グリーンゴブリン。
ご存知スパイダーマン最大の宿敵であり、正体は大企業の社長、ノーマン・オズボーンです。
息子のハリー・オズボーンはスパイダーマン=ピーター・パーカーの親友ですが、ノーマンは道楽息子のハリーより、天才科学青年のピーターの方を気に入っており、何かと目をかけていました。
自らの開発した薬品によって怪人となり、狂気に蝕まれた挙句、当時のピーターの恋人グウェンを殺害し、その後自らの放ったグライダーに突き刺されて死亡しました。
その後、薬品の力で蘇生しましたが、色々あった後に逮捕され、収監されたヴィランが政府の命令で働く「サンダーボルツ」のチームリーダーに抜擢され、以降の活躍により、出世街道を駆け上がり、異星人の侵略が発生した時にはアイアンマンの失態を上手く利用し、S.H.I.E.L.D.長官の座と彼のアーマーをアイアンマンから奪います。
そこから先、MARVEL世界は「暗黒時代編」に突入し、彼が全軍を率いてアスガルドを攻撃する「SIEGE編」で失脚・逮捕されるまで、MARVELコミック史上に残る大長編展開のラスボスとして君臨。
偽ヒーローチーム「ダークアベンジャーズ」、「ダークX-MEN」、S.H.I.E.L.D.を再編した「H.A.M.M.E.R.」を配下に持っていました。
当時のX-MENとオズボーン軍の戦いでは、ノーマンの目を自身に引きつけ、やられ役を引き受けながら全X-MENで敵を包囲殲滅するという、サイクロップスの見せ場もありました。
ピーターの恋人だったグウェンに子供を産ませたり、息子ハリーの婚約者を寝取って子供を産ませたり、昔より根っからのゲス外道として描かれるようになっているのも特徴。
ゲームでのプレイアブルヴィラン(原作でヒーロー側にいた事があるキャラ限定らしい)として登場する事は、おそらく無いでしょう。
中身が息子のハリーの方なら、もしかしたら、グリーンゴブリンもいつかは使えるようになるかも……?