あけました。
年始でアニメも少ない事だし、と今のうちに色々とＨＤＤレコの
整理をしているのですが、やたらとファイル数が多くて困るの
が、毎朝二～三分程度放送といういわゆる五分枠番組「みど
りのくにのこえだちゃん」について少々。
これがなんと今時コマ撮りの人形アニメ。
ほとんど関節も無いので、手を動かす、首の向きを変える（横
のみ）、目のパーツを変えて表情を付ける、くらいの演技しか
できなかったりします。この人形。
このくらいならＣＧでやってもよさそーなのに、こだわりがある
のでしょーかねぇ
内容は、なんという事はない、日常ほのぼのモノ。
ですが、設定に謎が多いです。
まず主要登場人物、全員家族なしの平原・森での一人暮らし。
家の中にある本やら家具やらの色々なモノはどこで買ってい
るのかも謎。
自然派のサバイバル自活生活をしているにしては、違和感の
ある文化的生活をしております。
こえだちゃんは割と普通の女の子に見えますが、友達の「きの
ちゃん」「こりんごちゃん」達は、頭がキノコだったりリンゴだった
りします。もしかしたら人間ではないかもしれません。
リスとウサギが喋るくらいは当たり前の事として受け止めるとし
て、「緑の国」はかなりのファンタジーワールドなのでしょう。
ここまで書いてから公式サイトを調べてみると、設定がちゃんと
載ってました。どうやら、彼女達はえらく小さな種族のようです。
「あなたのすぐそばの木やお花を見てみるとちっちゃなドアがあ
るはずです」
ということは、かなりの妖精サイズ。という事はリスやウサギも
激しくミニマム！？ しかし彼女達の舞台となる景色はノーマル
サイズ･･･ どうやら舞台となる世界は、小人の国として人間世
界とは別の世界であるようです。
ようです。
登場人物にも目を向けてみましょう。
「みんなを幸せでいっぱいにしたら、いつか虹を渡って色んな世
界に行けるよ」という星のお告げ（夢の中だが）を信じている、ち
ょっと頭の弱い天然系ヒロイン。
・リスくん
飼い主に輪をかけた天然馬鹿で、この番組最大の悪。殆どの事
件の黒幕。性格も悪い。
「悪い事をしたら謝らないといけない」というテーマの話もあったが、
悪い事をすること自体が全く直る様子がない。
リンゴの絵を本物と思って突撃して破ってしまったり、特性シロッ
プを勝手に食べ尽くしたり、弁当を一人で全て食べたり、食い物
が絡むと即座に理性を失う。
みどりのくにでなければとっくにイジメられっ子になってるはず。
しかも臆病キャラで、オネショまで疲労。つーか布団で寝るのか！
責任を他人になすりつけるなど、根っから腐っている片鱗も垣間
見える。
・きのちゃん
ピザを作るのが得意。三人組では元気っ子系に当たるのか？
直情とまではいかなくとも、多少ガサツ系要素の片鱗が。
ＣＶちばちーの口調からしても、あいこっち系ぽい。
・うさちゃん
きのちゃんのペット。リスくんともども、どちらかというと同居人的
存在。 ＣＶ皆口裕子だけあっておしとやかキャラ。
・こりんごちゃん
画家を目指している。三人組ではおしとやか理知系キャラ？
かくれんぼでは常に一人勝ちらしい。とにかく地味。
・ことりちゃん
おそらくこりんごちゃんのペットだろうけれど、出番が少ないので
不明。 その機動力を活かしてチョイ役を着実にこなす。
ある意味登場人物の中で最も有能。
大体のパターンは楽しい日常生活中にリス君がハプニングを
起こし、「ハハハこやつめ」というパターンが多い。
オチとして使うため、物語のヨゴレ役を一手に引き受けるリス君
の働きっぷりを見るのがこの番組の楽しみとも言えます。
道徳系情操教育モノ的な要素もあるものの、ほんっっとに中身が
薄いのが最大の特徴。 萌えも、元気さも、ヒネリもなく、淡々と
微笑ましい光景が続くといった印象。
本当に、なんで自分はこんなのを一話欠かさず録画しているのか
と首をひねりたくなります。
いくら「萌えない系にこそ萌える」自分とは言え、この番組でハァ
ハァするのは無理！
まさに、朝のひと時に空気のように消化するにピッタリなこの番組、
特にオススメもしませんし、別に見なくてもいいです。
これからもこの番組に無理やり楽しさを見出していこうと思います。
「こえだちゃんを楽しむのは俺一人でいい・・・」
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追伸、
なぜかＣＭの順序が
ブロッコリー＞ＴＡＫＡＲＡ から
ＴＡＫＡＲＡ＞ブロッコリー に
すぐに変わってしまった事にはツッコまないようにしときます。
