気刊くろみつタイムス

主にゲームプレイ日記。過去記事一気読みは「目次」からどうぞ! ※他ブログからのインポート引っ越し時に改行崩れ&画像消滅が発生しています。

種D最終回所感

物足りない!

やっぱり時間が無いんだなぁ、と

バンクと使いまわし多すぎ

こりゃ各地の掲示板大荒れだわなぁ

まあ、騒動は置いておいて、自分なりの感想を。

第一に残念なのは、シンには敗北しか与えられず、救いがルナにすがりつく事しかなかったという点。

彼の胸の内は何一つ晴れていない。

これからも彼には「勝てなかった」「守れなかった」という思いだけが残るのでは……

明日に生きろと言われても、彼に残された明日はルナしかない……

次に、最終回前から分かっていた事だけれど、デュランダルvsキラの思想のぶつかりが一方的な押し付け合いである点。

ディスティニープランさえなければ彼は名君と言ってよかっただろう。

運命計画さえ止められれば、オーブ陣営には戦う理由が無いはずなのに、

いきなり軍事力で阻止にかかったのは、番組の掲げるテーマからするとちょっとおかしくないか、と。

『貴国の提示するプランに我々は批准しない』と連合と連名で意思表示すればいいだけの事で、

艦隊を動かしていきなり敵対「行動」をしてしまうから、殲滅されるワケで。

それと、やはりキラ最強伝説がこの一年を通しての最大悪の一つだった。

悩みもなく、最強の力を持つキャラクターが、何の苦境もないまま物語を引っ張るというのは

物語としてカタルシスが無いどころか、不快感さえ招くものだと、分からなかったものだろうか。

その分、悩みや苦しみを一身に受けたシンがあまりに哀れでならない……

後は、演出不足。

スケジュールが後へ後へと厳しく詰められていった結果なのだろうが、

各キャラクターがAA組の意思に味方するに至る心の動きが描ききれていない

特に、レイ

「明日」というキーワードを軸にしたのは、前作の「終わらない明日」と好対照で

いいのだが、各キャラがそのキーワードをきっかけにいきなり弱気になりすぎている。

意思と意思が戦い、ぶつかり、決着を付けるというロボットアニメのラストカタルシス

無いので、どうしても物足りなさが大きくなる。

デュランダルの暴走した正義の終わり、という流れで見ると、切なく見れるラストだったのだけれど、

説明不測と、ラストの戦いがいずれも一方的、かつ、バンク使いすぎ、という点で

残念な結果になってしまった。

最終エピソードだけ二時間枠くらいで作り直したDVDとかがあれば是非見直してみたい、

と思う。

とにもかくにもロボットが動かないアニメのまま終わったのが残念でした。